自分をケアするのも練習が必要

土曜は「自分をケアすること」について考えていた。他人を見返りからケアしようとするとしんどくなるので、自分のために自分をケアするか、もしくは猫をなでたほうがいいのではと。

ということで、土曜日はそれを実践する一日にすることにした。

まず、ゴチャゴチャになっていた机の上を片付ける。読みかけの本(買ってきて積んである本含め)を本棚に差していく。同居している恋人の本もついでにやる(一緒にやったほうが効率がいいので)。相手の仕事関係の書類は処理できないので相手にパスする。

そんでもって昼ご飯を自炊する。前日にたくさん作った副菜があったので、冷凍の稲庭うどんをゆでるだけ。簡単。冷凍うどん神。本当にだいたいどこのスーパーで買ってもクオリティが高い。そして安い。これまでふつうの太いうどんを買っていたが、稲庭うどんのほうが扱いやすい気がする(いまの私の好みなだけかもしれない)。恋人が私のnoteを読み、ケア…………とつぶやいていた。

自炊を楽にするために必要なことは、食べ終わったあと皿をすぐに洗うことだ。そんなんわかっているが、めんどくなるとやりたくない。しかし皿を洗わずに放置していると、次の自炊がだるくなるし、汚れたシンクを前にすると人生のやる気が損なわれる。ということで、未来の自分を愛せよ…という気持ちで食べ終わったあとの皿を即洗う。これはちょっと強がりな気がするので毎回はやれないな。慣れたらじわじわできるようになるかもしれないが。

私もそこそこ疲れているが、恋人の疲れ方はすごい。はんぱない。しかし疲れ果てている人間のサガとして、何か新しい行動をとるのもめんどくさいのである。「今日何をしたい?」と聞いたら、「家にはいたくない…が…」という欲望を手放している回答が返ってきた。というわけで、私のケアに付き合ってもらおうということになった。

まずは猫である。バスで20分ほどいったところに、いい感じの猫カフェがある。それは相手が知っていたので、案内を任せる。猫をなでるのはすごかった。

人間でいうおやつ時だったので猫はほとんど寝ていたが、右手で猫の背をなでながらインターネットするのはすごくよかった。この猫カフェ、どの猫も毛がツヤツヤフサフサで、なでているとセロトニン的なものがバシバシ出るのを感じた。1時間が秒で溶けた。

そして夕方はマッサージに。ご近所の素敵なライターOさんにオススメのマッサージ店を教えてもらった。恋人は「なんだかめんどうだから一人で行ってきなよ」と言っていたが、「嫌じゃなくて面倒なだけだったら付き合ってほしい」と言ったら重そうな腰を上げた。

マッサージは、自分の体が縮こまっていたり、呼吸が浅くなっていたりするのを気付けてよかった。人にさわられることで自分の輪郭を手に入れられるというか……。恋人も「最高だった……」と言っていたのでよかった。

(でもここで気をつけなきゃいけないなと思うのは、口ではよかったと言っても本当は負担になっているパターンで、そうじゃないかをちゃんと確認しなきゃいけないし、そうだった場合断ってもらえる、また断られてもムッとしない関係性を築かなきゃいけないと思った。特に一番最後。「よかれと思って」を否定されたときにムッとしてしまうことは気を付けていてもある。『春にして君を離れ』を枕にして寝なければいけない…)

そのほかにもいろいろ手落ちが発覚し凹んだのでトイレを掃除した。オススメしてもらった「スクラビングバブル」の流せるトイレブラシで汚れを落とし、さらにオススメしてもらった「スクラビングバブル」の洗剤をとどめにぐるっとかけ、時間をおいて流した。えっ?てなるくらいキレイになった。

というわけで一日をメンテナンスとケアの日として使って、ほっと息がつけた感覚がある。

●ケアって難しい

一日を終えてしみじみ思うのは、自分をケアすることの難しさだ。自分をぼんやり、しかし意識的に甘やかす時間は、ちゃんと確保しないとどんどんなくなってしまう。やりたいこととやらなきゃいけないことは長い列を作っていて、「それするくらいならこれしたいな」という誘惑に流されてしまう。

それに、もうメチャクチャに疲れてしまうと、自分をケアする余裕もない。新しく何かをするの(たとえばマッサージの予約をしたり、新しいところに出掛けるための道を調べたり)がおっくうになり、動けなくなってしまう。それを自分ひとりで打開するのはとても大変だ。

これは気合とかではなく、習慣にしたほうがいい類のものだと感じる。つまり、「第2日曜日はケアの日」みたいに設定して、予定をブロックしておくなど。自分がケアされているという実感がわくトピックを設定しておき、いくつかの選択肢の中からそれを選べるようにする…というのはどうだろう。

余談だが、私は実家を出てから、2週間に1回実家に家事代行サービスを頼んでいる(水回りのみ/月に1.4万円くらい)。母は私以上にメチャクチャ働いてしまうマンで、土日も気付いたら職場に向かってしまう(職場が近い弊害)。ただ、私が頼んだプランだと、家事代行サービスを頼んだ日は家にいないといけない縛りがあり、掃除の日の前日になるとLINEで「今日はお掃除の日なので家でゆっくりしようと思います」などの連絡が来る。あんまり意識してなかったけど、これは母に強制的に「家でゆっくりする午前」を渡していることになっているかもしれない。…というと自分のことを偉く書きすぎだな。

もっと自分の仕事が忙しくなったら、定期的に家事代行サービスを頼むようにしておいて、強制ケアデーを作るのもいいかもしれない。あと、いまメンタルが限界になっている人、CaSyとかのスポットで来てくれる家事代行サービスでいったん水回りだけきれいにしてもらうのいいような気がします。水回り汚れてると本当に自己肯定感が下がるので。

というわけでちょっとグニャグニャになれた土曜日でした。日曜日はフルーツバスケットについて語る会に行ってきます。

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青柳美帆子

編集・ライター。現在はアイティメディアという会社で「ねとらぼGirlSide」というメディアを担当しています。好きなものは少女革命ウテナと麻雀。最近考えたいことは「よく暮らすこと」です。

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