読書感想「生命の起源はどこまでわかったか 深海と宇宙から迫る」

こんにちは、南極研究者志望のライアンです。

今日はやっと、以前先輩からオススメしてもらった本を読み切ったのでその感想です。(↓紹介してもらったときの話)

JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)という海について研究をしている機関の研究者である高井研さんが複数の研究成果をまとめて生命の起源を探求する研究がどのくらい進展しているのかを示してくれる本でした。

前後半で分かれており、前半で生命の起源の研究史を紐解き、後半でガッツリとこれからの課題に言及していました。

正直後半は専門的な話が多く、理解ちょこちょこ読み飛ばしてしまいました・・・。

ただ、前半の深海熱水活動域が地球生命の誕生の地として有力であるといういくつかの研究成果をドンドンと(わかりやすく)提示してもらうのは楽しかったです。

特に、熱水噴出孔(深海にある熱水を噴き出している穴)の付近で発電が起きて、それをエネルギーにしている生物がいるという話を以前JAMSTECの山本さんからうかがったことがあったので、山本さんが登場してそれらが見つかる過程を話しているところはワクワクしました (笑)

生命の起源を探求するという深淵である種科学の到達点ともいえる研究は、絶対に答えをみることができないことを仮説・検証を繰り返してもっともらしい考えに行きつく過程のように見え、自分には難しすぎるようにも感じたのです。

続けて、同じ日に先輩から紹介してもらった同じく高井研さんの
「微生物ハンター 深海に行く」も読んでいこうと思います!

頂いたサポートは、南極の植物を研究するために進学する大学院の学費や生活費に使わせていただきます。