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出航なう。出港なう。そして出稿なう(8月6日STU48イオンモール岡山観覧記)

8月6日にTIFというクソイベを干して岡山県は岡山駅にほど近いイオンモール岡山に行ってきました。
当然にauのお寒いCMのような、桃太郎になりきって他の太郎と馴れ合ったり鬼退治に行くわけではございません。
犬でも猿でも雉でもない、最強のパーティーを組んで戦に望まなければいけない私は、当日出演メンバーが発表された時点でSTU48のイベントを見に行かなければいけない。いけない。義務だ。義務になってしまったのだ。

久方ぶりの岡山県であった。
おそらくは2015年の近藤萌恵里がいた岡山イオンモールのイベント以来であろう。何月だったか記憶はもうない。
イオンモール岡山には過去2回来ている。どちらもチーム8イベントが絡んでおり、ラジオの公開放送からのイオンモールステージを堪能した当時の思い出は昨日のように思い出せる。
特に岡山県代表人見古都音ちゃんは、当時は塩対応の代表格と言っても過言ではない子でして、おそらくは早坂か人見かという、チーム8塩対応の阿像吽像としての呼び声たかかった両名のうちの片割れでありまして、塩対応の人見古都音ちゃんの笑顔が見られるのは岡山のイベントだけ!という時期があったのです。
今ではあんなに笑顔対応のこっさんも、その昔はノールックの女王。しかし、岡山のイベントなら上機嫌という。そんなわがままお姫様然とした笑顔を見たくて当時の岡山イベントは絶対に行かなければいけないものだったのです。
 時を経て今。岡山のコンサートも岡山サーキットも行っていないわたくしアンチッチが久々に岡山の地を踏んだのは、降り立った理由は、それはもちろん鬼退治ではなく、鬼とは対象的なエンジェルたちに会うためでありました。
 8月6日。72年前広島に原爆が落ちた日に、鬼畜米英を叫びながら鬼ヶ島を目指すわけではなく、東京からTIF終わりに高速バスに飛び乗ってやってきたのはイオンモール岡山。
 カバンには、TIFで限定販売されたSTU48Tシャツを忍ばして……。
 おそらくは午前8時半位に岡山駅西口に到着。以前来た時に駅前や繁華街をたっぷり散策済みだからほぼ迷うことなくイオンモール岡山にたどり着く。
 チーム8イベントの時に並んだ入り口の方に行くが誰もいない。するとスキンヘッドと女ヲタっぽい女がいて、スキンヘッドの人がいっちーさん?だったか。何かで話したことあるからお互い顔は知っていたので、とりあえず話す。入り口はどこなのか?そしてヲタクがいない。どこにも並んでいない。 
 10時のイベントスペース開店時、一応並んでいた?ヲタクの数は10人か10人に満たないかといったところ。昨今の8と比べたら圧倒的に少ない。

 確かにこの日は、TIFにSTUも出ていたし、ほとんどの48がTIFに出ていたし、西日本という括りでは、NMB48が神戸でコンサートを開催していた。そんな中急遽4日前に決まったのがこのイベント。私がはるばる岡山に来た理由のひとつはもちろん急に決まって人が少なさそうなイベントだったから。やはりおいしそうなイベントは逃したくない。

 「第24回うらじゃ祭り STU48スペシャルライブ」
 
TIFの裏開催ということで、TIFに出ないメンバーによるSTU48の外イベント。場所はかつてチーム8がやったこともあるイオンモール岡山1F 未来スクエア。メンバーは

大谷満理奈、尾﨑舞美、甲斐心愛、門田桃奈、榊美優、塩井日奈子、新谷野々花、菅原早記、田中皓子、谷口茉妃菜、張織慧、三島遥香、峯吉愛梨沙、森下舞羽、矢野帆夏、黒岩唯

という。
「We Are The World」か!と突っ込まずにはいられなかった。オールスターとはまさにこのこと、この面子のことではないか。
甲斐心愛、新谷野々花、峯吉愛梨沙、森下舞羽。
これまさに四天王と呼ばずして何を四天王と呼ぶ。

・甲斐心愛13歳。広島大好き少女。街中でカープ選手に会うと迷うことなくサインをねだりに行くそう。そこでの経験から、たとえプライベートでも神対応をしようと心がている、性根のしっかりした美少女。握手対応抜群。

・新谷野々花13歳。とろけるボイスにとろけるお顔。何もかもが完璧と言ってもいい妹型AI搭載スーパーコンピューター少女。そのSHOWROOMを見て、眠っていたロリが起きだしたヲタクはすでに5兆人いると言われている。カルピス大好きな様は初期の渡辺麻友がピルクル大好きっ子で売っていたのを彷彿させる。握手対応抜群。

