エットーレ・ソットサスの自伝を読んで気づくこと-1
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1980年代、世界のデザイン界を騒がせた文化運動、メンフィスを主宰したエットーレ・ソットサス(1917-2007)の自伝、"Scritto di notte" (和訳は『夜ノ書 エットレ・ソットサス自伝』)はイタリアデザインの「裏のヒストリー」を知るに、とても参考になる。
エットーレ・ソットサスが生れ、幼少期を過ごしたのはオーストリアのインスブルックである。父親がイタリア人の建築家、母親がオーストリア人だった。父親はインスブルック、イタリア北部のトレントで仕事をしていたが、