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日本酒のお話 〜 白鶴と白雪と白山比咩神社

前回記した白山比咩神社と菊姫のお話には、実は前フリがあります。話の順番が前後しますが、本日は前フリのお話をちょいと。

実は白山比咩神社に参拝する前に、遠くから行くんだから日本酒を私 進雅と木咲 杏とそれぞれ1本ずつ奉納しようじゃないか、ということにしました。
そこまではよくある話な訳ですが、じゃあどのお酒を持って行こうかという話になり、

白山比咩神社で白が頭につくから白から始まる日本酒

のどれかにしよう、ということになり、どれにするかを占い師らしくオラクルカードで占ってみることにしました。

進雅 上が菊理姫命 下段左から白鷹 白雪 白鶴

用いたカードは日本の神様カード。
白山比咩神社ですから上に菊理姫命のカードを置き、下にどれを持っていくかを展開する為に、最初に左から白鷹、白雪、白鶴と位置を決めて占ってみました。

白鷹:大屋毘古神の逆
白雪:伊斯許理度売命の逆
白鶴:思金神の正

という結果。リーディングに悩む余地なく私 進雅が奉納するのは白鶴に決まりました。

木咲 杏の場合。左から白鷹、白雪、白鶴

そして木咲のカードはこの通り。

白鷹:国之常立神の逆
白雪:鳥之石楠船神の正
白鶴:神直毘神/大直毘神の逆

これまたリーディングで迷う余地なく白雪に決まりました。

持参した白雪(左)と白鶴(右)

これだけ明快に占い結果が出たので、迷うことなく買ってまいりました。
二本縛りにしてもらったら、奇遇にも白雪は白、白鶴は赤の包装紙でおめでたい紅白の二本縛りになりました。
何とまあ心憎い演出付きの占い結果ですこと(笑)

ところで白鶴さんといえば日本酒メーカー売上首位の、まさに日本酒業界のフラッグシップの様な存在です。にもかかわらず実は私、あまり白鶴さんの味の記憶がありません💦
そんな訳で奉納後にこっそり?買い求めてきました、300ml入りの白鶴大吟醸を。
純米ではないので醸造用アルコール添加ですが、私はこの点はさほどこだわっていません。それぞれ飲んでみて好みか好みでないかを判断すればいいと考えています。

白鶴 大吟醸  コレを飲んでみました。

そんな訳で冷やして飲んでみた感想を。
なるほど大手メーカーの宿命と言うべきか、幅広い層にまんべんなく無難に受け入れられる味、日本全国で一年中手に入るその供給力と常に同品質を保つ工程管理、最上位銘柄から最下位銘柄まで景気や市況にみだりに左右されないコスト管理力が商品に反映されるとこうなるのか、というのを感じさせられました。特別な強い自己主張がある日本酒が好みの人にアピールする部分はそう強いとは思えませんでしたが、首位メーカーの矜持を感じるバランス感覚こそがいわば個性なのではないか…そんな印象の味でした。
淡麗辛口やら濃醇旨口だの、やれ食前だ食中だ和食に合うやらお米の味のふくらみがあるやら無いやらといった個性を書きやすい様な味の感想ではなく、色々と上手くまとめた感がありました。

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