・峯吉愛梨沙12歳。アイドル虎ノ穴でおなじみ、広島アクターズスクールが送り出してきた神対応の申し子。すでにロコドル経験もあり、ダンススキル等はかなりのものだが、野々花ちゃんとありのんというコンビを組んで今日も子供っぽくわちゃわちゃしている。ゲリラ配信をゴリラ配信という。握手対応抜群。

・森下舞羽12歳。STU48最年少。最年少ながら女帝の風格をどこか漂わせる。本郷柚巴とじゃんけん大会ユニット「難波瀬戸内海賊団」を組んだが、先輩と対等に話し合っているさまは、将来軍団長になるタイプとみたり。最近までの将来の夢は薬剤師。握手対応抜群。

 お気づきだろう。握手対応抜群なのだ。STU48、恐るべし。100歩譲って、元ロコドルの峯吉愛梨沙ちゃんがヲタ対応上手なのはちょっと分かるが、それ以外の子たちのなんと握手対応の面白さ。
後日見たSHOWROOMで、甲斐心愛が件の広島選手に塩対応くらったことを匂わせる発言をしていたことから、たとえプライベートでも神対応的なものを意識しているのだろう。とにかくかわいくて楽しい。まだ始動してまもないアイドル現場の楽しさを凝縮した、こってりラーメンを凌駕する楽しさ濃厚現場。
 選挙握手会7月16日でうっかりSTUの沼に足を踏み入れてしまった私は、その後夏休みで、平日の昼間から配信しまくる四天王のSHOWROOMを見ることで、身も心も瀬戸内になろうとしていたのです。

 瀬戸内海の産湯につかり、海のミルクこと牡蠣を母乳の代わりとし、神戸牛、讃岐うどん、みかん、瓦そば、きびだんご、すだちで育ったのが私ことアンチッチでございます。

 そんな瞑想に次ぐ瞑想で空中浮遊一歩手前までのところまで自分を高めていたところに、岡山での、非選抜イベント。待ってましたと腕を捲り、臨戦態勢に入ったのでございます。私の基準ではどこに非選抜の要素があるのか分からないが。

さて、イベントまでの間はうらじゃ祭りを楽しもうと、温羅化粧なるフェイスペイントをしてもらったり、道に出てメンバーを探したり、岡山という街中が祭りに染まっている様を、太陽の熱射に晒されながら堪能していた。

途中地元ワイドショー番組にSTUメンバーが5人出るというツイートを見て急いでイオンモール5階へ。

ガラス越しに神対応のメンバーたち。そしてSTU48Tシャツを着ているのは私だけなので、それそうおうの「反応」を大量にいただく。
これは、この後の本番、かなり楽しいものになるのではないかという予感。いける。岡山でSTUいけるはず。と一人ブツブツ呟いていた。

 やがて時間近くになり、なぜか一度立たせられ、会場に椅子を増やしていたのだが、そこからヨーイドンでまた席取りが始まるという、非常に恐ろしい仕様で、あとちょっとで最前を逃すところでした。なぜあのような、怪我人が出てもおかしくないような仕様にしたのかは今を持って謎。まあ最前を確約されていたわけではないので、仕方ないのだが、一応必死に岡山まで来たので最前で見るに越したことはない。

 ちなみに撮影禁止でコール禁止。アルコール禁止とは言われていない。つまりTIFより推せるぜ、STUってなもんですよ。コール禁止は絶対チーム8のせいとかだったりするんだろうなー、なんて遠くを見ながら呟いてみる。

M1 「会いたかった」
M2 瀬戸内の声 (AKB48th「願いごと」c/w)
MC1
M3 言い訳Maybe (AKB13th) 
M4 ポニーテールとシュシュ (16th) 
MC3
M5 ヘビーローテーション (17th) 

というセットリスト。 



結論から言うと最高。
具体的に言うと最THE高。
詳しく説明すると最&高。

わかりやすく言うとThe best day in my life.

会いたかったで0ズレにありちゃんが、ののちゃんが来た時にガッツリ指さし。もちろん心愛ちゃんとも指さし。レス回収率100%を達成しましたと、営業成績を張り出すあの棒グラフをイオンモール岡山に張り出したくなるくらいのレス祭り。
 ステージではないただの床にカーペット敷いただけの簡易ステージだが、ルック認定はできないが、レスという分類の中では爆レス判定される類のものがたくさんあった。 被弾した。
 セットリストも申し分なく、そしてポニシュシュでのありのんWセンター、ヘビーローテーションでの甲斐心愛ちゃん0ズレ独占と偶然も味方した。

 神よ、私は岡山を選択して正解でした!

