見出し画像

ムサビ通信卒業までの奮闘記〜入学編〜

はじめまして。あんぞです。
タイトルの通りですが、武蔵野美術大学の通信過程、通称ムサビ通信に2年次編入から3年間通っていました。この過去形からも察せられますが、この3月で無事に卒業できそうです。その過程を思い出しながら、この3年間を振り返ろうと思います。

….とさらっと書くと「よかったねぇ」くらいで終わりそうですが、3年前に戻って自分に会えるなら言いたい。「予想の10倍くらい大変だぞ」と。総合大学を卒業していたので、そのノリで行けるか?と甘くみていました。本当に甘かった。

現在この4月から入学する方向けの出願期間中だと思います。このnoteは、出願しようかなと思っている方、「通信制の美術大学」に少し興味がある方に読んでいただきたいです。決して脅すために書いているわけではありません。「予想の10倍くらい大変だけど、予想の100倍くらい充実していた」というのは間違いないので、ぜひ一例として参考にしてください。

タイトルの通り、まずは入学に関しての記録です。

そもそもなぜ入学しようと思ったか

美術大学に憧れがあったから
この言葉に尽きます。

3年前というと2021年。ちょうど世間では外出がままならず、お家で過ごす時間が多かった時期です。仕事もテレワークで落ち着いていて、何か新しいことを始めてみたい….と色々探していた時に、美術大学に通信過程があることを知りました。

高校生の頃、絵を描くのは好きでした。と言っても、予備校に通うこともなく、ただ「好き」で終わっていたので、美術大学の進学の道はそもそも考えることができず、普通に総合大学へ。もちろん楽しい学生生活でしたが、「モノを作る」ということを極めている美大生への憧れは、うっすらと持っていました。

(周りの人には、「デザインやってみたかったんだよね!」と意気揚々と話していましたが、ブルーピリオドに影響されていた説も否定できない。)

ちなみにムサビ通信はいろんな人が通っています。働きながら通っている人も多いので、「浮くかも」みたいな心配は全く不要です。
↓サイトに年齢、職業別などで載っているので興味がある方は是非。

思い立ったら即願書送付

私自身、「思い立ったらすぐ行動!」というマインドで生きているので、いいなと思った次の日には願書を書き始め、応募してしまいました。

ムサビには、というかほとんどの通信制美術大学がそうだと思いますが、実技課題がありません。デッサンの課題があったら、私は間違いなく入学していなかったでしょう。実際周りにもデッサン苦手な人がほとんどでした。(と言っていますが、デッサンというスキルの重要性は重々承知しています。)

ということで、必要なことは入学志望動機の記入のみ。簡単に願書を送ることができます。

※不安な方は、各大学で実施している入学説明会に出る方が雰囲気がわかって良いです。パンフレットに載っていない本音ベースで語ってくれるそうです。
(自分で調べて計算すればわかったことですが、まさかストレート卒業している人の割合が5%くらいだと思わなかった。土日がこんなに授業まみれになるとは思わなかった。

編入学はできるならやった方が良い

以前に別の大学を卒業した人は、編入学をすることができます。おそらく3年次編入学できる人がほとんどではないかと思いますが、詳細は条件をご確認ください。

編入学だと、すでに卒業した大学の単位が一部認められるため、卒業条件である124単位に近づきます。再三記載していますが、卒業までの単位取得は大きな壁。使えるものがあれば単位を持ち越した方が良いです。
※きちんと4年間分学びたい!という方は、あえて編入学制度を使用しないのもありだと思います。

かくいう私は、入学した当時は美術系以外の大学出身だと2年次編入しかできなかったため、2年次編入:46単位をすでに取得済みとして扱われていました。これがなかったら、ストレート卒業は叶わなかったでしょう。

魔法のカード学生証が到着

入学金などを振り込むと、入学案内の書類や学生証が届きます。

ちなみに、学生証はいろんなところで効力を発揮します。大学生の時にいかに恩恵を受けていたかを身に染みて感じます。本当に。(来月から無くなるのが本当に痛い。)

まずは美術館系。武蔵美では、多くの美術館のパートナーシップに参加しているので、通常の学生料金より安いことも。ありがたい。

他の美術館も学生料金で入れます。例えばアーティゾン美術館は通常1,800円ですが、学生であれば無料です。ありがたい。

もちろん、各種デザインソフト系も学生料金です。例えばAdobe。デザイン系であれば必須のソフトですが、値上がりばっかりしているこのご時世で、学生料金で使用できるのはありがたい。

あと地味に嬉しいのがAppleの学割。年々値上がりするApple製品を学生料金で購入できます。また、毎年2月上旬〜4月上旬までは、新学期キャンペーンとして、学割料金+Appleギフト券がもらえるキャンペーンを実施しています。安くならないApple製品をお得に買えるチャンスなのでぜひ。(回しものみたいですが、別にPRではないです。つい最近これを利用してMacbookを新調しました。)

……後半趣旨がずれて、いかに学生証を利用するかになってしまいました。

次は履修登録系の話をしたいと思います。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?