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検定試験の想ひ出

商業高校卒なのですが、日商簿記検定は受けたことがありませんでした。なぜなら、検定日の前の週が部活の大会で、勉強どころじゃないから。

会計事務所に転職したいけれど、電機メーカーでは一般事務だったので、簿記の知識は忘れてしまったに近いレベルにまで低下。

まずは日商簿記を勉強しなおして、3級と2級を同時に受けました。事業所が閉鎖になる前に、少しでも勉強をすすめたいところ。

どちらも一発で合格。電話で合否の確認をした時、電話口のお姉さん「どちらも合格です!3級は100点ですっ!!」と、私よりも嬉しそうだったな~。

そのあと事業所は閉鎖となり、職を転々としながら(ただ単に続かない…)日商1級に挑戦します。独学ではとても無理と思い、定期的に開かれるゼミに東京まで通いました。

最初のころ、内容が全然わからなくて困惑していると、先生はにこやかに「繰り返しやると、わかるから♪」と言いながら難解な授業をどんどん進める。

会計事務所に応募するも、ほぼ門前払い。仕方なく一般事務で土木会社に就職しました。その会社で先輩(男性)のいじめに合い、体調を崩したのをきっかけに「1年だけ」という期限つきでアルバイトしながら勉強に集中します。

ゼミでかなり理解が進み、先生から「あとは回すだけ!」と言われたのもあり、独学へ。

受験一回目。手応えがあったけれど、不合格。同時に「合格したら採用します」と言ってもらえていた会計事務所の話も失った…

2回目。の、少し前に自然気胸(肺に穴が空く)で入院。試験日には間に合ったものの、惨憺たる結果に。

約束の1年がたち就職。なんとブラック企業に足を踏み入れてしまうなんて…この話だけで一つ書けますよ。ネタの宝庫!笑

この頃は、資格の学校の通信教材に申し込み、問題集や過去問を何回も何回もやったり、苦手や出題予想を徹底的に潰したりする毎日に。

3回目受験。まだブラック企業にいて休めないので、電話で合否を確認。

「おめでとうございます!合格です!きゃ~♪((o(^∇^)o))」

と電話の向こうのお姉さん。賞状(写真付き)を受け取りに行った時も、満面の笑みで祝福されました。

今まで感じたことのない、ものすごい達成感に包まれました。

今は全く違う道を歩んでいますが、あの時間はムダだったなんてことはありません。

・目標を決める
・途中の小さなゴールを設定する
・PDCAを回す
・今できることに集中する
・基本テレビは見ない

など、今に繋がる習慣もできました。試験問題だけでなく、何かを達成するためのプロセスを学べたなと思っています。

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