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【シティリーグS3 優勝】つよくて かっこいい パオジアン【全文無料】

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【更新履歴】
・3/18(月)18:39   誤字・脱字・レイアウト修正


挨拶

こんにちは、aoです。
今回はシティリーグS3において優勝することが出来たため、その記念と思考整理を兼ねて使用構築について書いていこうと思います。

本記事では以下の4つを中心に解説しています。
・構築経緯
・使用デッキ解説
・基本的な動き
・環境デッキへの立ち回り

本記事は全文無料となっていますので、興味のある部分だけでも見ていって貰えると嬉しいです。
有料部分は投げ銭用です。僕が喜びます。

また、本構築を使用するにあたり、構築・プレイング面で非常に参考になった記事があるため、リスペクトを込めて掲載させて頂きます。

構築面では主にたいっぷるさんのnoteを参考にしており、今回シティで使用した構築もこちらと全く同じリストになっています。
プレイング面ではねりあめさんのnoteが分かりやすく、各対面プランにおいてとても細かく記載されていたため、大変勉強になりました。

パオジアンデッキについてもっと知りたい!という方は、是非併せてご一読下さい。
※掲載未許可のため問題等有れば直ぐに削除致します。


結果

予選:6-0 1位
結果:9-0 優勝

【予選】
①⭕️アルセレジエレキ 先攻6-2
②⭕️パオジアン 後攻6-0
③⭕️アルセリザ 先攻4-0(種切れ)
④⭕️ロストバレット 先攻6-5
⑤⭕️パオジアン 先攻6-2
⑥⭕️カビゴンLO 後攻6-0

【トナメ】
①⭕️パオジアン(⑤再戦) 先攻6-4
②⭕️リザピジョビーダル 先攻6-4
③⭕️古代ビーダル 先攻6-1

当日のマッチング


構築経緯

・デッキ選択理由

私が本デッキを選択した理由は二つあります。
一つ目は現環境で最も理不尽な動きが出来ることです。
現在のパオジアンデッキは青天井・サイド複数取り・ベンチ狙撃といった強力なサイド進行プランを全て兼ね備えており、相手に応じて強引にサイドプラン2-2-2を通すことが出来るデッキです。

やりたい放題なポケモン達

レギュレーション変更前(~24.1/25)まではミライドンexのデッキを使っていたため、自分のやりたいことを押し通すパオジアンデッキとは共感できる部分が多く、雪道が消えて動きやすくなったこともありレギュ変以降は好んで使っています。
リザ―ドンやロストバレット等環境デッキも一通り試してみたのですが、パオジアンが一番肌に合っていました。

二つ目は環境上位のデッキに対して大きく不利を取っていないことです。
下記はポケカブックさん(@pokeca_book)が掲載している直近のシティリーグ上位入賞デッキのまとめグラフになります。

https://x.com/pokeca_book/status/1766432664079442250?s=20
https://x.com/pokeca_book/status/1764258838872838307?s=20

上記入賞データを踏まえ、私は以下の環境だと考えました。

tier1 ビーダルリザ、ピジョリザ
tier2 ロストバレット、パオジアン、ルギア
tier3 ロスギラ、アルセギラ、テツノカイナ、カビゴンLO
tier4 古代、イダイナキバLO、

環境予想

現環境ではレギュレーション変更後からずっと使用率が高いリザードンとパオジアンに加え、ルギアとロストバレットが増加傾向にあります。
そのため、今回シティリーグで勝ち進むためにはtier2以上の5デッキに対して安定して勝つ、または大きく不利を取らない必要があると考えました。
この条件に当てはまるデッキを考えた時、一つ目の選択理由から自分の使いこなせるデッキがパオジアンだったため、本デッキを選択しました。
パオジアンはtier2以上のデッキに対し、初動を乗り越えて試合が出来れば互角~微有利で戦うことが出来ます。
また、パオジアンは古代・LO系統のデッキに対しては不利寄りですが、他の環境上位組と比べて使用者が少なく、当たっても1~2戦ぐらいだろうと考えたため、今回はこれら以外デッキに意識を割くことにしました。