 「言い訳May be」→「ポニーテールとシュシュ」という、チーム8が十八番にしていた鉄板の繋ぎをSTU48の子たちが目の前でやっている。はっきり言ってしまえば四天王以外は顔と名前は全然一致していなかった。四天王を見たかったというのも理由だが、もう一つ岡山に来た理由は、TIFにどうしても行きたくなかったということ。
 あんなクソフェスティバルに身を堕としたフェスなど行きたくない、行きたくないがチーム8くらいは前で見たい、しかたない、年一回のイベントだ、一日だけは課金するのもやむを得ないか、嫌だなー、ストレス感じるフェスに金を払うの。

 なんて思っていたから。岡山でのSTU48イベントは渡りに船とはまさにこのこと。渡りに船で出航して岡山なうとはまさにこのこと。
 つまり、どこかTIFから逃れるためにSTUを利用したと言われても、実は反論できないのでございました。しかし今は堂々と反論できる。

「TIFよりもSTU48イオンモール岡山のほうが楽しかった!」と。
 知らないメンバーたちのなんと笑顔あふれるフレッシュパフォーマンス。レスは全メンバーがくれるかのようなやさしさ。「君は誰だい?でも好き」「君はなんて名前だい?でも好き」の連続。まさに瀬戸内海のさざなみのように押し寄せてきて、気づいたら鳴門の渦潮よろしく、STU楽しいの渦の中に身を落としていたのでありました。

初見で気になったのは

・田中皓子
女帝感を漂わせる、どこか大島優子のようなオーラを放っている。臨機応変なタレントタイプとみたり。
・榊美優
ガン見型レス戦士。一瞬弱々しく見える妹系かと思わせておいて、ズカズカと攻めてこれるタイプかなとみたり。
・矢野帆夏
顔が可愛かった。なんとなく一発で覚えられた。

 やっぱりレスだな、やっぱり最前だな。最近最前で見ていなかったこともあって、この日は最前で見ることでのレス独占の楽しみも堪能できたのもでかいのかもしれません。
 どんなクソコンサートも最前なら神コンサート。しかしてこの日のイオンモール岡山が全体的に神現場であったことに異論はないだろう。近くてセトリが良くてレスの雨あられ。否が応でも「STU48最高!」と呟かざるをえなかったわけでございます。

 特に、ありのんWセンターの「ポニーテールとシュシュ」には、完膚なきまでに「未来」を叩き込まれた。もう未来しかない。この二人をWセンターにした人は偉い。ただでさえ、久保怜音ちゃんくらいしかJCが選抜系にいない48において、中1コンビを、激きゃわな二人をそのままWセンターにすると、ここまで破壊力があるんだ、やっぱりロリコンは間違っていなかったんだと、自己肯定の境地にも達することができて、脳の中に「ありのんありがとう汁」が充満していくのを感じながら、STUのパフォーマンスに感謝したのでした。

最前でSTU48Tシャツを着ていてはしゃいでいるのが私です。あぁ楽しかった。

こういうのを見たかった。こういうレスが欲しかった。こういうふうにキマりたかった。それらすべてを満たしてくれた、アイドルグループ初期の頃にしかない、キラキラタイムに身を委ねて、なにもしないで瀬戸内海をただ漂うだけで得られる幸福に最大限感謝をしながら、それでも最後、承認欲求を抑えきれず、終演とともにダッシュしてエスカレーターで上がるメンバーにがっついたのでした。 

そして岡山の夜はうらじゃ祭りでキレイだったのでした。

 
 大げさに書いたが、兎にも角にも握手、もしくはイベント、どちらでもいい。行ってみればいい。結局この文字に力はない。力は彼女たちの笑顔とそれとリンクした接触やパフォーマンスになるのだから。
 次の出航を夢見ながら、メンバーが大海に出港する前に、出稿したこの記事を見た人は是が非でもSTU48を見に行ってほしい、感じてほしい。出航するしか!
 出航がどうしても難しいという人はSHOWROOMにエスケープするのでもいいが、SHOWROOMは各グループにそれぞれ面白い子がいたりするので、推しとか関係なく、色々見るようにしてくれると嬉しい限りだ。
かくいう私も、STU48でなんとなく行こうと思っていた子は峯吉愛梨沙ちゃんと森下舞羽ちゃんであって、その二人にターゲットを絞った理由はもちろん年齢、ゴホンゴホン、SHOWROOMでなんとなく見たらなんとなく可愛かったからという理由と、もちろん年齢、ゴホンゴホン、とにかく年齢以外にも年齢とか年齢とかSHOWROOMとかで自分の選択肢を広げて年齢見まくるのはいいことだろうと思います年齢。
さあ今日もまた、夏休みの子供達が宿題をやる配信を見て、私達が生きていてもいい理由を、私達が生きている理由をそこから学ぼうではないか! 

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