大学生の時にやっておいて良かったこととやっておけばよかったこと ーキャリアと海外大学院関係

IELTSでばたばたしていてなかなかnoteを更新できなかったあんりです。

最近大学生と話す機会があり、自分の大学時代をふりかえりつつ、タイトルのことを思ったのでシェアします。

過去に下記記事で大学生活全体的なことは語っているのですが、卒業してキャリアや大学院進学と向き合って改めて感じたことがあったのでこの側面について語ります。
今の私の状況は、大学卒業してから約1年半経過。大学時にはオランダの院出願、合格するも蹴って国内就職したもののなんか違うと思い、タイとイギリスの大学院に出願してイギリス大学院進学予定(だったけどコロナにつき来年に延期)です。

※以下、「大学院進学」とでてくるものは基本的に海外大学院進学のことをさしています。(国内大学院に応募したことがないため、どの程度私が言っていることが国内院に参考になるのか不明です。)


〇(海外)大学院進学に関してやっておいて良かったこと

・教授とのコネクションつくり 

コネってほど特別親密にならなくて良いのですが、海外大学院進学、そして奨学金応募には必ずと言っていいほど推薦状が最低1枚、多いところだと3枚ほど必要となります。
推薦者を教授と限定しているところは少ないかもしれませんが、「最低一人はアカデミックな面で推薦される者と関係がある人」などという条件は珍しくありません。 
そのため、ある程度気軽に、というか頼んだら断られたりしないくらいの関係性の教授とのつながりをつくることは重要だと思います。(そして英語で推薦状を書ける人)
私は別に特別コネクションを作ろうと意識して行動したわけではないですが、結果的に卒業してからも推薦状を頼んで快く引き受けてくださる関係の教授が複数人いるのでふりかえってよかったなと思います。というか、そういう関係の教授がいなかったら出願でつんでいたなと思います。

大学院や奨学金だと、推薦者の肩書やネームバリューも大事だったりすると聞いたことがるので、一人だけではなく複数の教授と繋がりを持って居おくのが大事かもしれません。(真偽不明。例えばイギリスの大学院に応募するときに日本人の教授2人ではなくと日本人の教授とイギリス人の教授に推薦状書いてもらうとか)

方法としては…その教授のゼミを取って積極的に発言するとか、オフィスアワーに尋ねて教授の授業について質問するとかでしょうか?

・言語スコア獲得(もっとしておけばよかった)

大学院でも奨学金でも要件として英語であったり当該国の言語要件(ドイツ語、フランス語etc.)をほぼ100%課しています。
大学院応募のためのpersonal statement やらを準備するのもなかなか大変なのにさらに言語のスコアも同時並行で取らないといけないとかなりしんどいです。さらにスコアが取れない場合は応募できない状態などだと本当にしんどいので、本格的に出願の準備が始まるまでに言語スコアは要件を満たすスコア取っておいて、安心して他の出願準備に取り掛かることをおすすめします。
ただ、英語のTOEFLやIELTSは2年の期限があり、大学院、奨学金それぞれ言語スコアの期限を設けていることがあるので早く取りすぎも再度スコアを取る必要があるので注意です。
基本的に英語を用いる大学院および奨学金はTOEFL、IELTSスコア~点以上としているものがほとんどですが、海外系の奨学金だったりするとケンブリッジ英語検定と呼ばれるC1レベル(CAE)/C2レベル(CPE)を言語資格として認めていることがあり、これは期限がないためIELTSなどと合わせてこれも受けとけばよかったなと思います。

私は在学中にIELTS OA 7.0を取得し、一部の大学院を除き応募できたので取れてよかったなと思いつつ、(全パート7.0以上/writing 6.5以上 などの制限が課されていたところは応募要件満たせませんでした) 奨学金応募の段階になってちょうどスコアの期限が切れてしまって新たに受験してスコア7.0以上とらないと奨学金に応募できないというプレッシャー状況下に置かれた経験があり本当に後悔したので余裕をもってスコアを取っておくことを切実におすすめします。(そして7.0とれず)
また、社会人になると学生時より勉強する時間も勉強の感覚も衰えるので、語学期限2年ということを考えて社会人2年目までに院進する可能性があるなら大学4年時でもスコア取っておけばよかったなと思います。

ちなみにですが、TOEICは海外大学院、奨学金では無です。役に立ちません。が、しかし、日本での就職を考えている場合、絶対的にTOEICです。仮仮にIELTS 7.0 持っていてもその英語力をわかる人はごくわずかです。「IELTS って何?7.0?...で、TOEIC何点取れるの?」の世界なので就活するにはTOEICとっておくのをおすすめします。(実体験)