・構築変遷

レギュレーション変更後~シティS3参加までずっとパオジアンを使用していたため、こちらではその過程についてお話します。

レギュレーション変更直後(1/26~)

こちらレギュ変直後に使用していた構築です。
キャンセルコロンと大地の器を厚くしてテツノカイナ・ゲッコウガの2枚取りを通しやすくしていたり、最後の詰め用にボスの指令を入れたりしています。
上記の関係で2-2-2プランを通しやすくはなったのですが、
①ボスの指令がポケストップで落ちる
②キャンセルコロンは1枚使えれば十分
③最初にポケモンを置けずに詰まる
という問題点が目立ちました。
①についてはボスを手札に抱えることで解決出来るのですが、手札をトラッシュしながら常に進化とエネルギー集めを繰り返し、更に足りない札をポケストップで拾いに行くこのデッキとは根本的に相性が悪いのではないかと感じました。
②は書いてある通りです。キャンセルコロン+プライムキャッチャーが言える時は相手の盤面を崩壊させることが出来るため、2回目を宣言する必要がありません。1枚でも2枚でも決めやすさは大差なかったです。
当時CL福岡への優先権を持っていたので、①②を改善し、③用にボールを厚くした以下の山をCL福岡に持っていきました。

CL福岡4-3(2/18)

CL福岡で使用したリストです。ネストボールを増やし、ロストバレット対面が苦手だったのでナンジャモを入れました。
結果は4-3です。負けた対面は古代バレット・ロストバレット・パオジアンでした。
どれも捲りとしてのナンジャモが強力なため勝てる見込みはあったのですが、これを取り入れた構築には致命的な弱点があります。
それは、打ちたい時に手札にないことが多い点です。
本リストのナンジャモは1枚採用であり、ポケギアや手帳が入っている訳でもないため任意のタイミングで手札に加えることが非常に困難でした。
当日も「ここでナンジャモ打ちたいなあ」という場面が幾つもあったのですが、そのタイミングで手札にナンジャモを抱えていることは一度も無かったです。
このナンジャモは直前に急遽1枚採用したカードであったため、どれくらい的確に打てるかをきちんと確認していなかったことをずっと悔やんでいます…
このことから、サーチ手段が少ない1枚採用のカードを基本プランに組み込むのは、要求パーツが多いパオジアンデッキにおいては悪手だと考えました。
その考えのもと、CL後のnoteやシティ入賞者のリストを参考に辿り着いたのが以下のリストです。

TeamAquaGym(2/24)・シティS3(3/10)

シティ前の自主大会(TeamAquaGym)とシティ当日の使用したリストです。
ビーダルとハイパーボールを1枚ずつ増やし、大地の器とポケストップを1枚ずつ減らしています。
また、ナンジャモ1枚を暗号マニアの2枚目と入れ替えています。
こちらはCL福岡で17位の成績を収められたたいっぷるさんのリストと全く同じ60枚となっています。
ビーダルとそれに繋がるカード(ハイボ)を増やしたおかげで中盤以降に強い盤面を維持しやすく、暗号マニアを増やしたおかげでビーダルやゲッコウガの特性をより強く使うことが出来るようになりました。
ポケストップを1枚減らすのはロストシティや崩れたスタジアムのことを考えると少し怖かったですが、これらを貼ってくる対面に対してはなるべく手札に抱えておくことで対処出来ていたので特に問題なかったです。
TeamAquaGymでは個人3-2チーム3-2と大勝ちではありませんでしたが、ゲーム内容は悪くなかったためそのままシティに持ち込みました。


使用デッキ解説

使用リスト:wFkvVf-Y4h4Sf-kVF5Ff

・ポケモン

・パオジアンex 3枚
スタートすると嬉しいので多めの採用。
大地の器の2枚目から枠を拝借しています。

・テツノカイナex 1枚
使わない対面がある+釣り竿で使い回せるため1枚。
テツノカイナの有無でパオジアン(ミラー)とロスト系統への勝率が大きく変わるため必須と考えています。

