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ビジネスの失敗と、山登りでの失敗談について絡めたお話

今日はこの記事を読みました。ビジネスの失敗と自分の山登りの経験から得た失敗を関連付けて書きたくなったので、書いていきます。

前書き

私は自らも実際の経験者として、「失敗」というものを山での道迷いや遭難に例えてイメージしております。
それは「そもそもなぜ山で道に迷うのか?」を考えると、失敗する過程が分かりやすくなるからです。

道迷いによる遭難の根本的な問題は、本人が道に迷ったことを自覚した時点で、それまで進んだことに対する損を嫌って前に進むことを選択しがちという心理にあるのではないかと考えます。

・そう判断する要因として
大抵は迷ったことに気付いた時点で大方の体力を使い果たしており、再び元の分岐へ戻り直すだけの気力も中々湧きません。当然ながら冷静な判断力を下せるだけの余力も少ないです。

ビジネスにおいても、なんとなく上手くいっていないのを感じながら、それでも突き進んでしまう時がありました。この時、あなたならふと立ち止まって一旦冷静になることをすぐ意識できるでしょうか?

過去の話

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自身の過去の経験から語りますと、登山を始めた頃の自分は、前もって決めたルート通りに歩くことを失敗し、下山は予定と別の登山口に間違って下りることをよくしていました。(登り方は登りと下りのルートを変える縦走スタイルで、計2~3回やってます 汗)

※言い訳として言うと、初めから一人で登っていたので、誰からも細かいことは教わりませんでした。(今より情報量の少ないネットと登山のガイドブックが頼り)

間違いを指摘してくれる情報にも中々出会えませんでしたので、この時点でかなり無謀だったとは思います。^^;

当然ながら現地の詳しい事情はわかりませんでしたので、山登りを始める前は、実際地図通りに道が確認できると思っていました。(※参考:丹沢塔ノ岳周辺 迷ったのはここではありません)

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しかし実際は山の中にそのまま道路が敷いてある訳ではないので、大体は誰かが通った踏み跡などを参考にして歩きます。(人気のある山なら定期的に山道も整備もされておりますが)

他にも、地図には載って無い小さな道っぽいものと結構遭遇したりもします。

登山道として分かりやすいレベルでこれくらいかと↓(真ん中の草の生えていない部分を進む感じ)

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この辺は登り始めで余裕がある内なら問題無く判断できるのですが、ただ急いだり疲れたりしていると、大体普段見落とすことのない部分を気付かないで進んで行ってしまうものなんですね。

後々になって間違えたと思った時には結構進んでしまい、「でもまだ先まで道があるからいいか」と言う感じでそのまま動いてしまったのが当時の自分の心理状況でした。

いずれも初心者でも登れるレベルの低山で、かつ下り時間も短かったので問題無く人里に下りられたからこそ言えることですが、これがどこへも繋がらない場所に出ていた場合、確実にアウトであったのではないかと反省をしております。lll´Д`)

道迷いになる際の順番

全ての事例に当てはまるわけではありませんが、大まかな流れをまとめました。

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基本的に下りで遭難は起きやすいと言われますが、それは「登った後なので体力が低下している+日が落ちる何時間か前で、それに対して焦っている」からではないかと思われます。

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ビジネスも動きだしてしまうと中々止めることが難しいです。その要因は稼ぎに自分の生活が掛かっているからとか、信用を失うかもしれないからとか色々あるでしょう。(より多くの人や時間が関係している場合は特に)

だから、常に動き続け体力を減らしながらも、物事に対処しなければなりません。

日常的にマラソンを走りながら数学の知識を使って問題を解くとか、そういう器用なことをできる人なら別だと思いますが、^^;

どうしてもすぐ対処できなければ、一旦止まって考える時間を取ることも大事かと思います。

道に迷う前に

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どんな人でも山道で迷うことはありえると思います。

だからこそ、前もって起こり得るかもしれないリスクをしっかり管理しておくに越したことはありません。

大事なのは、自分の体力や装備、その時の精神状態、現在位置の確認、目標(山頂)に時間通りに立てなければ引き返すなど、色々な材料を元にした冷静な判断が必要だと考えております。

ビジネスにおいても、資金や自らの技術力、思考の癖、現在どの程度の進捗で時間通りに目標に達成できそうか?など、スライドして考えれば同じことだと思います。

もし道に迷ったとしても

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仮に迷ってしまったしても、どこがきっかけだったのかを後からきちんと冷静に分析することが大事でしょう。

どの部分で失敗したかを学習できれば、次の機会にかつて失敗した場所に対して事前に対策をすることができるようになります。

余裕が増えれば、想定外の事態に対しても幾分冷静に対処できるようになるのではないでしょうか。(例えば突然クマに遭遇するとか…^^; 望んでクマに遭遇するため山に登る方は、調査や研究の方以外あまりいないでしょうから)

ビジネスでも色々な部分で躓くきっかけがあると思います。
今回こうして自分の経験から振り返ったことが、他の皆さまのお役に立てれば幸いです。

何らかのアクションをいただけると、一人で記事を書いてるわけではないのだと感じられ、嬉しくて小躍りしちゃいます。