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2020年を振り返る。良い年だったと振り返る。

良い1年だった。
以上。
終わりー!


まあそれだけだとあれだが、それでも感想ないから

良い1年だった。
以上。
終わりー!
×100

という表現で今年を締めくくりたい。2020年は良い年であった。
以下「2020年は良い年であった」駄文。


1月末から2月頭にかけて。
私はタイへ行ってBNK48劇場に入りジャパンエキスポを見てそのままジャカルタに行きJKT48を見てチェンマイに戻りCGM48を見た。
まずこの海外遠征があったので、私の私による私の2020年評は必然「最高」ということになってしまうのだ。

なんてことはない。この海外遠征の貯金が、海外遠征で得た「楽しかった貯金」がすごい額だったのだ。
バンコク→ジャカルタ→チェンマイ遠征で得た楽しい貯金は、日本で老後必要と言われる「2000万円」に相当すると言っても過言ではない。

2020年12月31日の今日をもってしても、まだ2000万円の楽しかった貯金はたんまり残っている。

私としては向こう3年、海外に行けないことになっても平気である。
なぜか今は金持ちも貧乏人も、芸能人もウーバーイーツ配達乞食も皆一様に、海外に旅行することはできないというではないか、
誰も海外旅行に行けないなら、私は何も不満がない。むしろ小気味いい。
ギリギリで海外旅行に、海外遠征に、海外買春に行けたことは2020年を生きる上で非常に大きなアドバンテージになり、心に余裕ができ、日々自粛警察活動に精を出すことができたのである。

そうして時が過ぎ、私はどんどん元気になっていく。
下水道で肥え太っていくドブネズミのように。

極めつけは、そう、東京五輪の中止である。

にわか五輪中止どもと違う。違うぞ、違うんだ。
筋金入りのアンチ東京五輪。
この6年間ひたすら東京五輪の中止を願ってきた。
AKIRAの復活を願ってきた。
願えば叶う。
まさかこの歳になって、この齢になって「願えば叶う」ことは本当であったと知ることになるとは思ってもいなかった。

私は今年東京五輪中にストレスで死ぬと思っていましたし、ストレスで死ぬならマラソンのコース上に乱入して自殺してやろうと思っていました。
結果思っただけで済みました。
なんでかってそりゃあんた。

東京五輪が中止になったんですから!

そして、同じく夏に開催されていて、今年に限り10月に開催予定だったもう一つの悪しき「東京」を冠にしたイベント。
TOKYOアイドルフェスティバルも中止になったのです。


神様!
ジーザス!
アーメンソーメンザーメン!

FUCK! FUCK! FUCK! FUCK! FUCK! FUCK! FUCK! FUCK!

ファック東京五輪。
ファックTOKYOアイドルフェスティバル

夜明けとともに、朝に、毎夜毎晩、プリクラのメッカに向かってお題目を唱え続けた結果、神様は私の願いを叶えてくれたのです。


さて2020年の幸福はまだ終わらない。
今日は12月31日。
私は今年海外旅行に行った。そして私は今年国内旅行にも行った。私は国内旅行に4度行った。私は国内旅行を税金で補助してもらいANAの飛行機で行きダブルベットのキレイなホテルに泊まった。私は税金をもらって旅行した。

…。
………?

昨今ホテル不足とインバウンドで飛行機も高騰していた福岡に4回も行きました。
なぜならば、安いからでございます。

12月の福岡4泊旅行の内訳は、往路ANA復路スターフライヤー、天神のアパホテルで3泊、小倉のビジネスホテルで1泊。合計実質10400円。

血税。
日本人の日本人による搾取。日本人の血が日本人により搾り取られた末の結晶。血反吐と共に収められた血税。
命を削って削って捻出された真っ赤な血税は哀れ私の4度の福岡旅行に消えたのです。
ジュニアアイドルとストリップを見に行くという目的に、真っ赤に染まった血反吐の結晶である血税が使われたのです。

なんということでしょう…。
けしからん。
ふざけるな。
馬鹿野郎。
もっとよこせ。

もっとよこせ!もっとよこせ!もっとよこせ!もっとよこせ!

拳を振り上げながら、平時なら決して許されないであろう乞食シュプレヒコールを声高に叫ぶ。
するとどうでしょう。

なんと今度は外食が実質無銭になりました。とさ。

私はおとぎ話を書いているのだろうか?
否、これは現実、2020年の現実、実際に起ったこと。

1000円の外食をすると1000円分のポイントが貰える。
1000円分のポイントを使って1000円の外食をすると1000円分のポイントが貰える。
1000円分のポイントを使って1000円の外食をすると1000円分のポイントが貰える。
1000円分のポイントを使って1000円の外食をすると1000円分のポイントが貰える。

以上の事象を正確に、自分が頂いた分だけ繰り返してみたくなったが一応やめておく。どうしても原稿を埋めなければいけない時にその技はとっておこう。

昼はインドカレー屋のカレー弁当、夜はさくら水産で鍋をつつく。
なんて贅沢の極みをしてもお代は国が払ってくれる。
無銭飲食に次ぐ無銭飲食。ただし無銭飲食罪に問われない無銭飲食。
無銭飲食というより「実質無銭飲食」とでも呼ぶべきか。
とにかく、連日実質無銭飲食を繰り返す。繰り返す。繰り返す。なぜならば刑法「無銭飲食罪」が適用されないので。
2020年は、ドリフのコントでやっていた「もしも無銭飲食罪がこの世になかったら」の世界だったのです。


さて、改めて2020年を振り返ってみようではないか。

・ バンコク、ジャカルタ、チャンマイ遠征。BNK48、JKT48を堪能。CGM48に感動。
・ 東京五輪中止。
・ TOKYO IDOL FESTIVAL中止。
・ 激安福岡遠征4回。
・ 外食が無銭。実質無銭飲食。
・ 謎の10万円が振り込まれる。

結論
2020年は良い年だ!
永遠に2020年をループするでもいい。
東京五輪がなくてTOKYO IDOL FESTIVALがなくて、福岡には10000円くらいで往復ホテル込みで行けて、外食が無銭で、10万円くれる2020年。
もし生まれ変わってもまた2020年に生まれたい。

丸に刺々しい突起がいくつもついた、太陽コロナのような形の流れ星に向かってお願いマイメロディする2020年12月31日。

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