・セグレイブ-セビエ 2-3枚
最低限の枚数です。
カイでアクセスしやすい点と釣り竿で使い回すことが出来る点からこの枚数でも問題なかったです。
ロスト対面が少しきついことからセビエを1匹HP70のセビエにするか悩みましたが、逃げエネ2のストレスが大きかったため全て逃げエネ1のセビエにしています。

・ビーダル-ビッパ 3-2枚
ビーダルが少し多めです。
理由は
①初動に進化しやすくするため
②ビーダルを狙われた時に復帰しやすくするため
です。
特に②の影響は大きく、例えばビーダルを倒された際に山に3枚目のビーダルが居れば、釣り竿で戻すのがビッパ1枚でもよくなるため、動きの自由度が上がります。
ビッパはポフィンで比較的安定して置ける+サイド1落ちならヘビーボールで回収出来るため2枚です。

・マナフィ 1枚
ミラーとロストバレット意識の採用です。
これらの対面で後攻を取った際に相手の先2月光手裏剣でこちらの盤面が崩壊してしまうため、それを防ぐために採用しています。

・かがやくゲッコウガ 1枚
確定枠。
このカードの有無で動きの安定性が別デッキ並みに変わります。
ネストボールとカイの水ポケモン枠で優先して盤面に展開したいです。


・グッズ

・ポフィン-ハイボ-ネスト-ヘビボ 4-4-4-1
最大枚数です。
このデッキは初動の展開で勝負が決まると言っても過言ではないためなるべく削りたくありません。
ポケストップで当たりやすくなるのも高評価です。

・ふしぎなアメ 3枚
セグレイブライン同様一般的な枚数。
雑にトラッシュするとセグレイブを集中狙いされるので、やむを得ない時以外は大切にしていきたいカードです。

・大地の器 1枚
パオジアンを厚めに採用しているため最低枚数。
雷エネルギーを持ってくるためのグッズとして採用しています。
2枚にしてもごっつあんプリファイの言いやすさは大差なかったのでこの枚数です。

・スーパーエネルギー回収 4枚
最大枚数。
このカードの枚数でサイドプランが変わるのでサイド落ちは最優先でチェックします。

・すごいつりざお 2枚
平均枚数。
スーパーエネルギー回収と同様サイド落ちは最優先で確認します。
戻すカードに困った時は水エネルギーを山に返しておくと わななくれいき→隠し札 に繋がるので役に立ちます。

・キャンセルコロン 1枚
1回言えれば充分なので1枚。
主にロストバレット・ミラーでマナフィを置かれた場合に必要になります。
また、ハバタクカミやカビゴンの特性を消すことも出来るため、現環境ではマナフィ目的以外でも結構有用なカードです。

・カウンターキャッチャー 1枚
ミラーでサイドを先攻された際に必要になるため1枚。
多過ぎると手札が詰まってしまうためこの枚数が適切だと思います。
使わない時もあるけど無いと困る。

・プライムキャッチャー 1枚
説明不要の最強グッズ。
エーススペックなので1枚採用。
エーススペックじゃなかったら2~3枚入れたいです。


・サポート

・カイ 4枚
いつ使っても強いため最大枚数。
序盤はポフィン+ゲッコウガorパオジアン、中盤は飴+セグレイブ、それ以降はスーパーエネルギー回収等盤面に応じて様々なカードを手札に加えることが出来ます。

・暗号マニアの解読 2枚
少し多めの採用。
元々1枚採用でしたが、ビーダル・ゲッコウガ・ポケストップとの相性が想像以上に良かったため2枚にしました。
盤面が完成している時はナンジャモケアで山上にカイやビーダル等を置いておくと強力です。


