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「意味のイノベーション」を俯瞰的にみてみる。

自分で宣言しないと続かないかもしれないので、ここで書いておきます。Ezio Manziniの2冊の本を自ら翻訳することにしました。2冊とは、"Design, When Everybody Designs: An Introduction to Design for Social Innovation" と"The Politics of Everyday Life: Making Choices, Changing Lives"です。

ただ、1人だけではシンドイのでサヴァティカル中の立命館大学の八重樫文さんを誘いました。今日のポッドキャストは、どうしてこの2冊を翻訳する気になったのかについて八重樫さんと話しています。

マンズィーニは気になる存在ではありましたが、自分が直接関わる人ではないとずっと思っていました。

だが、2017年からベルガンティの「意味のインベ―ション」について語れば語るほど、意味のイノベーションの本意が抜けていくような気がしていたのです。どうしてもビジネス上のテクニックとして受け取られる傾向にある。そうでもない人も沢山いるけど、そうでない人も多い。

ベルガンティの立場として確かにそういう戦略で良いのですが、実はベルガンティ自身、企業活動に集中した話をしたいわけではないことを「突破するデザイン」を読み込んでいくと、ひしひしと感じていました。

この1月、彼と東京で数日、長い時間を共にして話しているとき、彼が「自分はマンズィーニのチャートでいえば、エキスパート向けの意味形成に関して集中しており、残りの部分はマンズィーニの領域だ」と語ったのです。

上図における象限1が自分の領域である、とベルガンティは言ったのですが、経営学者の立場上、象限4には触れずらいと匂わせた印象を受けました。実際、「突破するデザイン」のなかで、意味のイノベーションは民間企業だけでなくNGOやNPOの活動にも適応できる考え方であると言及しています。

とすると、このチャートにある全体像をみせていかないといけないと思うようになったのです。

八重樫さんは彼は彼で、ぼくとは違う想いで、ぼくの誘いを受けています。それがこのポッドキャストのなかで語られています。

尚、7月10日、Xデザイン学校で「意味のイノベーションの文化土壌」というタイトルにて話します。案内は下記です。


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