藤田玖美保

まだ名ばかりの脚本家。執筆依頼お待ちしておりますkumiyasufuita@gmail…

藤田玖美保

まだ名ばかりの脚本家。執筆依頼お待ちしておりますkumiyasufuita@gmail.com

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独言 満員電車を座って眺めて

21時何十分。 池袋から横浜。 東急東横線。 中目黒駅から急に増える乗客。 人を押しのけ、無理矢理にでも入ってくる人々を、座って眺める。 きっと行き先は、皆、自宅。 狭い車内に飛び込む彼らは、 何が何でも家に帰りたいように見える。 家で何か待っているのだろうか。 そうまでして帰りたいのは何故だろう。 ポケットからスマホを取り出す。 残った充電は1% こいつを家まで守り抜くことを決めた。その行為に意味なんてないんだけど、 早く家に帰りたいという気持ちは強まった。 帰りた

    • 改名しました

      noteでは報告が遅れましたが、 私、この度改名致しました。 役者・演出家としての名を『安堂匠海』 脚本家としての名を『藤田玖美保』 今後はこの二つの名を活動ごとに使い分けていきます。 理由は色々あるのですが、特に自分の周りの環境が変化したのが大きいです。 私は役者・演出家・脚本家の3つの顔を名乗りつつも、最近はそれぞれの活動に大きな差が出ており、将来を見据えたときに今のままでは活動を続けられないのは明らかでした。 そこで、環境の変化に対応するために自分のスタイルを見直

      • 7月の終わりに気づきました

        パソコンでnoteを使うときにエンターキーを押すと、 なぜか1行空けて改行するので やたらと間の空いた文章が出来上がります。 僕はそれが気に食わなかったので、そうならないよう スマホでnoteを使うようにしていました。 が、今日知りました。 noteの改行はシフト+エンターキーで行うことに! えー、なぜ気づいたかというと、 パソコンでnoteをやると右側にノートのヒントというものが毎回出ます。 実はそこでちゃんと説明されてたんですねぇ。。。 なんか自分で言うのもなんだ

        • 戯曲『星祭りの夜に』

          (*この戯曲は無料で公開しています) 星祭りの夜に(約15分) 作.藤田玖美保 常盤【1】 金村【2】 祭りの音が聞こえる。それは徐々に遠くなる。 水に何かが落ちる音。それは何か大きなもののようだ。 照明FI。 1登場。持っている切符とバス停の時刻表を見比べ、ベンチへ座る。 1 はぁ…。(物憂げ) 2登場。 2 何してるの? 1 え? 2 そんなところで、淋しくない? 1 …いえ、大丈夫です。 2 どっちの意味で?淋しくないから大丈夫なの?淋しいけど大丈夫なの

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        • 戯曲
          3本
        • コント
          2本

        記事

          コント『進路相談』

          (*この戯曲は無料で公開しています) ☆この戯曲は3年くらい前に、大学内での路上芝居用に書きました。少ない小道具と音響・照明なしでも成り立つ作品です。 『進路相談』(約5分) 作.藤田玖美保 生徒板付きで座っている。目の前には机。 先生入ってくる。 先生  おう。 生徒  先生。すみません突然呼び出して。 先生  いや、構わん構わん。で、話ってのはなんだ? 生徒  実はその・・・進路のことについてです。 先生  確かお前は、東大志望だったよな。 生徒  はい。でも僕、

          コント『進路相談』

          コント『強盗』

          (*この戯曲は無料で公開しています) ☆この戯曲は、大学の演劇サークル時代に、新入生向けのワークショップ用に書いたコントです。懐かしかったので引っ張り出しました(*・ω・)ノ 『強盗』(約5分)  作.藤田玖美保 ○登場人物 (全員男女問わない)(下の括弧内は小道具の例) 店員・・・ビビり。 強盗A・・・ツッコミ役。(拳銃もしくは刃物) B・・・比較的普通。(Aと同じ) C・・・チャライ。うざい。(キャップ帽、バット) D・・・田舎者。(麦わら帽、タオル、ネギ) E

          コント『強盗』

          雪は降れども春来たる

          いつのまにか3月も半分を過ぎ、そろそろヒートテックもいらんかなと思った矢先、 今日の雪ですよ。 いやーここで降ってくるとはね。。。 今日はせっかくだから外出したかったんですが、しょうがないから今日は1日家に引きこもってグダグダしてました。家にいると人はダメになりますね(^_^;) さて、こちらのnoteは気がつけばフォロワーが300人を超えていました。フォローしてくださった皆さん、ありがとうございます。 最後の更新から大分経ってしまいスミマセン。いざnoteを書こう

          雪は降れども春来たる

          戯曲『at the bus stop』

          (*上演時間は約50分です。) 『at the bus stop』 作.藤田玖美保 男 彼 *一人芝居。()内のセリフは読まれず、聞こえている体で演じる。 舞台はとあるバス停。バス停標識とベンチが一つあるのみ。 0.プロローグ 暗闇の中、バスが走る音がする。そこに声も聞こえてくる。 声 ここに、どこにでも行ける特別なバスがあります。このバスは、生きている間なら何回でも使え、自分の行きたいところならどこへでも行ける、夢のようなバスです。ただし、バスは次の目的地まで

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          戯曲『空色ポケット』

          (※上演時間は90分程度です。) 『空色ポケット』作.藤田玖美保 〇あらすじ いくつの約束を破ってきただろう いくつの思い出を忘れてきただろう 二度と戻れないあの日に たまには思いを馳せてみよう 幼馴染の将平たちは、10歳の時のある事件を境に集まることはなくなっていた。 10年後の夏、20歳になった将平たちは莉奈の呼びかけで再び集まることになるが、そこへ子供時代遊び相手をしてくれた慎之介が現れる。 しかし、歳を重ねた彼らにとって、10年ぶりの再会は決して喜ばしいもので

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          戯曲『空色ポケット』

          プロフィール

          安堂 匠海 -takumi ando- 役者・演出家。 演劇ユニット『BACK SPACE』主催。 2013年、横浜国立大学入学後、演劇サークル劇団三日月座に所属。2015年常盤祭公演で引退するまでほぼ全公演に出演。役者として出演する傍ら、演出や演出補佐、大道具、制作、照明などのスタッフも行なっていた。 その後フリーで活動を開始、ひとり芝居や朗読劇、ミュージカルなど新たなジャンルの作品にも出演するようになる。 2016年には自身主催の演劇ユニット『BACK SPACE

          プロフィール

          ふと、思い立ち、

          客演先で劇団ブログを書かせてもらう機会があり、その時長文を考えることがなんだか楽しくて。どんな構成にしようかな、とか、どう書いたら面白いかな、とか。演劇やってるからか、受け取る側の人間のことを考えながら作るのが好きみたいで。あ、そういうのだったら、芝居やってない時でもやれるなって、ふと、思い立ち、始めました。 ここでは、日々思うこと以外にも、出演情報や劇の感想、自作の脚本など、ツイッターでは載りきらないものを載せていく予定です。 気が向いた時に覗きにきてください。 #演

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