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【コラボ商品「聖夜のしずく 夕星」 ドタバタ誕生秘話】

こんにちは!2期キュウシュウセトラーの上田声美(うえだことみ)です!

みなさま、8月9日~10月1日まで開催していた2期アナザー・キュウシュウ展は、お楽しみいただけましたでしょうか?

なんと今回、株式会社クリーン・マットさま×2期アナザー・キュウシュウ展のコラボ商品「聖夜のしずく 夕星(ゆうづつ)」が、クリーン・マットさまにて引き続き販売していただけることになりました!


株式会社クリーン・マットさまは、昨年の1期キュウシュウ展に引き続き、今年もお取引いただいた事業者さまです。アロマ事業部のみなさまが長崎から東京の店舗までお越しくださったり、アナザー・ジャパン公式SNSも日々チェックしてくださったりと、1期キュウシュウ展の時から活動を見守り、応援してくださっています。

そのような有難いご縁があり、2期目ではさらに進化してコラボ商品も作らせていただくことになりました。

「聖夜のしずく 夕星(ゆうづつ)」は、キュウシュウ展の期間中、長崎県の郷土愛×偏愛特集にて販売開始したブレンドエッセンシャルオイルです。
オレンジとヒノキの穏やかなアロマの香りが魅力で、期間中は多くのお客様に手に取っていただくことができました。

キュウシュウ展は終わってしまいましたが、クリーン・マットさまの「アナザー・ジャパンを引き続き応援したい」という想いから、今後は「聖夜のしずく」公式オンラインショップにてお買い求めいただけます。

コラボ商品を通じてアナザー・ジャパンを知ってくださる方が増えると思うと、大変有難い限りです。こんなに応援してくださり、本当にありがとうございます。

実はキュウシュウ展は「間に合ったことが奇跡」と言われるほど仕入れが難航していましたが、その裏側で今回のコラボ商品「聖夜のしずく 夕星(ゆうづつ)」も作っていました。

当時を思い返しつつ誕生秘話を書いてみましたので、ぜひご覧ください、、!


コラボ商品 誕生のきっかけ

遡ること4月。

昨年のキュウシュウ展にてお取引いただいたクリーン・マットさんに、新たに2期生としてご挨拶に伺うと、「今年はコラボ商品とかもできたら良いですね」というお話がありました。

もしできたら嬉しいな、、と夢のように感じつつも、その後にキュウシュウ展全体の仕入れが押しに押してしまい、「もうスケジュール的にコラボ商品は難しいかもね、、」とチームでも内心諦めかけていました。

しかし・・・

2期生から新たに始まった、セトラーの個性を生かしたMD企画「郷土愛×偏愛特集」。

その長崎県の特集期間は、9月1日から開始予定。つまり、8月の開業ではなく「郷土愛×偏愛特集」にスケジュールを合わせることで、コラボ商品の開発ができるかもしれないと考えました。

せっかく長崎の特集があるし、2期キュウシュウ展は「事業者さんも巻き込んで盛り上げたい」と話していたし、、。ただでさえ緊張してしまう商談の場で、恐る恐る「実は今年は”郷土愛×偏愛特集”というものがあって、、、」と改めて正式にコラボ商品のお願いをしてみると、

なんとご快諾のお返事が!!泣

自分たちの企画展でコラボ商品をお取り扱いできるということが、本当に嬉しかったのを今でも鮮明に覚えています。

その後いただいたメールには
「タイトなスケジュールですが、何とか間に合わせたいと考えております。」とあり、こんなに大変なご協力をくださり、何とお礼申し上げたらいいのか、本当に有難かったです。

そんなわけあって、2期アナザー・キュウシュウ展と株式会社クリーン・マットさまとのコラボ商品作りが始まりました。

「夕星」は眠れない夜に出逢った言葉でした

「商品名どうしよう、、、、」

商品の名付けは上田が担当しましたが、実はネーミングセンスに自信がなく、高校の卒業文集も「タイトルだけが思いつかない。」というタイトルにしたほど。

それでもどうにかして「買いたい」と思ってもらえる素敵な商品名にしなくては、、!と、ふとした空き時間ですら悩んでいました。

そんなある日の晩、キュウシュウ展の準備や仕入れが思うように進まないことで、ただでさえ遅れているのに、、と不安で眠れなくなっていました。

でもこんな静かな夜こそ、じっくり商品名を考えてみよう!!

まず今回のコラボ商品はアロマオイルで、長崎県の温泉街である小浜の夕暮れをイメージした香りになっています。

なぜ小浜なのかということは、また後ほど。

とにかく「夕暮れに関係する言葉」を商品名にしよう、ということだけは決めていました。

すぐさまパソコンを開いて、「夕暮れ時 言い換え」「夕方 熟語 類語」「夕がつく 言葉」とかでひたすら検索をし始めました。

すると目に飛び込んできたのが「夕星(ゆうづつ)」。

これは宵の明星を指す言葉で、枕草子にも登場している古語だと知りました。
宵の明星とは、夕暮れ時の西の空に明るく輝く金星で、つまり一番星のことです。

言葉の美しさにはもちろん、キュウシュウ展は2期生のなかで一番最初の企画展であることから、「一番繋がり」であることにも驚きました。

さらにクリーン・マットさんの聖夜のしずくシリーズ、他の商品名は「誕生」「希望」「神秘」など、漢字二字の商品が多くあります。できれば漢字二字にしたい、、と思っていたため、ほぼ奇跡でした。

