4月3日チーム8一周年コンサートレポ。『少女たちよ』未来はただ明るいinTDCホール
チーム8一周年おめでとうございます!
さて今更なのだが4月3日、チーム8の1周年記念コンサートinTDCホールについて。
先に言っておかないといけないのが、私にとってピーク、高まりの局地というのはコンサート中だと47人全員の『少女たちよ』でありまして、それ以外だと開演前と終演後に色々ありました。開演前開演後、その他外伝は別途にまた書きます。
比較的真面目な、コンサートレポを以下に。
まずはざっと。
何はともわれチーム8一周年おめでとうございます。
この想いにはなにひとつ嘘偽りはないし、というか1年前にお披露目だったんだ、そうか、あの時はAKBというシステムに何も魅力を感じていなかったから、BUBKAのヲタ対談でも語ったとおり、TOYOTAのキャンギャル、レースクイーンを集団化したくらいのユニットだと思っていたのでした。
プロフィールすら見ずにいたので、1年前の4月の時点ではチーム8というワードは我が生涯と一切関係ないワードと思っていたわけでして。
48ヲタにもほとんど注目されてなかった、むしろ「企業タイアップさむ!」な空気だったチーム8が今やTDCホールを満員どころか最前が10万超えするくらいのユニットになってしまったのです。
私はSKEが初めてJCBホールでやった時も行きましたが、当時はそんなプレミア価格ではなかった。1年で人気が出たというよりも、ファンの数を増やしたのではなくてヲタの数を増やした結果なのだろうと解釈。
3月24日のチーム8PON祭りは「自由過ぎる」ということで話題になったばかりだったが、なにかただならぬ熱量を帯びたヲタク達の核融合、乱反射が毎現場ごとに起きている気がする。濃度が天下一品の超コッテリにオリーブオイルをぶちまけるがごとくのドロドロ、ドロヘドロ現場、それが8現場。脳梗塞待ったなしのドロドロ血液現場、それが現8現場なのでございます。
チケットはすべて外れてしまい、途方に暮れていたところ「3階席なので定価で連番したい人いますか?」というツイートを発見。
心のなかでお百度参りをするがごとく「どうしても見たいので譲ってください」とリプしたところ快諾していただいた。ありがたい。
当日待ち合わせてその人の話を聞くと、新潟県佐藤栞ちゃん推しでチーム8にはまったきっかけは、昨年10月のワンダホ祭りの『制服の羽根』をYouTubeで見たからと言う。
そう、トリさんの動画とアンチッチの動画がネットウィルスのごとく48ヲタに感染してゆき、8ヲタの連鎖を作っていたんです。
撮可って本当に効果があったんだと、この日最初の感動。あと、たといiPhoneの稚拙な動画でも上げ続けてきて良かったと思った次第です。
そんな一周年コンサートなのですが、感想としては最初リズムが悪くてダレてしまったのは個人的本音でございまして。
メンバー全員が椅子に座っていて小木さんが先生役で登場する。
通常この絵を見れば十中八九さくら学院の森先生とさくら学院生徒のあのステージを思い出すわけでございまして。
たださくら学院の学園コントは緻密な台本進行が根底にありまして、さらには菊地最愛ちゃん水野由結ちゃんが鉄壁の阿蔵吽像としてエンターテイメントマシンであったという、故に成立していた乙女たちの学園コントであるのでございます。
しかし、チーム8の弱点はMC。小木さんのアドリブも多少あってか、学園コント部分には何の感想もありません。リズムはよろしくなかった。
そこから『47の素敵な街へ』→『希望的リフレイン』と2曲やったのは良かった部分。
しかし暗転してバットボーイズさんとトップリードさんのVTRが流れる。
そして北海道東北関東メンバーで『君のことが好きだから』披露。
そして自己紹介MC。
と、この一連の流れで私は勝手に怒ってしまった。流れがブツブツ切れてしまって、こちらのテンションがあがるタイミングを削がれていたからだ。
私は言ってしまえばセトリ厨なところがありまして、だからHKT48のコンサートは大好きなんですが、セトリがよければパフォーマンスは二の次、一生懸命やっていればOK派です。というよりアイドルヲタはSKEヲタのキチガイパフォーマンス厨以外基本はこの、セトリで楽しむ部分が根底にあると思うのですが、そんなアイドルコンサートの核のセトリが前半はダメだった。
良くないのだが、思わず「今までの全ツで一番つまらない」とその場で呟いてしまったのは今にしては反省しているが、しかしてあの時点でそう思ったのは事実。
ふと、TDCコンサートはチーム8常連ヲタが軒並み外れていたことを思い出し、途中のユニットも新しい組み合わせはなくて今まで全ツでやったものだったので、なるほど、これは新規だったりライト層への訴求を目的とした、首都ショールームだったのでしょう。