スタジアム

・ポケストップ 2枚
手札で詰まりやすかったため少なめにしています。
このカードが無くても展開には困らないことが多く、ポケストップで何かを引くメリットよりも、手札で詰まってビーダルで引く枚数が減ったり、必要札をトラッシュしてしまうデメリットの方が大きいと感じました。


エネルギー

・基本水エネルギー 9枚
多くも少なくもない丁度良い枚数だと感じています。
具体的には
・6枚:HP330付近のポケモンを倒す用
・1枚:次にバトル場に出すポケモンの逃げエネ用
・1~2枚:残しておいて隠し札で山を引く用
の配分となっています。
特に隠し札用のエネルギーを残しておくことはかなり重要で、パオジアンの特性で加える→隠し札 が容易に出来るため、常に数枚は山に残しておきたいです。

・基本雷エネルギー 1枚
テツノカイナ専用エネルギー。
このカードの有無でテツノカイナをサイドプランに組み込めるかが決まるため、必ずサイド確認しておきます。


基本的な動き

・盤面作り

基本的な盤面は以下の通りです。

大体これ

このデッキはセグレイブとビーダルを軸にデッキを回し、パオジアンやテツノカイナ等のアタッカーで攻撃することを基本の動きとしています。
そのためセグレイブとビーダルを複数置いて常に攻撃出来る体勢を整えておく必要があります。
勿論例外も存在するため、そちらについては各対面の立ち回り部分でお話しさせて頂きます。


・スタートするポケモン

優先順は
パオジアン>セビエ>ゲッコウガ>ビッパ>テツノカイナ・マナフィ
です。
パオジアンの次に優先して置くポケモンがセビエの理由は、カビゴンLO対面でこの2匹以外を出したくないからです。
とはいえセビエが一匹しか置けなさそうだったり、次の番にビッパを進化させたかったりする手札の時もあると思うので、そこは手札と要相談です。


・サイド落ち確認

優先順は①>②>③>④で
①スーパーエネルギー回収・すごいつりざお・たねポケモン全種
②キャッチャー2種・キャンセルコロン・雷エネ
③セグレイブ・ビーダル・ふしぎなアメ
④ヘビーボール・大地の器・水エネ
です。
スーエネと釣り竿はワザを言える回数に直結するので、確実に確認しておきます。
それ以外は試合で使用するポケモンと1枚採用のカードを中心にサイド落ち確認を行っていきます。
④の水エネについて、僕は初動で数えると頭がパンクしてしまうので、2回目以降山を見る時にちょこちょこ確認するようにしています。


各対面の立ち回り

記載する対面は以下の通りです。

・ビーダルリザ
・ピジョリザ
・ロストバレット
・パオジアン(ミラー)
・ルギア
・アルセギラ
・カビゴンLO

また、相性については以下のように定義させて頂きます。

【相性:勝率】
有利:60%~
微有利:50~59%
互角:50%前後
微不利:40~49%
不利:~40%

・ビーダルリザ

先攻:微有利 後攻:微有利

サイドプラン: 2-2-2、1-1-2-2
①パオジアンで前のポケモンを倒す
②パオジアンでリザを倒す
③パオジアンでリザを倒す
④前のポケモンを倒すorキャッチャーでベンチを呼んで倒す

理想盤面

序盤は盤面形成を優先し、盤面に余裕がある時はキャンセルコロン+プライムキャッチャー+月光手裏剣を狙います。
手裏剣を打たない場合は基本パオジアンで前のヒトカゲやビッパを倒して1-2-2-1プランを通すことになりますが、この時セビエやビッパが十分に置けていない・進化出来ていない場合は待ちます
ビーダル型はマキシマムベルトの採用率が低いため、進化されてもパオジアンが1ターン耐える猶予があります。
中盤以降はリザをパオジアンで返し続け、最後にプライムキャッチャーでベンチのポケモンを倒して勝ちとなります。
初動で事故ってしまいサイドを先に2枚取られてしまった場合は、コロン+キャッチャー+月光手裏剣で2枚取りつつ、サイド1枚しか取られない盤面を作ることで抗うことが出来ます。


