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もう週5で会社に行き、働いて、子育てして、は不可能

先日、青山ブックセンター六本木店跡地の『文喫』に行きました。  

そこでものすごくキャッチーな本を見つけたので。

アウトプット記録。

装丁も女性が読むことを想定するデザイン。

出版社は『an・an』が有名なマガジンハウスです。

個人的に林真理子さんのエッセイが好きなので好きな出版社(単純かよ)。

そんなマガジンハウスさんから出版されたこちらの本。

企画のきっかけは編集者さんの、

『日本では3割の女性が専業主婦を希望する』というとある調査結果に疑問を持ったから。

そして女性ではなく、男性が著者というのも面白い。

「女性が書くと私はこんなにがんばった」という話で終わってしまい、共感されにくい、と。

わかるわー。女性だったらこれほどにたくさんの人に読まれるものになっていなかったと思う。


さて本題の内容について。

最初のプロローグだけ抜粋します。

1.専業主婦はお金がない

→比較対象が「共働き」、あるいは「独身会社員」であればお金がないと言える。

仮に実家が裕福、あるいは独身時代の貯金が多くあればそこまで貧困じゃない可能性も。

2.専業主婦は自由がない

→子どもがいなければ時間に余裕ありそう。そもそも自由がないのはお金がないからでは?

あと離婚したくても経済的にアレだから離婚できない、ということは珍しくないかもね。

3.専業主婦は自己実現できない

→自己実現をどう定義するかによる。

社会で働く、つながることが自己実現であればそれは難しい。

4.専業主婦はカッコ悪い

→??

個人的な印象だが、専業主婦希望でないけど、カッコ悪いとは思わないよ

5.専業主婦になりたい女子は賢い男子には選ばれない

→人それぞれよね。

ただ、稼ぐ人間は同じく稼ぐ人間を求める、という話は聞いたことがある

6.専業主婦には”愛”がない

→??

意味わからん。

7.専業主婦の子育ては報われない

→はて。「報われる」とは?

そもそも子育てに報われる、ということが必要なのかどうか。

8.専業主婦は幸福になれない

→そうとも言えない。以下のスレから幸せだと言う人もいる。

9.専業主婦は最貧困のリスクが高い

→離婚した場合。

さあ、自分で経済的に自立しなければ!となったときに困るかも

10.ぜんぶまとめると、専業主婦には何ひとついいことがない

→端的すぎだろ!おい!

ワイのマミー、専業主婦だけどハッピーに生きてるよ!可愛いよ!ハッピー!


以上から、著者はのっけから徹底的に専業主婦をディスってます。

まあそれが本書のタイトルに説得力を持たせるにはいいことだけども。

そのほか、未婚率だとか子育てする場合のパターンとか事例をふまえて具体的な論述が書かれていました。


気になる人は読めばいい話なんだけど、悲しいことに私は納得してしまった。

保育園入園することに苦しみ、時短勤務で給与は下がり、かつ子育てと家事は担う、って無理だろ?って。  

上の世代の方々がどんなことで苦しんでいるのか、そこから考えられる自分の人生の選択肢とは。




『 それでもあなたは専業主婦になりたいですか? 』

という問いかけで終わろうと思う。

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