マガジンのカバー画像

逆噴射小説大賞応募作

26
おれがかんがえた面白い物語の出だし
運営しているクリエイター

記事一覧

開けもの師

「それではお願いします」  老婆がそういうと納屋の重々しい扉が閉まり、僕は薄暗闇に包まれ…

12

1999年、夏、悪魔退治

 1999年の夏、小学五年生の私は恐怖の大王が現れたと確信した。4月に爺ちゃんが亡くなり…

31

最後の振り返りと作らなかったものたち

ある程度応募してから最後の物語は、今まで書いたものを絡ませるのは決めていた。 最初は今ま…

終わらせろ物語

祭りの最後の朝、いつも通り投稿する。俺はこの期間中20作もの作品を世に出した。ジャスティン…

地獄への道

「三郎じいちゃん、肩もむよ」 「いつもすまないね」 邦夫はよく三郎の家に行き、世話を焼く…

振り返り物語3

振り返れる物語はもう少ない テンション高めなやつ二つ投稿した後いつもの感じの奴なので若干…

俺はスーパーメカドラゴンエルフニンジャスモウサムライ!

「お前『ドラゴンカーセックス』って知ってるか?」 「ハァ?知らないな」 こいつは何かいうとき、必ずもったいぶる。だいたいろくでもないことが続く。 「ドラゴンが車とファックするんだ。男はドラゴンもカーもセックスも好き。だったら3つ合わせりゃ最強だろ?」 「3つとも好きだが、一緒にはしたくない」 「夢がないなー、お前は」 「犬とスシが好きだからって、犬をスシにするか?そういう話だ」 面白くない、そんな顔で俺を見る。俺もいつまでも、もったいぶるのが面白くない。そろそろ

振り返り物語2

まだまだ物語は続く なんでも鑑定団で、倉庫に眠っていた玩具が一個一万ぐらいになっていたと…

もう一度出会いを

目覚めると俺は中学三年生だった。 どうすればいいか悩んだが、志望校に受かることにした。中…

妖精憑き

「お疲れ様です。レジ入ります」 「レジはいいから、『妖精憑き』見てきてくれない?」 妖精…

哲学するハート

家に帰ると散乱する手足、そして首。 「またおかしなことしたなぁ」 ── 組み立て完了、ス…

振り返りものがたり

軽々しく参加し、気づけば毎日書いていた。もうネタがない。何度も思ったのに書く度わいてきた…

全ては星の流れ

「大切なのは情報と理論」 「運はない。失敗したのは、情報不足か理論が間違ってただけ」 兄…

爆裂力士!!スモウギア

CRAAAASH!!! 田島のDアイランドは山崎のタイムTウィンドの容赦のないハリケーンハリテを喰らいダウン! 「弱すぎるぜテメェ。お前の代わりに、オレがこのギアをかわいがってやる」 ガキ大将山崎はビール瓶を大きく振り上げる! 「やめて、壊さないで!」 そんな願いも空しく、ビール瓶が振り下ろされようとしたその時である! 「待ちな!」 「なんだてめぇ!」 恐るべき蛮行を前に毅然と立つ、その少年の名は! 「俺は花山!お前みたいなクズ力士を正すために戦っている!」