こんなにピッタリな言葉はないと運命を感じ、「キュウシュウ展を一番星のような輝く企画展にしたい」という願掛けも込めて、商品名は「夕星」に決めました。

私がこの言葉に出逢ったように、誰かの眠れない夜を「夕星」の香りが癒しますように。

朝まで話し合った「夕星」のラベルデザイン

「クリーン・マットさんとのコラボ商品、できることになったよーー!!」

コラボ商品を作ることが決まってから、キュウシュウチームに大急ぎで連絡したことは今でも良い思い出です。

諦めかけていただけに、みんな大喜びでSlackは大盛り上がりでした。

なかでもキュウシュウチーム伴走デザイナーの滝本君は、「おお!ついにデザイナーっぽい仕事が、、!」と特に嬉しそうでした。
以前から「商品パッケージとか作ってみたい、、」と聞いていたため、叶えることができて嬉しい限りです。

そこからは私、クリーン・マットさん、滝本君とのデザイン打ち合わせ。
今後のスケジュール確認や、クリーン・マットさんの「聖夜のしずく」ラベルデザインをどこまで踏襲するかなどを話し合いました。 

クリーン・マットさんからは、「学生にしかない柔軟な発想で、自由なイラストにしてもらって大丈夫ですよ。」と、温かいお言葉をいただいて嬉しかったです。
 
一番大変だったのは、何より「経営者としてデザインに入れて欲しい要素」をデザイナーに伝えることでした。

例えば、最初に滝本君から納品されたデザインがこちら。


アナザー・ジャパンのイメージカラーである赤色と、夕星という言葉の意味である「一番星」を表したデザインが素敵ですが、作り直しをお願いしました。

「今から作り直す時間なんてあるのか」と思うほど納期に余裕はありませんでしたが、どうしても譲れない部分がありました。

それは、大切な「小浜の夕暮れ」の要素がまだないことです。

改めて、今回のコラボ商品「聖夜のしずく 夕星(ゆうづつ)」は、長崎県の温泉街である小浜の夕暮れをイメージした香りになっています。

なぜ小浜なのかというと、2期アナザー・キュウシュウ展のコンセプト「ワッショイ!九州八県(やけん)、沸かせよう。」が、初めてのエリア出張で行った長崎県小浜町での体験が元になっているからです。

さらに、長崎県の郷土愛×偏愛特集は「小浜の藍で沸かせよう」という企画名で、小浜をメインに扱う特集でした。

つまりなんとしてでも「小浜の夕暮れ」要素は、パッケージデザインに取り入れたかったのです。

しかし今から作り直すなら徹夜でやるしかない。
滝本君とzoomで画面共有しながら、夜が明けるまでひたすらデザインを作り込みました。

作業画面がすごいことになっています。

「夕暮れをイメージした背景に変えて欲しい」「一番星(夕星)はもっとキラキラ感ある感じで」「グラデーションをもっと綺麗めに」「オレンジ色をもっと濃く」などなど、あれこれ試作していました。

滝本君にも火が付いて、追加で何パターンも作り始めたり、色や質感を変えたりして「これは違う」「さっきの方が良かった」などと、お互いこだわり合戦でした。

とこんな具合で、ああじゃないこうじゃないと言いながら、四苦八苦してできたデザインがこちら。


めっちゃ綺麗!!!!!素敵!!!!!!!泣

もうこんなにも大変だなんて思わなかったからか、やっと完成した安堵の気持ちでいっぱいになりました。

「小浜の夕暮れ」を表す背景の上に、輝く一番星の「夕星」がバッチリです。

また「聖夜のしずく」ラベルは、高級感が出るように黒地にオレンジを合わせています。

ここから滝本君がさらに修正を加え、バランスを考えて星と雲を付け足したデザインが最終形となりました。こちらが実際の商品画像です。


今まで沢山作ってきたなかで、一番素敵に完成しました!!!!

完成品について、クリーン・マットさんが「青色の瓶にオレンジ色が映えて素敵です。」と言ってくださいました。確かに、もともとの瓶の色にもよく馴染んだデザインになったと思います。

納品された商品を手に持った時の感動は、今でも忘れられません。

さいごに

今回、コラボ商品のお話しをいただいた上に、「2期生を応援したい」という気持ちから継続販売をご提案くださり、クリーン・マットさんに感謝の気持ちでいっぱいです。

引き続きアナザー・ジャパンを応援してくださり、ありがとうございます。

アナザー・ジャパンは決して簡単なプロジェクトではなく、みなさまの応援があってこそ成り立っていると改めて感じています。

これからも感謝の気持ちを忘れずに、人に愛され応援されるようなプロジェクトであり続けるために精進して参ります。

そして2期アナザー・キュウシュウ展の活動から生まれた「聖夜のしずく 夕星(ゆうづつ)」が、より多くのみなさまの手に届くことを願っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回のライター:Kotomi Ueda


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