・ピジョリザ

先攻:微有利 後攻:互角
サイドプラン:2-2-2、1-1-2-2、1-2-3
①パオジアンで前のポケモンを倒す
②パオジアンでリザを倒す
③パオジアンでリザを倒す
④前のポケモンを倒すorキャッチャーでベンチを呼んで倒す

理想盤面

基本の動きはビーダルリザ対面と変わりませんが、二つ注意点があります。
それは 早期にセグレイブを2体進化させないこと・マキシマムベルトを警戒すること です。
ピジョリザにはデヴォリューションが採用されている可能性があり、セグレイブを2体置くとデヴォリューションを打たれてしまう危険性があります。
こうなると相手は 飴が残り1枚しかない=セグレイブを1体倒せばいい ということになるため、セグレイブは1体だけ置いて置き、いつでも進化出来るようセビエを置いておくのが良いと思います。
マキシマムベルトを付けてサイドを2枚先行されるとこちらの要求を上がるため、なるべくセビエを前にして番を返していきたい所です。
もしサイドを2枚先攻されてしまった場合はコロン+キャッチャー+月光手裏剣で適当なポケモン1体を取りながらピジョットに90ダメージ乗せることで、後にテツノカイナでピジョットを取って1-2-3プランを通すことが出来ます。
ただ、こちらは崩れたスタジアムやフトゥー博士のシナリオで解決されてしまうため、相手の盤面が育っていなければヒトカゲ2体等を取ることをおすすめします。


・ロストバレット

先攻:互角 後攻:微不利
サイドプラン:2-2-2、1-1-2-2
①テツノカイナorゲッコウガでサイドを2枚取る
②テツノカイナorパオジアンでサイドを2枚取る
③テツノカイナorパオジアンでサイドを2枚取る

理想盤面

この試合では如何にテツノカイナ・ゲッコウガでサイド2枚取りを通すかが鍵になってきます。
テツノカイナで攻撃し続けるのが理想ですが、序盤は必要なカードが多く揃わないことも多いです。
その場合はセグレイブで前のキュワワーやウッウを取ります
ロストバレットにはセグレイブをワンパン出来るポケモンがトドロクツキex、またはライコウV(採用率半々)のため、サイド1枚を取るためにこれらのポケモンにリソースを使わせることが出来ます。
また、セグレイブはサイド1枚しか取られないので、相手は2-2-2プランを通しづらくなるため非常に有効です。
その隙にテツノカイナや他ポケモンの準備をしておきます。


・パオジアン(ミラー)

先攻:有利 後攻:微不利
サイドプラン:2-2-2、1-1-2-2

理想盤面

先にサイドを2枚取った方が有利です。
先攻側はパオジアン・ゲッコウガ・テツノカイナを使って2-2-2を最速で通す、後攻側はセグレイブ・ビーダルを枯らしてから捲る勝負になります。
そのため、先攻・後攻どちらの場合でもマナフィを置いておくことで相手への要求がかなり上がります。
後攻を取った場合は、相手のマナフィの採用の有無で立ち回りが変わります。
採用されていない場合は、月光手裏剣でセビエとセグレイブを狙い、相手のセビエラインを枯らしに行きます
採用されている場合は、盤面を見つつセグレイブで相手のセグレイブ・ビーダルのうち枯らしやすそうな方を倒しにいきます。
後攻かつ相手がマナフィ採用の場合は相手の要求値が低いため中々止まらないことも多いですが、諦めずに根気強く集中狙いしましょう。


・ルギア

先攻:有利 後攻:微有利
サイドプラン:2-2-2、1-2-3
①パオジアンでルギアを倒す
②テツノカイナで前のポケモンを倒す
③テツノカイナで前のポケモンを倒す