〇海外大学院進学に関してやっておけばよかったこと

・勉強。GPAを上げる努力


先日JASSOの海外大学院奨学金の募集要件であるGPAを満たせていないことに気づきとても後悔したので声を大にして言わせて頂きます。(笑)
大事です。GPA。とっても。
大学院進学でもめちゃ高いわけじゃないGPA要件は課されることがありますが、特に奨学金になると基準が高くなる感じがします。
GPA高くても損はないのでぜひ高みを目指して選択肢を増やしてください。

でも興味はないけど簡単な科目ばっかり取ると、大学院によっては○○に関する科目を~単位以上履修していることなどの要件が課されるので要注意です。

〇キャリアに関してやっておいて良かったこと

※私は国際協力分野におけるキャリアを考えていたのでその分野に少し寄っています。

・自分の興味を周り、特に教授にアピール

私は在学時、国際機関で働くことに興味があり、割と教授含めたいろんな人に話していました。すると、「今度こういうイベントあって、枠1つあまってるからあんりさん来る?興味あるって言ってたでしょ」と、特別公募などもかけられないから発信してなかったら参加できなかった貴重なチャンスを頂いたことが何回かありました。

経験としてとてもためになっていますし、CVに書くことも増えます。
これは国際協力分野関係なく活かせることだと思います。

また、自分が目指したい分野にいる人のキャリア講演などは参加し、可能であればfacebookなどで繋がっていました。キャリア相談などができるロールモデルとなりそうな方を見つけるのはそう簡単ではないので積極的に動いていました。

・途上国で少し暮らす経験

これは本当に国際協力分野かつ個人の意見になってしまうのですが、いわゆる途上国の田舎でで1か月以上、(といっても短いですが旅行期間を超えて、しかも整備された首都ではないところで)暮らした経験は自分の環境適応力や衣食住等の許容力を知れたのでキャリアプランを考える上でちょこっと役に立ったような気がします。

〇キャリアに関してやっておけばよかったこと

キャリアに関しては反省点が多く、こっちの割合が大きいです。

・どう働くかをなんとなく頭の隅に入れて考えておく

そもそもいわゆる日本の就活して雇用されたいのか、会計士や弁護士などの士業につきたいのか、雇用されるのは嫌だから起業したいのか、アカデミアに入りたいのか etc. 

自動コンベアにのって就活、に入る前に「働く」をもう少し考えたらよかったなと思います。
普段見えてる職業や業界はメーカーなど見えやすいものが見えていて、意識しないと見えないものも多いし、そもそも業界ではなくてなにをして働くかの方が重要だと感じるので(食品業界で働きたい! ではなく、営業職、経理、開発職etc したい! みたいな)そこをなんとなくでも考えるとか。

欧米などは学部選びが仕事と直結しているので漠然と仕事について考える機会もあると思うのですが、日本は特に文系はあまり専攻と仕事が関連せず、逆に言うとなれるものが多いからこそよく考えておくべきだったなと思います。
就活が始まって急に考えるのではなく、もっと長期スパンで。
でもただ考えるのは難しいので下記も合わせて。


・ある程度長期のインターンとか、「働く」経験

企業の1dayインターンのようなお膳立てされたインターンではなく、ベンチャーのアルバイトインターンのような、本当に会社に入って働く経験のことを指しています。1dayインターンもその業界のことを何となく知る意味では有用だと思います。
最近読んでいた本に、「就活生が選ぶ人気企業ランキングなんてパスタ食べたことがない人が選ぶおいしいパスタランキングだよ」という表現があり、しっくり来ていたのですが、上記の「どう働きたいか」って考えてわかることには限界があると思っていて、やってみないと「事務仕事は好きじゃないや /人と関わるよりは一人で黙々とやる作業が向いてるわ/ 初対面の人と話すの得意かと思っていたけどむしろ苦手だわ」とか気づかないと個人的に思います。
今、私は現職を(いろいろすっ飛ばして一言でいうと)「なんか違う」で自分の追いたいキャリアに方向転換しようとしていますが、もし大学時代に3か月くらい現職に近いことをしていたら就活で現職を選んだ可能性は低いんじゃないかなと思ったりします。

だから、自分が好きなことだけではなく、「なんかこれは自分とあわない」を見つけるためにも働いてみる経験は大事だと思います
。(なんかこれは自分とあわないとなった場合にはその理由まで特定出来たらベストですが。

働くって雇用される経験だけではもちろんなく、起業に興味あったらやってみるとか、自分のスキルで稼ぐためにランサーズやるとかブログやって稼いでみるとか、とにかくいろんなことを経験すれば良かったなと思います。
大学生って肩書があるのは本当に貴重で強くて、進路に悩んだりしても社会に放り出される前の所属先がある状態だと挑戦するハードルも少し低いと思うのでそういったことをやればよかったなと振り返って思います。


思うがままに書いてみましたが参考になれば幸いです。

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最後までお読みいただいてありがとうございます。





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