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オンライン留年した話

人生の寄り道の話

好きなことをやりすぎて留年した。
そして思いがけず、あと半年の大学生活をゲットしてしまった。
もちろん家族からは思い切り怒られたり(というか心配されたり)もしたんだけど、なんだかんだで大学生活5年目を迎えている。「え、留年したの?」とかいう顔をされたりもしたし、当初は凹んだんだけど、今では思いの外楽しんでいる自分がいる。人生の寄り道をやってみる価値はあると思う。(高額な寄り道ではあるが)


おうちで学ぶことの恩恵を整理してみた(天の時/地の利/人の和)

さて、5年目にして、コロナのおかげでおうちから学べるようになってしまった。
おうちで学ぶことで受けた恩恵の方が大きいので、今回は「天の時」「地の利」「人の和」3つの観点で整理していく。

・「天の時」=何事にも、タイミングは重要だよって話
最初に留年が決まってしまった時はちょっとショックだった。
だけど、昨今のコロナな情勢においては、今このタイミングは自分をアップデートするにはすごく重要な時期だってわかってから気持ちが楽になった。

まずは、オンライン化が急速に進むのを現場で観測することができる点。
教育のICT化やGIGAスクール構想など、いろんな計画があったけど、実行しようとする人は少ない方だったと思う。社会の仕組みや組織の文化などが影響して、変化を望まない人がそれなりにいたのかもしれないって思ってる。
だけど、オフラインでの学びを供給することができなくなった今、教育に関わる全ての人たちがオンラインで繋がる必要も出てきた。(一部でね)
私は教育に関心を持っている分、変化が求められている今の学校現場を生徒の立場でリアルに眺められるのがすごく楽しい。
タイミングよく新しいバイトも決まって、今度は高校で働くことになったので、どちらも経験できる。
時代の波にゆるゆる乗っかっている感じがする。

あとは、これまでの4年間は忙しくて中々手をつけられなかった分野を学ぶことができているのもいい点。
今は楽しくドイツ語を学んだり、他にも地方創生やジェンダーなどについても学ぶ時間ができた。
将来実現したい世界線に向かうべく、こうして時間をたっぷり使って、まだまだ足りない部分を学べるのってすごく幸せだ。
これからの自分の設計(時間軸の←)もあれこれ修正することができて、今とてもハッピー。

いい時期に、ぴったりのタイミングで、自分のやりたいことをやれているから、このコロナ禍でも幸せに暮らせている。
・「地の利」=自分が今いる環境とか場所って大切な要因だよって話
私は、大阪に住んでいるんだけど、通っている大学は兵庫県のド田舎。往復3時間。5年目にして、おうち大学のおかげで地の利を抜群に受けている。
私は、豊中の実家と大阪市内のシェアハウスに生息している。(今は一時的に実家に住んでいるんだけどね。)
で、地の利を抜群に受けてるな〜って実感したのは、しょうもないけど金銭面での得がメインだったりする。

半年間でかかる交通費は、ざっと10万円。食費はお昼ご飯だけで4万円行かないくらい。飲み会とかが入ると半年で4万円行かないくらい?
こういうのが全部なくなってしまったので、支出は減った。(学費の出費があることは忘れていない)

ちなみに時間的な恩恵も受けている。
往復3時間の通学時間が消えたことで、この半年間だけでざっと180時間を自由に使えるようになった。朝起きてから準備するまでの時間も含めたら200時間ほど作れる計算。
これのおかげで、朝起きたら紅茶を飲みながら授業を受けることができたり、好きな時間にドイツ語を学んだり、大阪府内でできることに集中できていたり、ストレスフリーな環境を作ることができている。

電車の人混みとか、違う環境を往復すると、情報量が多すぎてひどく疲れてしまう。(そもそも都会暮らしに向いていないので余計)
というわけで、今いる場所で、やるべきこととやりたいことを存分にできているのでこのご時世も悪く無いという話である。
・「人の和」=人とのつながりって必要不可欠だねって話
人に対して自分からアクションしやすくなったので、好きな人と好きな時間を共有しやすくなった。

あんまり目立ちたくない恥ずかしがり屋さんでも授業に積極的に参加できるようになったので、オフラインよりもオンラインで授業を受ける方がかえって楽しいという現象もそこそこ起こっている。
オフラインで会えない分、授業で知り合った子とSNSで繋がってみたり、チャットで話してみたりして、会うのが楽しみになったりもする。
zoomなどを使った授業でも、結構楽しく議論できたり、オンラインMTGでよくある「間合いがわからない」ことを活かして興味持ったことがあったらしれっと共有してみたり、そういうのができるようになった。
先生のSNSとかみたりもする。楽しい。

あとは、オフラインでの飲み会がなくなって、お金をケチる必要性がなくなったので、好きな時に好きな人に会いやすくなったという側面もある。
夜中3時とかまで電話しちゃうこともあるけど、楽しいから万事オッケー。
繋がりたい人と共有している時間は、今の方が濃い気がする。

支えてくれる家族、周りのみんなとの時間もたくさんできて、すっごく嬉しい。もうちょいゆっくりしていたいなあ。

とまあ、こんな感じで、昨今のコロナ禍で大変な部分はもちろんある上で、新しい生活様式におけるいい点を整理してみた。大学生の視点なんだけどね。


まとめ

このコロナ禍はいろんな人が辛い思いをしているのも事実だしそれはわかっているけれど、変化が求められる時代においてはすっごくチャンス。
社会における既存のルールが崩壊していく中で、新しいルールを作ることができるのは私たちだし、今だからこそ一歩を踏み出せることだってあるんじゃないかな。

どれだけ考えて、どれだけ行動したか。
どれだけ枠にハマらずに、どれだけ変化を受け止められるか。
違いを認めた上で、選択肢を狭めずにいられるか。
こういうのは、少なくとも自分の中では大切にしておきたいかなって思う。

留年したけど、いろんなことのおかげで楽しく過ごせています。みんないつもありがとう。

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