私が「チーム８」単独でCDデビューすることに反対の理由。

まず前提として、チーム８としてCDを出すことに対して反対ではございません。

ただしアルバムに限ります。あるいは特典なしCDなら問題ないと思っております。

メンバーが単独でCDを出したいということは、それほどまでに団結力を高め、チームカラーも定まってきて、次へのステップの目標として「CDデビューしたい」ということは健全なことであり、よい意識の持ち方だと思います。

しかしファンの方が安易にそれに同意する、もしくは運営に要望するのは、一抹の不安を感じます。

以下に、完全に個人的な、主観のみで、チーム８単独でCDデビューをするべきではない理由を書かせていただきます。

１， AKB48だから。

チーム８は扱いなどから実質支店という、AKB48を本店とした場合支店のような立ち位置でございます。しかし、そこはAKB。AKB48として出すCDにチーム８は無条件で参加する権利を有している。

幸いAKB48のCDで歌うメンバーは固定ではありません。あるCDの選抜が全員チーム８メンバーで出せばいいのです。あるいは両A面という逃げ道もあります。「チーム８」が某のレコード会社からあらたにデビューすることなく、現状のAKBを乗っ取ればいいと思っています。それこそがストロングスタイルだと、王道だと思うのです。なぜならAKB48なのだから。真正面から道を進んで欲しい。

２，既存のシステムの踏襲ではつまらない。

チーム８は既存の４８システムに対してアンチテーゼ的な部分がウケて大きくなってきたところがあります。「会いに行く」「撮可」「自由」「地下的な盛り上がり」等々。メジャーになっていく過程で制限が増えてきておりますが、今もある程度は他の４８と大きく異なる特色を持っております。

しかし、CDデビューとなりますと、デビュー後のストーリーに大きく逸脱したストーリーを期待できないのです。

リリイベもやるでしょう、個別握手会、２ショット写メ会、あるいは多少おいしい接触。

チーム８リクエストアワーや都道府県からめた投票券イベント等々をやるかもしれません。

それが悪いとはいいませんが、それではないストーリーを私は見てみたいのです。

CDデビューしなければ音楽番組に出られない、紅白に出られない。果たして本当にそうなのか？

本来自由であるはずのヲタクのほうが業界の常識を考える必要はないのです。想像の翼を無限に持ってアイドルに対峙するべきだと思っております。

CDデビューではない形で文句なしに音楽番組に出られる可能性だってあるかもしれない。

そもそもAKB48やももいろクローバーを見てきた身としては、想像できないようなことが起こることを知っているし、常識は意外と常識ではないとも言えます。

CDデビューした後に待ち構えているであろうリリイベなどはチーム８の面白さと相反するものだと思っています。

本店CD以外にチーム８のCDとなると握手会が倍になる。そうなると握手会で強いメンバーが強くなる。接触に強いメンバーが総選挙でさらに強くなっていく。

そのストーリーはもうたくさん見させていただいてきました。干されメンが総選挙でジャイアントキリングするストーリーもたくさん見てきました。しかし、せっかくの革新的なチーム、チーム８ではそれではないストーリーを見てみたいと思っております。

３，日本全国を網羅できない。

現状も東京や関東、ある特定の地域に偏っているのは重々承知しておりますが、仮にCDデビューして、その握手会が関東、東海、関西だけでいいのか？という疑問があります。

SKEもNMBもHKTもおそらくNGTも地元で握手会をやる以上、４７地元があるチーム８が関東だけでリリイベをやっても何か釈然としない、コンセプトと大きく異なるのではないかと思うのです。

今の握手会だって関東と関西だけだろという指摘に対しては、それは決めているのがAKB48だからという言い訳ができるので問題ないです。

チーム８がチーム８のコンセプトでCDデビューした時は日本全国でリリイベをやるべきだと思っております。

逆に言うと、日本全国リリイベをやるならCDデビューにも賛成できます。

以上のような理由があって、これほどまでに８メンが熱望しているであろう「チーム８単独CD」に対して冷水をぶっかけるかのような考えを持っております。

正確に言うのなら、レコード会社が絡んだ形でノルマをこなすためのリリイベが生じる形でのCDデビューは反対なのです。

アルバムは賛成です。

カップリングという形ではない単独新曲発表もしてほしいです。

TOYOTA店でQR読み込むと配信で手に入るとか面白いかもしれません。

何が正解かは分からないですが何かを期待したいのです。

とにもかくにも、未知の世界で未知なる活躍を見たいという、観客心理全面のアピールなのですが、でもヲタクなんだから見たいものについて語ってもいいのではないかと思ったり思ったり思ったり。