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メモ

はじめに

これは多くの人にとって価値のない文章です。

ただ自分のバドミントンの歴史として自分のために残しておきます。誰かのためのメッセージではないのであしからず。

最下位スタート

まず僕がバドミントンを始めたのは中学校のときです。なんでバドミントンを選んだかというと、仲のいい友達がみんなバドミントン部に入ったからです。それ以外に特に理由はなく、今までバドミントンなんてやったことはありませんでした。

しかしまあその当時はひどいものでした。どうやら僕は運動音痴だったらしく、恐ろしく下手くそでした。

一緒にバドミントン部に入った友達と部活がはじまる前に、公園でバドミントンをしにいったのですが、まぁラケットにあたらない。むしろ当てない才能があるのかというくらいシャトルがかすりもしませんでした。

そのとき、僕が部内で一番下手クソだと言うことが発覚したのです。そして負けず嫌いのスイッチがはいったのもその時だったのでしょう。

下剋上

さて、1年生7人中最下位でスタートした部活ですがそのあとのお話しです。

幸運にも僕の先輩たちはそこそこ強かったらしく、大会でも結果を残していました。なのでこの先輩たちに教われば強くなれると僕は思っていました。

しかしある日先輩にこう言われました。
「この部活をやってるだけじゃ強くなれないよ」と。

先輩曰く、シャトルもボロイし顧問も未経験者で指導はできないし、コートも少ないしと。でもそれは仕方のないことで、自分で努力しなきゃ強くなれないということでした。

よく考えればそれは当然でした。しかも部活の現状がどうであれ、最下位の僕がみんなと同じ努力をするだけでは、どんなに上手くなっても最下位のままです。

それは嫌だと思った僕は、先輩がよく行っているクラブや体育館の開放に連れて行ってもらいました。放課後も部活が終わった後6時や7時からチャリをかっ飛ばして2時間バドをする、などをしました。

そこで出会った人にはいろんなことを教わりました。

もちろん部活も手を抜かずにやりました。

そうしているうちに最初の夏休みがきて、総体を終えた3年生は引退していきました。そして今度は2年生の先輩の出番でしたが、2年生は人数が少なかったため1年生の僕らにも大会出場のチャンスがありました。

1年生の枠は2つあったので出場者を決める校内戦が開かれます。

当然僕は最下位スタートなのでみんなに舐められます。どうせ勝てるでしょと。

しかしいざやってみるとどうでしょう。シャトルがあたる。動ける。

まだ1年生で、あまり上手ではありませんが上手でないなりに足が動いて、ラケットにあてて返すことができるようになっていました。そしてそのまま、部内のランキングで1位まで勝ち進んでしまいました。

最下位スタートから半年で1位になることができたのです。当時はそれは嬉しかったのを覚えています。

キャプテン~分裂

半年で1位まで上り詰めた僕ですが、しかしまだ1年生でみんな伸び白だらけです。それに2位の人にはギリギリ勝ったので、まだまだエースというわけにはいきません。

そこからもっと頑張らないと、と様々な努力をしていました。そしてついに先輩がまた引退して2年生になった僕らの番になりました。そのとき僕は先輩からキャプテンに指名されました。先輩は僕が頑張っていることを知っていたので僕を選んだのでしょう。

キャプテンとしてチームを引っ張る責任が加わった僕は、とても不安でしたがダイヤのエースの「プレーで引っ張れ」という言葉を胸によりいっそう練習に励みました。

それからの大会では、県でエイトに入るなどの結果を残すことができました。

しかしそこまでの流れは決して順調だったわけではありません。

僕の姿勢が部内の分裂を生んでしまったのです。

自分が上手くなりたいために、部活を利用しているような面があったのでしょう。一部の部員から反発を買ってしまい、部の雰囲気が最悪な時期がありました。一旦は部活を2つに分けようと言った案まで出てしまったこともありました。

部を引っ張っていたのではなく、振り回していたんだと思います。

そのときは先生が間にはいってくれたおかげで何とかまとまりを取り戻すことができました。そしてキャプテンというのは全体をまとめなければならないのだと言うことを改めて学んだのです。

部活の仲間のためにも、自分のためにも、自分をキャプテンに選んでくれた先輩のためにも、これからは全体のことを考えようと決心しました。みんなで上達する、楽しくバドをするために。

中学最後の大会

一時は危機に陥りながらもまた立て直した部活。それからはチームは一丸となって練習に取り組んでいました。

そしてついに最後の大会に挑みます。

最後の大会として結果を残したい。キャプテンとして結果を残したい。今までの努力を結果にしたい。いろんな思いが駆け巡っていました。そのときは県でベスト16あたりで何度も負けてしまっていたので、総体の目標は8を越えてベスト4に入ることでした。

いざ本番。

総体は地区大会から始まります。なので県で4に入るには地区大会を勝ちあがらなければいけません。

結果は、、

まさかの地区予選敗退です。

そう、最後の大会はこれで終わってしまったのです。

少なくとも県には何度も出場していただけに、最後に県にすらいけなかったのはとても悔しかったです。

悔しかったんです。

でも試合が終わって落ち着いてきたとき、今度は別の感情が浮かんできたのです。

それは感謝でした。

ここまで頑張ってこれたのはいろんな人のお陰。そんな気持ちが溢れてきました。頑張ったのは自分かもしれないけど、それは周りの人が協力してくれたから。

中学のバドは終わってしまったけど、これから先のバドでは周りの人に恩返しをしたいという思いが強くなりました。それはキャプテンとして部の分裂を生んでしまったときとの反省も含めて。

だから自分が上達するだけじゃなく、いっしょに周りも上達できるようにしたいのです。そしてその一環としてこのブログがあるのです。


とまあなんとも微妙な、キラキラしたような感じになってしまいましたが、この辺が自分のバドのベースとなる部分ではあります。

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