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夏色の思い出、そして未来

お盆なので実家へ行ってきた。
その時感じたことをツラツラと・・・

母と枝豆

事前に電話しておいたからか、母が畑から抜いてきた枝豆を日陰でもいでいた。側に行って腰を下ろして一緒にもぎ始める。
枝豆もぎなんて何年ぶりか。

子供の頃は夕方畑から一輪車に目一杯に枝を積んできて、もいでおくように言われていやいややっていると「働かざるもの、食うべからずだぞ」ってよく諭されたのを思い出した。

「これはユキムスメだからうまいよ」と言って母はもいだ枝豆を台所へ運んで行った。
まだまだ元気だけど、歩く後姿はやはり老いを隠しきれないな・・・

もぎたての枝豆を義姉が茹でてくれて、茹でたて熱々の枝豆が食卓にのせられた。
鮮やかな緑に目を奪われ、口に入れるとほのかな塩味に甘い香りが口と鼻に広がる。
ビールが欲しいところだけど車で来ているので我慢我慢(´;ω;`)

子供たちとの賑やかな時間

そうこうしているうちに姪が子供たちを連れて帰ってきた。
100均で見つけた折り紙をあげたら、お姉ちゃんが早速折り始めてくす玉を作ってくれた。

折り紙を終え、お昼ご飯を食べると子供達はプールに。
子供はいつもエネルギッシュだな。
カメラを向けたら攻撃された(ー_ー;)

でも、いいショットが取れたので満足(*≧艸≦) 

変わらない景色と時の流れ

お墓参りまでまだ時間があるので暑いけどちょっと周辺を歩いて来よう。

稲穂が少し色づき始め、あと少しで稲刈りが始まる。
高3までこの景色を眺めていたんだっけな。
あれから40年、随分時間が経ったものだ。

空の色、田んぼの景色、山の様子は昔とちっとも変わっていないようだけど、周囲の顔ぶれは大分変わってしまったな。
母の話し相手も一人減り、二人減り、今では猫が昼間の話し相手だと寂しがる。

繋がること

夕方お墓参りに行って、ご先祖様に手を合わせる。
子供達や私の娘も手を合わせて拝んでいるのを見て、ご先祖様から繋がれた命がここにあることに思いを巡らせた。
当たり前だけど凄いこと。

実家を出る前に畑に行って子供達と野菜を収穫。
キウイフルーツ畑のキウイも実を膨らませていた。
この畑も亡き父がつくったもので、夏中棚造りを手伝わされたなぁ。

姪の子供が作ってくれた折り紙のくす玉を「おじちゃんにあげる」と言われてちょっと感動 (ノω≦。)…ジーン…

帰りにもぎたての野菜と母が漬けた漬物をたくさん持たせてもらい、お陰様で我が家の晩ご飯が豪華な夏野菜で彩られた。

子供の頃、トマトはフルーツだと思ってた。
あぁ、この味、この味。
完熟の状態で収穫したのでないとこの味にはならない。

枝豆やきゅうりの緑、トマトの赤、トウモロコシの黄色、ナスの紫。
夏色が輝く食卓で子供達の笑顔を思い出しながら、自然の恵みとご先祖様に感謝。
子供たちの未来にもこの味、この色が繋がりますようにと祈りながら
ビールと共に

いただきま〜す!!

私の独り言に最後までお付き合いくださったことに感謝します。誰かの役に立つようなことは書けないですが、思いを共有できたのであれば、とても幸せです。