会場の広さもあって、いつものキチガイじみた盛り上がり等はそこまでなく、3階の席ということもあり、比較的みんな座って見ていた。
比較は良くないというが、私は2月14日バレンタインの鳥取県のコンサートを見てしまった人間である。
そう、逆に言うとそれを見ていなければ過度の不満はなかったかもしれない。
鳥取での中野郁海凱旋コンサートは今思い出してもぐうの音も出ない、あまりにも完璧な、そして「未来しかない」を提示したライブだった。そしてセトリも完璧だった。
なるほど、TDCは鳥取に入った人は恣意的に外していたのかもしれない。
しかし私は鳥取に入ってしまい「これが秋元康先生が初期に着想していたJPN48か!」と感動した身。
3階だからだろ?と言われても、あの日の完璧さが頭をよぎり「なんでこんなミスを…。チーム8のブレーンさん、今までこんなミスをしてこなかったのに」とうなだれてしまいました。
もちろん47人コンサートゆえ、大人数ゆえ苦肉のセトリ、むしろ47人全員出る最良のセトリだったのかもしれないが、そんな向こうの事情のことを考えるのはヲタじゃない。
なかなかテンションが上げることができなかった。
ただそんな会場が一体になる瞬間が訪れる。
中国四国九州地方の時に突如レニー・ハートの呼び込みで新メンバー、福岡代表吉田華恋ちゃんが登場したのだ。
そしていきなり音響トラブルで曲が流れない。
しばらくの沈黙の後にようやっと『ロマンスかくれんぼ』が流れて、まさかの一人舞台で戦慄のデビューを果たしたのである。
この時、いきなりの洗礼に戸惑っている新メンバー、吉田華恋ちゃんが会場内を一体にした。
コールなんかも揃い、そして「12歳です」と発表した途端の、nynyした、弛緩した顔つきになっていった会場内の嘘父兄達の顔を私は忘れない。
一人の12歳が会場を一体にしたのだ。やっぱ12歳だなー!
そしてこの吉田華恋ちゃんが『ポニーテールとシュシュ』『Birth』にも参加していた。
人間とは失敗から学ぶのだということをチーム8から学んだ。そう、最初から踊れる子で若い子をとればいいんだよ。そうだよ、最初からそうすれば、んがぐぐ……。
そこからは普通に楽しいコンサートではあった。
『天使のしっぽ』では東京代表小栗有以がセンターで、今まで入ったことがない16人選抜にも小栗有以ちゃんが入っており、最近のチーム8メンバー格上げの波に東京ということで小栗有以ちゃんも乗ることができたようだ。
実際、初めてみた時は正直「東京は大阪に絶対に勝てない」と思ったものだがそれも遠い昔のこと。なんでこんなにかわいくなってゆく、小栗有以ちゃん!
徐々に高評価になってきたところで47人全員で『少女たちよ』が始まった。
ここで私は座っている人が多い3階席にも関わらず立ち上がり一人呟いたのだった。
「これが、これが見たかったんだ……」
自然と目頭が熱くなった。
曲のクライマックスで47人全員が円陣になり「AKB,48~!」と叫ぶところで泣いた。
「これを見に来たんだ」
結論から言うと、お前に結論を出す資格が無いのは重々承知の助でございますが、47人全員『少女たちよ』にあのコンサートの全価値があったと思っている。
少女たちよ!お前らの未来はただひたすら明るい!それを見せてくれてありがとう。
47人の少女たち全員が確固たる絶対の「個」を持って『少女たちよ』を歌っている。
「少女たちよ、もうすぐ夜明けが来る、夢の未来はこれから始まる」
「少女たちよ、何も諦めるな」
歌詞のことは無視して曲のノリを大切にする私ですら、この歌詞と眼前眼下のチーム8メンバーが完全にリンクしてしまい、「チーム8の未来はただ明るい」という持論も相成って、まあ泣いたね。
『少女たちよ』1曲が、俗にいう8ヲタへ向けた1曲だったのかと、その場では目と耳と身体で咀嚼させていただきました。
初めて見たチーム8の未来のなさたるや……。と表現するとさすがにひどいが、まあしかしてしかし、50%50%で消えるかなーなんて思わせるような、AKBの冠をかぶったユニットとは思えないドサ回りイベントの数々。
キモヲタ、カメコ、AKBにまったく興味が無いお祭り目当ての一般人等々、昨今の48メンバーが体験してこなかったアウェイで戦ってきたチーム8メンバーたちに言いたかったことが『少女たちよ』の歌詞に完全にリンクした。
推し補正、と言うなかれ。実際地方ドサ回りアウェイ現場での戦いを見てきた私としては、「お前たちは報われる」と断言するしかないのです。そしてどう考えても「チーム8の未来はただひたすら明るい」と断言できる内容でした。
『少女たちよ』ができた時期がちょうどAKB48ブレイク前夜だったと思うので、何かひとつ良い未来を暗示してくれたのではないだろうか?
