全然時間に余裕がないけれど日記を書きます

最近部屋の物をめちゃくちゃ捨てた
昔の学校からの書類もめちゃくちゃ捨てた
今部屋にあるのって思い出のものと教材と服と画材と漫画くらいじゃないか？

漫画な〜〜〜〜〜〜
もっぱら紙面書籍派だったんだけど電子書籍の魅力に気づいてからは結構揺らぎつつある
無料で読める作品が多いしデバイスさえ持っていればどこでも読めるし、何より場所を取らないし
自室にある漫画はおそらく100冊以上あって非常に場所を食っていてかなり困っている
が、それらはこれまでの自分の人格形成にかなり関与しているので今更捨てるのが惜しいなと思ってしまう
最近では家にいてもあまり手に取らないので正直う〜んという感じではあるが…

部屋の掃除をしているときに藤本タツキのファイアパンチを見つけたので少し読んだ
やっぱりトガタが好きだ
トガタは終盤までは一応女性として描かれているが（男性的な部分も節々に見られるけど「きゃあ」とか自身を「かわいい顔」と言っている）藤本タツキの望む女性像からがっつり外れているので、藤本作品として読む際は新鮮で、かえっていい
藤本タツキが描くヒロインキャラって、『筋力だったり能力だったりの強さはあるけどなにかと優柔不断な男性主人公』を先導する（良し悪しを問わず）立ち位置にあるよな
圧倒的に精神面で有利で、その強さの自覚がある上で主人公を翻弄し支配しようとしてくる
ネネトもトガタも自我はしっかりしているけれどマキマや絵梨と比べて根っこにぐらつきがあるな〜って思う
みんな自己中で己の幸せを切望しているけど、本気で「新世界を作るぞ」「みんなをギャフンと言わせてやるぞ」っていう他者巻き込み型の願望を持っているのは明らかに後者で、そういったキャラはすごくカリスマ性がある
ファイアパンチだとスーリャとかユダがその立ち位置なのか（切り取ってみれば部分的にはトガタもそうなのかもしれないが）
ルナに関しては無自覚じゃん…
じゃあもうファイアパンチは力関係で言えばルナが頂点ですね…
いやでも物理で言ったらドマの方が強いが…ん…？ドマにとってはアグニが恐怖の対象だが…アグニはルナの呪縛から逃れられないが…なんかじゃんけんの力関係みたいだな

カリスマキャラが悪者の時って逆転された時に高度なカタルシスが得られるから勧善懲悪がテーマの場合物語としてシンプルで非常にいい
あんたが言いたいことはそういうことだろ？　え？　トガタさんよ

ファイアパンチは善悪の視点がコロコロ転じるからおもろい
シーン毎で見られるカタルシスが実は全くの紛い物で『今までの努力は不完全燃焼です！』っていうシーンが多い
読者に一瞬「やった！悪者を倒した！ざまあみろ！」と思わせてからそいつの味方オチの真実を突きつける
読者にいっときでも裏ボスキャラに共感させて、それに対し罪悪感を植え付ける

藤本タツキが一番のラスボスじゃん

それはそうとチェンソーマンの2部とアニメはまだですか

『座り方がもう女殴っている』と検索をかけると一番に吉田ヒロフミが出てくるのがめちゃくちゃおもしろいのでおすすめです