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「日本のへそ」西脇市から日常を彩る播州織をお届け!

日本のへそはどこにある?

岐阜県?長野県?山梨県?
聞けば聞くほど、色々な答えが出てきて、それはきっと間違いではないと思います。
地理や歴史、人口重心など、中心の概念を変えると、
おおよそ20個も存在する「日本のへそ」。

今回は、その中でも東経135度・北緯35度の交差点が存在し、「日本のへそ」の一つである兵庫県西脇市の特集を行います。

みなさんこんにちは!
キンキチームの村上蘭と申します🥺⭐

2月7日から始まったアナザー・キンキ展も早くも残り2週間と少し。
キンキ展ラストの特集企画が始まっております。

今回、私が選んだ郷土愛特集のテーマは「播州織×兵庫県西脇市」。

私は兵庫県出身ですが、実は西脇市には一度も行ったことがありませんでした。

私が生まれたのは兵庫県の右の下の方、宝塚。
宝塚歌劇で知られ、南には住宅街、北には山を背景に田園地帯が広がる静かな街です。

そんな私がなぜそれまで訪れたこともなかった西脇市を特集しようと思ったのか。


それは、豊かな自然の中でものづくりを通して「好き」を表現する方々に惹かれたからです。

西脇市を訪れてみて

西脇市を初めて訪れたのは11月。商談の時でした。
同じ県から出発したのにも関わらず、到着するまでに2時間近くかかり、思わず
「新幹線なら東京=大阪間移動できる時間やん!」と自分の中でつっこんでしまったほどです。

西脇市は、兵庫県の真ん中あたりに位置し、加古川、杉原川、野間川という3つの河川を持つため、染色に不可欠である水資源に恵まれています。播州織が栄えたのは、この豊かな水資源があったことに由来します。
播州織は、200年以上の伝統と歴史を誇り、多くの人から愛されている兵庫県の地場産業で、糸を先に染め、染めた糸で柄を織るのが特徴の「先染織物 」
実は、播州織は国内の先染織物の7割以上のシェアを占めており、肌触りの良い生地に仕上がるため、シャツやハンカチなど私たちが日常的に使っている様々な製品に加工されているんです。

西脇市に到着し、降りた駅は「日本へそ公園」。

ところがびっくり。駅名から連想したイメージとは異なり、片方には畑、反対側にはコンクリート、その真ん中に少し高くなって台のように置かれたホームがポツンとある、そんな駅でした。電車の降り方もかなり特殊で、まさに異国の地に迷い込んだような、そんな気持ちになったことを覚えています。

tamaki niime

今回の企画の目玉商品の一つにtamaki niimeさまのストールがあります。

tamaki niimeさまは、西脇の自然に囲まれ、播州織の歴史に支えられながら、「イッテンモノ」の商品を生み出し続ける会社です。

迷ったら自然に優しい方を選び、未来に繋ぐ無駄のないものづくりを服から取り組まれています。コットンの栽培から製品作り、さらには販売まで全ての工程を自社で完結されており、分業でのものづくりが主流の西脇市では珍しい存在です。

「ものづくりの原点に立ち返るため」という社長さんの考えのもと、アルパカやヤギ、ひつじなどたくさんの動物が迎えてくれるのも魅力のひとつで、私のお気に入りポイント。根強いファンの方もたくさんいらっしゃいます。


そんなtamaki niimeさまより仕入れさせていただいているコットンミドルショールの魅力を3つ紹介させていただきます!

一つ目は、糸から全て「イッテンモノ」であること。
一度染めた色の糸が生まれることは二度とありません。染めの工程が行われる場所には、染料の配合とそれによってどのような色に染まったのかが見られるボードが置いてあり、過去のデータも全てファイリングされています。それを見ながら日々新たな色を求めて染めていくのがtamaki nine さまの特徴のひとつです。

二つ目に、そんな「イッテンモノ」の糸を組み合わせて織られるためとてもカラフルであること。
工場の様々なところに「チーズ」と呼ばれる糸の塊が置いてあり、毎回好きな色を3色ずつセットしていきます。

その日の気分で組み合わされる色。
セットする人によって色の選び方が全然違うため、一つのショールに様々な方の「好き」が詰まっているのです!

そして、三つ目はなんといってもその柔らかな手触り。
ふわふわで軽く、付け心地抜群です。綿100%のため、肌の弱い方でも安心して使っていただけますし、春先から夏まで長くお使いいただけるのも特徴です。

工場を見学させていただいた際、カラフルな世界と「変態ものづくり集団」と至る所に書かれているのを見て、独自の世界観に引き込まれたと同時に、そこで働く方たちが自社の商品を身につけていらっしゃったり、質問をすると丁寧に教えてくださったり、活き活きとお仕事をされている姿にとても惹かれました。

大化産業株式会社さま
もう一つの目玉商品は、大化産業株式会社さまの播州織の生地を使ったキーホルダーです!

大化産業株式会社さまは、「播州織」の生産販売にて、1970年の設立以来50年以上の長きにわたり、地域のチームでものづくりを行ってこられました。
今回、お世話になっているのが高橋さんで、コロナをきっかけに家業である大化産業に入社され、最近では、布としての用途だけでない新しい播州織の開発に注力されています。

今回のアナザー・キンキでは、コラボ商品として播州織の記事を使用して作られる都道府県キーホルダーをキンキ7府県バージョンで制作・販売させていただいております!

その特徴はなんといっても布とは思えない不思議な硬さと手触り。
特殊な加工技術によりこちらのキーホルダーが出来上がっております。地元の人が郷土愛を表すことができる商品でもあり、プレゼントや旅行の写真撮影のお供にも最適な一品となっています。

そして、今週の土曜日には大化産業の高橋さんをアナザー・ジャパンの店舗にお招きし、トークイベントを開催させていただきます!!!

兵庫の日本酒やアナザー・キンキ展選りすぐりの軽食を食べながら、織物の新たな形について高橋さんの想いをお聞きできるイベントとなっております!

日程:3/16(土)17:30-19:00(17:15入場)
場所:アナザー・ジャパン店舗
定員:20名
参加費:2,500円(税込) 
参加者には全員、播州織ミニアイテムもプレゼント🌼

お酒が苦手な方にも、三重県産のささのうち農園さまが手がける美味しいみかんジュースをご用意しております。
是非ご興味のある方は、アナザー・ジャパンのPeatixよりお申し込みください!!

終わりに

今回は、この2社さまの商品を特集として、「播州織×兵庫県西脇市」の企画を開催しております!
店舗が一段とカラフルな商品で明るくなっていることも、他の郷土愛特集にはない魅力のひとつです!!

アナザー・キンキも3/31(日)までの開催です!
ぜひ、店舗にお立ち寄りいただければと思います🧵✨

今回のライター:Ran Murakami(キンキ)

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