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腸内で生産される短鎖脂肪酸が血圧を下げる

腸内で生産される短鎖脂肪酸

短鎖脂肪酸は、腸内細菌によって食物繊維が分解されることによって生成されます。腸内細菌は、食物繊維を分解する際に、短鎖脂肪酸を生成します。短鎖脂肪酸には、酢酸、酪酸、プロピオン酸などがあります。

この短鎖脂肪酸が、血圧を下げる効果がある可能性があることを知っていますでしょうか。

私の場合

私の場合、もともと高血圧と言われ、ミニプレスというお薬を飲んでいました。
現在、腸活を頑張っているのですが、今朝の血圧が、

今朝の血圧

最高血圧 102 mmHg、最低血圧 71mmHgでした。
運動を今、全くしていないのですが、運動をするともっと下がります。
タバコは、電子タバコを吸っていますが、お酒はノンアルビールに切り替えたので、外で以外はほとんど飲まないです。
お酒をやめたので結構下がった面もあります。

ただ、腸活を頑張っているので、腸活と血圧関連があるのでは?ということで少し調べてみました。

短鎖脂肪酸と血圧の研究

例によって、PubMedで、検索を。
今回は、「short-chain fatty acid blood pressure」で検索をかけてみました。short-chain fatty acidとは短鎖脂肪酸のことで、腸内で生産されます。
↓下のように結構検索結果が出てきます。


1つ目の論文

2016年に発表された日本人の研究者によって発表された論文です。
血圧調節における短鎖脂肪酸の役割という論文です。
腸内細菌叢と血圧管理システムとの相互作用について研究しており、心血管疾患の治療戦略の開発に新たな展望を開く可能性があるとのことです。
どうやら血圧を下げる作用がありそうです。

2つ目の論文

「Council on Hypertension Mid-Career Award for Research Excellence 2021」という賞を受賞した論文です。
短鎖脂肪酸が、血圧調節を調節していること、外因性SCFA(短鎖脂肪酸)を投与すると血圧が低下することを示す証拠が増えつつあり、短鎖脂肪酸どのように血圧を調節するかに関する現在の知識を統合することを目的とした論文です。

賞も受賞しているようなので、短鎖脂肪酸が血圧を下げる可能性は高いのかもしれません。

高血圧治療

高血圧の治療などに行っても、塩分を控えるとかそういう話が多いような気がします。
個人的にはお酒をやめて結構血圧が下がったかなという面もあったのですが、腸活おすすめです。

結構、新しい研究結果なので、高血圧の持病がある方、試しに腸活を試してみてもいいかもしれません。


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