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アナザー・キンキの中間報告「試行錯誤を重ねた4月。売り上げをご報告します」

こんにちは!キンキチームの佐向凜々花(さこうりりか)です。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
GWも過ぎ去り、落ち着いた日常が戻ってきました。

前回公開したnoteでは、キンキの4月目標を300万円と発表しましたが、今回はその目標に対する結果を報告いたします!(ドキドキ)

早速ですが…
4月(4/5-4/30)のキンキの純売上は267万円でした。
多くの方にご購入いただき、誠にありがとうございます。
ですが、目標の300万円には40万円ほど及ばず、目標を達成することができませんでした。

アナザー・ジャパンは、9月に予算達成したきり、ずっと業績がよくないので、ここで歯止めをかけたく、300万円という目標は本当に達成したかったです。
(目標達成できない流れを変えたかった…!)

しかし、力及ばずでした。
すごく悔しいですし、正直とても落ち込みます。
日々の売り上げ目標にも届かないことが多く、気分が上がらずに気落ちしていたことも多かったです。ずっと経営をされている方は本当にすごいなと思いました。

1ヶ月経過した今の気持ちは最後に綴るとして、経営数字の振り返りを行いたいと思います。
まずは、他の企画展との初月売上の比較になります。換算売り上げをみると、売り上げが低迷し続けていることがわかると思いますが、アナザー・キンキでは、客単価が比較的高いことが特徴です。
売り上げは客数と客単価を掛け合わせて出されるものなので、客数が課題であることが明確です。(とはいえ客単価も上げていきたい。)



そして、来店回数別の分析を見てみると、3回目以上来店のお客様の客単価が非常に高いことがわかります。アナザー・ジャパンが開業して9ヶ月ほど経過しましたが、徐々にファン層を厚くできている実感があります。

なお、アナザー・ジャパンでは「地元客」か「非地元客」かの聞き取りをレジコミュニケーションに組み込んでいます。キンキ4月の結果は以下の通りでした。

キンキの地元客の客数構成比 20%は、他のエリアと比較すると高いです。客単価が高いのは、他エリアと同様の傾向です。ターゲティングとして「エリア出身者」が重要であることがわかります。また、キンキから「外国出身」の選択肢も増やしました。単価の高さからもインバウンド対策が急務ですね。

新しい傾向、発見は組織にとって財産だと思います。特に売上が下がり続けている中では、次の打ち手を考えるための重要なヒントになるので、見逃さないよう丁寧に振り返りを続けていきたいです。

発見はありますが、数字の結果と向き合うと、今のままでは不十分なんだと否定されている気分になります。
(このnoteもどうお伝えしたら良いか悩みすぎて、2週間くらい時間が経ちました、、)
中川政七商店の中川淳さんが以前おっしゃっていたことで、このnoteを書きながら思い出した言葉があります。

「現状は否定するけど、自己否定はしない」

そのお言葉を思い出し、自分を信じつつ、現状は改善を積み重ねながら諦めずにやっていくだけなのかなと思います。

とはいえ、アナザー・ジャパンとしては明るい兆しが出てきています!
4月1日〜30日の1ヶ月間では、純売上300万円を超えました!!300万円は12月以来です。
2月が200万円だったので、なだらかなV字回復ではあります。(この兆しを絶対に逃さない!!)

そして、5月の目標はというと、350万円です。
5月は4月よりも日数と休日が多いため、最初に設定した4月の日別目標(平日10万円/休日14万円)を達成すると354万円になります。

しかし、予想を算出すると350万円には届かないです。
なお、これまでの傾向として企画展の2ヶ月目には必ず売上が落ちています。既存の取り組みだけでなく、店内外に動きを作り出す必要があります。
動きを作り出すために力を入れることは、事業所様巻き込みです。

4月の1ヶ月間で3名の作り手さんと実演販売会を行いました。やはり作り手さんに実際にお越しいただき、直接お客様とお話いただくと、その商品が動く上に店内に活気が出ます。また、SNS発信もすることで、作り手さんや商品の露出のきっかけにもなっているなと思います。

