見出し画像

2018年2月21日 ACL 鹿島アントラーズvs水原三星 問題だらけの現地観戦。

 今回は前回執筆した久しぶりの海外である韓国遠征について書いていきたと思います。

  実際に韓国へ行くことを決めたのは試合日の3日前です。どうせ売り切れているだろうと思いながら航空券を探していると、、 まさかの当日入りの次の日の朝出発の便が残っていました!これは行くしかないと思いすぐさま航空券をゲットしました。3年間海外へ行っていなかったのですが、急遽海を渡ることが決定しました。

  しかし、急いで取った航空券には少しばかり問題がありました。キックオフ時刻は19時。当日の16時半頃に仁川空港へ到着の便ということでキックオフに間に合うかわかならない、、、慣れている人が急いでもキックオフに間に合うかわからない航空券を取っていたのです笑。それに加えて考えていなかったイミグレーションが。 長くても10分くらいで抜けられるだろうという甘い考えがあんな事態になるとは想像もしていませんでした。私は次の日の朝に帰る便という事で、ホテルを予約せず空港泊を予定していました。何も考えずにイミグレに向かうと、「滞在先が空欄だけどどうしたの?」ああ、空港泊は聞かれるんだと利知りました。私は「今からサッカーを観に行って終わったらすぐ帰ってくるから宿泊先はここ(仁川空港)です。」と答えると、「お、おう。」みたいな反応で笑いながら通させてくれました。長いイミグレーションを抜けたのが17時15分時過ぎ。急いで電車へかけ乗りまずは韓国の首都ソウルへ。電車の中で事前に調べていたルートを見直すとやはり間に合わない。仁川空港から水原まで慣れている人でも約2時間。急いで向かっても前半途中の到着になってしまうかなとA'REXの中で悟りました、、 

 ソウル駅へ到着し乗り換えをしようとしても事前に調べたルートがわからない。これはどうしたものか。でも迷っている時間など一切なくキックオフ時刻が迫っている私には聞くという選択肢しかありませんでした。駅員らしき人を探しても見当たらないので近くにいたおじいちゃんに質問してみることに。韓国語はわからないので英語で聞いてみると、「あ、この電車に乗ると遅くなるから次の電車に乗ったほうがいいよ。」おじいちゃん英語が話せた!勉強してきた英語が韓国の地下鉄で活かせるとは思ってもいませんでした笑 (おじいちゃんありがとうございます。)その後何度か韓国へ行って思ったのですが、韓国は英語を話せる方が多いですかね。また、ソウルは英語の表記も多く外国人にも優しい待ちだなという印象があります。話しが脱線してしまいましたが、なんとかおじいちゃんに教えてもらった電車へ乗り水原へ。1時間程度かかったのですが、電車に乗った時刻が18時30分頃でした。いや、あかん。キックオフどころか前半に間に合うかもどうかなという時間です。電車の中で気持ちのみが焦りましたなす術なく、、キックしたことを携帯電話にて確認しました。その後すぐに金崎選手が得点したことを知りました。またスンテさんのPKストップの事も確認。しかし自分が間に合うかよりもチームの勝利が最優先。落ち着いた気持ちで水原へ向かうことができました。

 水原駅に到着したのが19時30分頃。そこからバスで行く予定だったのですがここは手っ取り早いタクシーで行くことに。駅前にいた運ちゃんに声をかけると、手を振り首を振り、ドアを開ける前に去ってしまいました。ああ、乗車拒否か。韓国語話せないからかな、アウェーの洗礼かな、等々思いましたがそんなこと考える暇もなく急いで調べていたバスへ乗車。どこで降りればいいかわからなかったので横にいたお姉さんに聞いてみることに。「私が降りる4つ後のバス停で降りればW杯スタジアムへ着くよ。」いや、韓国の人優しいしみんな英語話せるな。    감사합니다 / ありがとうございます と伝えなんとかスタジアムへ。駅からスタジアムへ思っていたより距離があったのと、乗車拒否などもあり到着が20時を回っていました。

 私の初の海外遠征は後半5分からとなりました。でもいいのです。自分の足を運び、自分の目で選手が闘っている姿を見られている。これだけで自分にとっては大きな価値があります。まあ開始から観戦できればそれが一番なんですけどね笑結果は2-1の勝利。到着が大幅に遅れたことよりも何よりもチームの勝利が嬉しかったです。海外でやるオブラディに味をしめて虜になってしまったことは今後お伝えしていきたいと思います。

 試合後はそのまま空港泊の予定だったのでソウルへ戻ることに。ここでほっこりエピソードが。ソウル行きのバス停がどこだかわからず周りを徘徊していると数人の青いユニフォームをきた男性がいました。敗れたチームのサポーターへ質問するのは失礼かなと一瞬思いましたが、一生会うことはないだろうと思い聞いてみることに。すると丁寧にバス停への行き方を教えてくれるだけでなく、一緒に歩いて向かってくれました。ガチガチのピッチからもわかるようにとてつもない寒さの中助けてくれて感謝しかありません。その中の1人が日本語を少し勉強しているということで英語でなく日本語でコミュニケーションを取ることに。アウェーのサポーターにここまでしてくれる水原サポーターはとても良い方が多いことがわかりました。バス停に到着し「감사합니다 カムサハムニダ」と伝えると、「こちらこそ」と日本語で返してくれました。別れ際に「ラインやってる?」と聞かれたのでその場で交換。今でも連絡する仲になりました。その後10月にもう一度水原に行った際にもう一度そのサポーターに会うとは誰も想像できなかったでしょう。

多少の民間外交を終えソウルへ戻り少しばかり韓国を味わうべく、ビビンバを食べました。本場で食べる味は日本とさほど変わりませんでしたが美味しかったです。韓国人サポーターと知り合ったことや、試合後にビビンバを食べたという記憶は一生忘れることはないでしょう。次の日の朝8時くらいの便だったため、食事を終えたあと空港へ戻り凍てつく仁川空港で夜を明かしなんとか日本へ帰国できました。

JPEGイメージ-5A0BC17B58E6-1

私にとって初めての海外遠征は後半に到着、韓国人の友達ができるなど多くの出来事がありましたが無事試合を観戦して、初の韓国を楽しんで帰ってくることができました。 後半に到着される方はいないかと思いますが、それでもACLのアウェー観戦は多くの経験ができるので楽しみの一つになっています。 この試合を観てから私はグループリーグを突破したらまた観に行こうと思い、アントラーズのおかげで中国の上海へ行くこともできました。

今後は韓国遠征を機に行ってきた様々な国や出来事などを紹介していきたいと思います。

最後までご覧くださりありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?