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2021年J1第30節 セレッソ大阪戦 データプレビュー

執筆:タケゴラ
サムネイル:AKIRA

Match Data

鹿島アントラーズ

7位(15勝5分10敗50得点31失点)

直近の戦績
・9/1 ルヴァン 名古屋戦(A) ●0-2
・9/5 ルヴァン 名古屋戦(H) ●0-2
・9/11 リーグ 福岡戦(H) ●0-3
・9/18 リーグ G大阪戦(H) ○3-1
・9/22 リーグ 川崎F戦(H) ●1-2

主な欠場者
山田大樹、ブエノ、犬飼智也

川崎フロンターレ戦のハイライト動画

セレッソ大阪

11位(10勝9分11敗39得点39失点)

直近の戦績
・9/8 リーグ 札幌戦(A) ○3-0
・9/11 リーグ 札幌戦(H) ●0-2
・9/15 ACL 浦項戦(H) ●0-1
・9/18 リーグ 浦和戦(A) ●0-2
・9/22 リーグ 広島戦(A) ○1-0

主な欠場者
ダン・バン・ラム、清武弘嗣

サンフレッチェ広島戦のハイライト動画

前節の両チームスタメン

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今季対戦時のハイライト動画

Point1 アウェイでは8連勝中

鹿島の直近のアウェイC大阪戦の戦績
※リーグ戦のみ

2010年 第10節 ●1-2
2011年 第19節 ○3-1
2012年 第18節 ○1-0
2013年 第33節 ○2-1
2014年 第33節 ○4-1
2017年 第24節 ○1-0
2018年 第14節 ○2-0
2019年 第28節 ○1-0
2020年 第17節 ○2-1

中3日で続く連戦の中、鹿島は今節アウェイに乗り込んでC大阪と戦うことになる。

アウェイでのC大阪戦はかなり相性の良い鹿島。リーグ戦では2010年に敗れたのを最後になんと8連勝中。昨季もファン・アラーノとエヴェラウドのゴールで勝ち切っている。

ただ、気がかりなのは今節の舞台がこれまでのヤンマースタジアム長居ではなく、今季リニューアルしたヨドコウ桜スタジアムだということ。ここでは2013年のナビスコカップでのみ試合を戦っている鹿島だが、その時は敗れてしまっている。消化試合で大勢に影響しない試合だったとはいえ、今節はヨドコウでの初勝利でアウェイC大阪戦の連勝も伸ばしたいところだ。

Point2 復帰したアタッカーたち

C大阪には今季2人のアタッカーが復帰してきた。1人は開幕前に15年ぶりに復帰した大久保嘉人、もう1人は今夏10年ぶりに復帰した乾貴士だ。

大久保は今季ここまで22試合に出場して6ゴール。J1での通算ゴール数は191まで積み上げている。このところはベンチスタートが続いているが、鹿島戦は30試合13得点と50%近い得点率を記録しているだけに、要注意だ。

乾は9月のルヴァンカップで復帰後初出場を果たすと、ここまで4試合連続スタメン。キャプテンマークも任され、2列目の軸となっている。そんな乾はC大阪から海外移籍する時のC大阪ラストマッチが鹿島戦。その時は乾自身がゴールを奪ったものの、鹿島が田代有三と小笠原満男の2ゴールで逆転勝ち。今節もその再現として、勝利を掴み取りたい。

Point3 裏を狙え!

今季復帰したレヴィー・クルピ監督を夏に解任して、現在はコーチから昇格した小菊昭雄新監督が指揮を執っているC大阪。そんなC大阪が監督交代で一番変化したのは、最終ラインの高さである。最終ラインを高くする理由としては、なるべく高い位置でボールを奪いたいから。クルピ期ではやや撤退気味に守っていたC大阪だが、小菊監督になってからはプレスの色合いを強めいている。

だが、最終ラインが高くなった反面、その裏を突かれているのも事実。上記のシーンに挙げられるように、浦和戦ではプレスを外されプレッシャーのかかっていないところから裏に通されて失点しており、他の試合でもこうして裏を狙われる場面は散見されている。

鹿島には裏にパスを出せる荒木遼太郎やディエゴ・ピトゥカもいれば、裏を狙える上田綺世やファン・アラーノもいる。ここを狙わない手はない。

書いた人

タケゴラ
東京都出身。ANTLOVERS MAGAZINEの一応編集長。アントラーズとは2000年に出会って以来、20年超のお付き合い。好きが高じてアントラーズのマッチレビューを書くようになり、2020シーズンは全試合投稿。実体は丸の内OLとの一説も。フルーツサンドは正義。
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