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スペイン巡礼 行ってみてよかったと思ったこと

今年の9月から10月にかけて、スペイン巡礼 (Camino de Santiago)のフランス人の道(Camino Francais)を歩いてきました。そこで、行ってきてよかったと感じたことのまとめを忘れないうちに書いておくことにしました。

行ってみてよかったこと(まとめ)
・人との出会い
・自然や人工物の美しさに気づく
・何かを考える時間ができる
・自分で選択することを強く感じた
※感じ方には個人差があります。カミーノを歩いたからと言って、必ずしもこのように感じるとは限りません。

●人との出会い
スペイン巡礼では、多くの人が同じ道を歩くために、毎日誰かに会うことになります。特に、一番ポピュラーな道であるフランス人の道を歩いたため、数えきれないほどの人たち(名前なんてすぐに忘れてしまうほど)に出会いました。
あるときは一緒に歩いたり、一緒にバルで一休みをしたり、アルベルゲ(宿)で一緒にご飯を作ったり、街を観光したり。
多くの人と出会い、話をしたり聞いたりして、また、時には助けてもらい、人の温かさを感じました。本当に、国とか関係なく、人間は助け合えるんだな、なんてことまで考えてしまうほどでした。
また、巡礼仲間だけでなく、街に住む人々もとても温かかったのが印象的。

●自然や人工物の美しさに気づく
岩や木、草の美しさ、星空、朝日が登る前のグラデーションがかかった空、夕日、何もない平原、焼畑。色と色がハッキリしていて、とても美しく感じました。
特に、早朝の星と星の間に星が見えるくらいの星空にはとても感動しました。

●何かを考える時間ができる
今までの私の生活では、自分や人生について考える時間がなかった(作っていなかった)けれども、1人で歩いている間は、色々なことをゆっくり考えることができた。逆に言えば、他にやることがあまりない。。
音楽を聴きながら歩いている人や、友人や夫婦で歩いている人もいました。

●自分で選択することを強く感じた
カミーノは、スタンプを集めて巡礼すること以外は特に制約がありません。私は荷物を背負い、1日20-30kmペースで歩いて完歩しましたが、色々な人たちに出会いました。
移動手段はどうするのか。どれくらいの距離を歩くのか。
荷物を自分で運ぶのか、輸送してもらうのか。
正規の道を進むのか、オプションの道を進むのか。
1人で歩くのか、誰かと歩くのか。
ご飯は自炊するか、外食するか。
安宿にするか、ホテルにするか、選択は自由です。
同じゴールに向かって進むけれども、そこに至る道作りは自分次第なんだということ。
まるで人生のように感じて、少しずつでもいいんだなぁと感じる良いきっかけになりました。

こんな体験ができるスペイン巡礼、もし興味があれば行ってみるのも良いかもしれません。

ちなみに私は当分行かないと思います。笑

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