すぐ近くには東京ドームもあったわけですし。
47人パフォーマンスのすごかったところは、むしろ3階から見ていたから気づいたのですが、フォーメーション移動がちゃんと出来ていたこと。
各々のパフォーマンスには明らかなばらつきがあるものの、しかして揃っていた、そこに日本が、JAPANがあった。
昨年の8月8日の全員(太田奈緒、永野芹佳は欠席)パフォーマン時はフォーメーション移動はもちろんなくて、むしろフォーメーション移動とか一生無理じゃない?くらいの少女たちが一周年では、47人で一体感を演出していた。3階席故、負け惜しみポジションなりの感動ではございました。
3階から撮影した私の『制服の羽根』動画も参考にしていただければ。
個人的には『ヘビーローテーション』時に、濵咲友菜ちゃんと人見古都音ちゃんがペアーで歌っていたのをずっと見ていられたのが幸せだった。人見古都音ちゃん最近気になってしかたない。
でも濵咲友菜ちゃんは可愛かった。コマネチも可愛かった。
↑目標にもあるように、最近の濵咲友菜ちゃんのダンスはだいぶ大きくなってきていて、意識の高さを伺わせる。
新曲も格好良くて良かった。
しかし最後の最後『恋する充電プリウス』で21時ということで15歳以下メンバーが退出してしまった。
思わず
「やっぱりチーム8コンサート史上一番ダメだった」とツイートしてしまった。今は反省している。
まあ、しかし一応推しメンの濵咲友菜ちゃんもいなくなるし、今までの全ツは基本的に満足度が高かった中、最後に「マジか……」な風景で、まあ一瞬『少女たちよ』の感動が飛んだのは事実。
しかも、私が夢想していたのは、『恋する充電プリウス』時は47人が会場の客席に散らばって、3階にもメンバーが来て、会場全体での「プリウス~」コールを期待していただけに、罪はないが眼前眼下の21人のみの『恋する充電プリウス』には、楽しむというより「なんじゃこりゃー」と松田優作のモノマネで、ロリコンが吐く薄汚れた血で両手を濡らしながら、呆然と眺めるしかなかった。
メンバーには罪はない。
そんなTDCホールでのチーム8一周年コンサート。
『少女たちよ』を最強の名曲としてサルベージできたのが今回の収穫じゃないかと勝手に思っているのですが、もちろん普通に楽しかったし、新曲10人選抜もかなり良かったし、濵咲友菜ちゃんがなぜかコマネチしていたし、下尾みうちゃんの可愛さが3階にいても分かったし。
やはり「夢の未来はこれから始まる」という『少女たちよ』の歌詞がこのコンサートを表す言葉としてふさわしいんですかね?
2年目の活動はすでに始まっている。さっそく小栗有以ちゃんが一日警察署長をやるのが決定したり、人気は高まっているがこれからもまだまだドサ回り系イベントもありそうだし、しかししっかりしたコンサートもあるし。
楽しければそれでいい、そして未来はただただ明るい。
さて、16歳以上のメンバーのみとはいえ、お見送りがあった。
3階席から退出だったので比較的前半に行ったおかげで大歓迎を受ける形となり、やはりチーム8の蟻地獄から抜けられないことは実感した。
いやー、やばかった。
劇場のお見送りとは全員テンションが違った。
おそらく全員アドレナリン出まくっていたのでしょうが、まあロリコンの私を16歳以上のメンバーが「アンチッチさーーーーん!」と大騒ぎしてくれたのです。
チケットを譲ってくれた連番相手が「アンチさんの後ろ付いていったのは大失敗だった」というほどの大騒ぎだった。
これができるアイドルなら、私はまだまだ日本全国行脚がんばり濵ちゃんでございます。
三度目ましてですが
チーム8一周年おめでとうございます!
(中野郁海ちゃんが精彩を欠いていなくて、最高の状態だとチーム8を宇宙に連れて行ってくれる)
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