理想盤面

先攻時はパオジアンとテツノカイナでルギアとチラチーノを倒し続ける勝負です。
早めに雷エネルギーをトラッシュしておくことが大切なため、サポ権に余裕がある場合は優先して大地の器を加えて使用しておきます。
途中手札が揃わなかったりカビゴンが前に出てきたりしてテツノカイナで2枚取りが出来ない時は、サイド1枚しか取られない盤面を作り、月光手裏剣2回でアーケオス2体を倒しにいきます。
後攻時は少し立ち回りが変わります。
後攻の場合は月光手裏剣でチラーミィと取りつつルギアに90ダメージ、後々そのルギアをテツノカイナで取り、最後にもう一度テツノカイナで攻撃して1-2-3のプランを狙いに行きます。


・アルセギラ

先攻:有利 後攻:微有利
サイドプラン:2-2-2

理想盤面

ひたすら正面を倒す勝負です。
ロストシティでセグレイブ・ビーダルが枯らされないようポケストップを抱えておければ、大体正面のアルセウスとギラティナを倒して続けて勝てます。
ビワでスーパーエネルギー回収がトラッシュされると後半エネルギーが足りなくなる可能性があるため、トラッシュにエネがある場合は先に使ってエネルギーに変換しておきましょう。
また、先2でマキシマムベルトを付けたアルセウスがパオジアンを取ってきても、パオでアルセを倒す⇒ギラティナでパオを倒される⇒パオでギラを倒す と進めていけば、このタイミングで相手はエネルギーが無くなり、パオジアンを倒すことが出来なくなります。
そのため、先にパオジアンを倒されてサイドを2枚取られてしまうことよりも、アルセウスに2回トリニティノヴァを打たれてしまうことを最警戒し、早めに盤面を組み立てる意識が必要です。


・カビゴンLO

先攻:微不利 後攻:微不利
サイドプラン:1-1-1-1-2、1-1-1-1-1-1

理想盤面

この対面では、セグレイブでバスターテールを連打し続けることが理想です。
そのため、セグレイブ以外のポケモンは極力出さないように心がけます。
とはいえ、パオジアンでスタートすることが多いと思いますので、その場合はベンチにセビエを出し、エネルギーを大事にしながらヘイルブレード連打でたね切れを狙います。
殴り続けるだけならテツノカイナでも良いのでは、と思う方もいるかと思うのですが、その場合だとミミッキュが出てきた時にテツノカイナを逃がす必要があり、逃げエネを大量に消費して後半息切れしてしまうため私は出さない方が良いと考えています。
また、後半かがリザ等で攻撃してくるカビゴンLOも存在しますが、今回のシティ時点ではその型は多くなかったため上記の盤面を理想としています。
環境的にかがリザ入りが増えるなら、セグレイブをもう一体立てる方が適切です。
加えて、細かいプレイングとしては エリカケアで不必要なポケモン(マナフィ、ビッパ等)をトラッシュするビワケアでスーパーエネルギー回収・釣り竿を先に使ってエネルギーに変換しておく 等の動きが必要になってきます。
エリカケアをするとマンタインで呼ばれてしまいますが、マンタインの採用率が100%ではない・そこまで完璧にケアしながら対戦を組み立てるのは厳しい という2点から割り切っています。


おわりに

ご拝読頂きありがとうございました。
この記事が少しでも何かの参考になっていましたら幸いです。
何か質問等ありましたらX(@aosn_181)までご連絡頂ければ可能な限りお答えしますので、気軽にご連絡下さい。

今回シティ初優勝+JCS初出場ということで絶賛舞い上がっている所ですが、ここで気を抜かず、WCS優勝目指して最後まで走り抜けていこうと思います。

ではでは






Special Thanks

@社畜の酒場の皆
お疲れ様です。
社会人になってから、忙しい合間時間を縫って構築・プレイング相談や対戦等の練習で頻繁に付き合って下さっている酒場の皆には感謝してもしきれません。
僕一人の力ではここまで勝ち上がることは到底出来なかったと思うので、この場をお借りして最大限の感謝を伝えさせて頂きます。
皆ありがとう!!!

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