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あなたのガクチカが伝わらないのは、「課題」を誤解していることが原因です。

割引あり

はじめに

はじめまして!あお@24卒と申します!

突然ですが、次の「よくあるガクチカ」を読んで、
何がおかしいか、探してみてください。

サークルの代表として、新入生募集活動に尽力した。
例年、対面の新歓イベントをきっかけに、30名程度の新入生が入会するが、自分が代表となった年は、パンデミックにより対面イベントが中止となってしまった。そのため、新入生があまり入会してくれないことが課題となっていた。
この課題を解決するために、以下2つの施策を行った。
①SNSを用いて、行事内容や他団体との違いなどを発信した。
②Zoomを用いて新入生とサークル員の交流会を実施した。
その結果、~~(省略)

あお@24卒 「よくあるガクチカ」例

「…なんかおかしいところあるか?」

そう思ったあなたは、このnoteを読んだ直後に必ずご自身のガクチカを確認してみて下さい。

実は、この普通に見えるガクチカには、
「問題」と「課題」を混同したことによる、強烈な論理の飛躍が発生しています。

ガクチカにおいてよくある悩みである、

「施策がしっくりこない」
「課題解決部分の納得感が薄い」

これらの原因は、「問題」・「課題」の部分にあることが非常に多いです。

今回はその「問題」・「課題」について徹底的に解説します!
※本記事は10分程度で読むことができます。休憩の合間にでもどうぞ!

🔳「問題」・「課題」とは何か

◆「問題」と「課題」の定義

まずは「問題」と「課題」の定義について確認しましょう。

一応、ビジネス用語としての定義などがありますが、
わかりやすく言い換えると、次のようになります。

問題:目標と現状の差
課題:問題を解決するためにすべきこと

 「問題」・「課題」の定義

要するに、
問題は、目標と現状を比較したときの「状態」のことで、
課題は、その問題を解決するために「すべきこと」です。

定義の説明だけではわかりにくいと思うので、
具体例で説明していきましょう。

◆具体例

例えば、次のような状況設定があったとします。

「とある部活が合宿費用として50万円の予算を確保したいが、
 手持ちのお金は30万円しかない」

この場合、まず目標現状は次のようになりますね。

目標:合計で50万円の予算を確保する
現状:30万円しか手持ちの予算がない

この目標と現状との差が「問題」にあたるので、
今回の問題は、「部費が20万円足りない」になりますね。

次に、課題は「この問題を解決するためにすべきこと」なので、
例えば、
課題①:部活の収入を増やす
課題②:会計を見直し、無駄な支出を減らす
課題③:部外の人・団体に寄付を募る
などが課題として挙げられます。

このように1つの問題に対して、課題は複数あることが一般的です。

とにかく、ここでは

①問題と課題は全くの別物であるということ
②問題と課題の定義


について理解できていればOKです!

🔳問題解決の流れを知っておこう

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