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ピアノレッスンへの道vol.1〜ホールで響く豊かな音を求めて〜

こんにちは♪
はじめまして。ピアノの先生を目指しています、「あんずのき」と申します。

私のアカウントでは、ピアノの奏法、弾き方を詳しく分析しながら解説していきます。
どうぞよろしくお願いします♪

1.ピアノのレッスンで大事にしたいこと

私がピアノの先生になる上で大事にしたいと思うことは、やはり、ピアノを習う生徒さんを一番に考え、生徒一人一人を応援してサポートしてあげることだと思います。
レッスンでは、生徒の様子をしっかり観察して、その子にとって心地よい環境づくりが必要になってくると思います。

2.ホールで響く豊かな音

まず、ピアノという楽器は広く捉えると打楽器に分類されます。打楽器を豊かな音で演奏するとはどういうことなのでしょうか。
打楽器はバチで楽器を叩いて音を出しますね。ピアノも実は同じです!ハンマーで弦を叩いて音を出します。演奏者はそのハンマーを操るように鍵盤を指で下に下げる、という作業を行うのです。
その過程で、"さまざまな工夫"をこらして、「ホールで響く豊かな音」というものをつくっていくのです。
"さまざまな工夫"をするということについては、3.ロシア奏法で解説します。

次に、本題の「ホールで響く豊かな音」について解説していきます。
まず、ホールで響く、とはどういうことでしょうか。
先に答えを言ってしまいましょう。ホールで楽器を演奏した時、一番後ろの席まで音の響きが届くということです。ここで大切なのは、単に音が届くのではなく、音の「響き」が届くということです。
「響き」とはなんでしょうか。
まず、単なる音、ド、ならドという音は、「基音」といいます。その「基音」の周りにまとわりついている音色が「響き」となります。演奏した際、その音色がふわぁ〜っと湧き上がってくる感覚を感じることができたら、もうホールで音が響いていることになります。

次に、豊かな音、とはどういう音のことでしょうか。
これも先に答えを言ってしまうと、倍音の多い音、ということになります。
倍音とは、元の音以外に鳴っている、人間には聞こえないレベルの音の集合体です。元の音より周波数が高い、つまり、元の音より高い音が鳴っているのです。
倍音の解説は置いておいて、
ここで大事なことは、倍音が多ければ多いほど、豊かな音が出るということです。豊かな音とはつまり、倍音という元の音以外の音を含む、色彩豊かな音、ということになりますね。

まとめると、「ホールで響く豊かな音」というのは、倍音豊かな音が響きを持ってホールの一番後ろの席まで届くということになります。

3.ロシア奏法

ロシア奏法とドイツ奏法

"さまざまな工夫"という言葉が先ほど出てきましたね。
"さまざまな工夫"をして「ホールで響く豊かな音」を目指して演奏するのですが、そこでキーワードとなるのが、「ロシア奏法」です。
皆さん「ロシア奏法」というものを聞いたことがあるでしょうか。無い方も多いと思います。

日本のピアノ教育は、「ドイツ奏法」が基本となっています。ここではドイツ奏法にはあまり触れませんが、ドイツ奏法とは、指をしっかり安定させて、指を鍛えて弾くピアノの演奏方法です。
しかし、このドイツ奏法ですが、実は倍音だったり響きを持って演奏する、ということに特化していない演奏方法になるんです。
逆に先ほども解説した、「ホールで響く豊かな音」を実現させるためには、「ロシア奏法」を使うととっても効果的です。そこで今回はこの「ロシア奏法」をオススメしたいのです。

ロシア奏法とは

「ロシア奏法」の実際の演奏方法については、また後ほど別の記事に書こうと思います。今回は簡単に解説しようと思います。

「ロシア奏法」とは、重力奏法と言われることが多いです。なぜなら、ロシア奏法は、身体の重さを有効に使う演奏方法だからです。
身体といっても、主には腕の重さ、上半身の重さを使います。わかりやすく言うと、鍵盤にもたれかかって弾くイメージでしょうか。
つまり、身体の力を十分に抜いて弾くということですね。
身体の力を抜くというと、ダラダラになってしまうのではないかと心配になる方もいらっしゃると思います。
ロシア奏法は、すべての力を抜くわけではありません。身体を緊張させる部分もあります。その部分を簡単に説明すると、お腹の下の筋肉、手の平の中の筋肉、腕の内側の筋肉です。少しわかりにくいですね。ここはまた別の記事で解説します。

4.まとめ

このように「ホールで響く豊かな音」を出せるようになる演奏方法は、「ロシア奏法」なんです。
ここまで読んでくださった皆さんは、ロシア奏法について興味を持っていただけたかと思います!

次回の記事で、私がロシア奏法を学ぼうと思ったきっかけと、私のロシア奏法の学び方をお伝えしようと思います。

お楽しみに!


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