父の懸念から

父について。

父は、現在60手前で北大工学部出身です。そして、家族という共同体第一主義です。人は生まれながらの家に対して責任を果たす必要があるという考え。
 会社はそこそこ大きなところに勤めていたものの、数年前に脱サラして実家の農家を継ごうとしています。ものすごく、現実主義でゴールからの逆算で色々な事を決めているいる人です。(父の実家にある部屋には10年後までの計画とか貼ってありました)

一方の僕は、20歳で中堅国公立大理学部在籍。結構個人主義で、一人一人生きたいように生きればいいと思っている。
 将来のことは、現在の楽しいを突き詰めた先にきっと開けるという楽観視するタイプ。(悪い状況が重なると、急にものすごい不安に襲われる繊細さも持つ 笑)
正直真逆な二人です。(母は僕に似ている人です)

そんな父にとって、ただ「南極に行ってみたいから」という理由だけで、大したオプションB(もしもの策)を設けることなく博士課程一貫教育の総研大に進もうとする自分はかなり能天気に映っているようです。
 挙句の果てに、ライアンという奴は「大学院に行ったからと言って、理系の職に就くとは限らない」とか言ってるらしいですよ。

あ、僕か。
ただ、僕の論としては「理系に行くかもしれない。でも、行かない可能性も0ではない。だったら、必ず理系に行くなんていう嘘はつきたくない」という。
父曰く、「大学院にかける時間、お金、それらが或る以上遊びじゃない。理系以外に行く可能性があるくらいならやめてしまえ」という。

可能なら父にも納得してもらった上で進学をしたい。

そのためにも、南極に行った後、大学院で学ぶ中(また後)で、自分が社会や公に対してどのような価値を提供できるのか。どのような価値を提供できたら楽しいのか。見極めないといけないと感じています。
 しばらくはその模索も、父への説得を念頭に置き、理系方面になるかと思います。もし何かアイデアを思い付いた方いたら、コメントお待ちしています!

頂いたサポートは、南極の植物を研究するために進学する大学院の学費や生活費に使わせていただきます。