さらに5月は1ヶ月間かけて作り手さんと喋りまくるインスタライブを開催しています。
Instagramはこちら!▶▶️
tps://instagram.com/another_jpn_tt?igshid=MzRlODBiNWFlZA==


事業所様とコミュニケーションが取れ、事業所様の熱烈ファンに接点を持てるという点で感触的には良い施策だと思っています。(佐向が皆さんとお話できるのが嬉しくて自己満しているだけかもです)
実際にインスタライブをみて商品を買いに来たお客様もいらっしゃいました。

キンキではLINEのお友達増加にも力を入れており、来店回数ごとにプレゼントをお渡しするスタンプラリーを行っています。
キンキが始まってからの1ヶ月間で102人の方に登録をしてもらいました。
カントウの2ヶ月間では77人(外部出店でのLINE登録者数48人を含む)だったので、比較的結果が出せているのではと思います。

他にも雨の日施策や代引き強化施策などやってみておりますが、まだまだ売上という結果には反映がされていないです。キンキでは、いろんな施策を試し、筋の良いものを1つでも見つけて次に引き継げたらなぁと思っています。

色々と書きましたが、1ヶ月経過した感想としては、「自分の地域の企画展の舵取りをすることは、本当に楽しい!」ということです。

仕入れ出張の思い出を引っ提げてお客様に見てきたもの、感じてきたものを共有する。そして共感してくださったお客様が手に取ってくださる。これ以上ない喜びです。
そしてなんと言っても、事業所様が少しでも喜んでくださること。やりがいであり、頑張れる源となっています。まだまだ至らない点ばかりでご迷惑、ご負担もかけているのですが…。

作り手さんのところに足を運び、多くのものを学び吸収して、伝え手として店舗に立つ。楽しい仕事ですが、同時に難しさも強く感じています。

ものづくりを正しく伝える、感動をお客様にできるだけ距離を持たせずにダイレクトに伝える。それがすごく難しいです。ものづくりの現場を見て、作り手さんとお話をすると絶対にその人、そのものに愛を持つし、尊敬して手に取りたくなると思います。その現象をアナザー・ジャパンでも起こしたいけど、どれだけできているんだろうと自信がないです。多分全然できていない。残り1ヶ月で、少しでも自分なりのやり方、回答を得られるようにしたいです。

長くなっておりますが、、4月の1ヶ月では、たくさんの方にご来店いただき、たくさんの応援のお言葉もいただきました。
お取引企業の皆様にも店舗に足を運んでいただいて、一緒に販売会をしていただいた方もいらっしゃいます。皆様のおかげで今がありますし、本当にたくさんのお力をいただいています…。ありがとうございます。

お客様の中には、キンキ企画展内で何度も足を運んでいただいている方もいて、馴染みのお客様が増えてきました。お仕事終わりにふらっと寄ってくださり、「この前のこれ美味しかった〜」「これ本当に使い心地いいの!」とお喋りするのが楽しいです。作り手さんとはコミュニケーションを多くとらせてもらう中で、お取引を超えてお互いのことを深く知っていき関係性が多面的になっています。

商品やアナザー・ジャパンを通してお客様と作り手さんをお繋ぎできた時は、本当にアナザー・ジャパンに参加して良かったとやりがいを強く感じます。
「伝え手」というこのお仕事が好きなんだと思います。

残りの期間も皆様への感謝の気持ちを忘れずに、少しでも恩返しができるようにしたいです。

今回もお読みいただいた方、ありがとうございました!
noteの文章書くのすごく苦手で、これを出す目的は?と自問自答しますが、ありのままの気持ちを綴りました。いろんな感情が渦巻いていて、ここに書けないようなこともたくさんありますが、少しでもアナザー・ジャパンの内側が伝わればと思います!

今回のライター:Sako Ririka (キンキ)

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