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片付けをしたら昔の日記が出てきて爆笑した話

ゴールデンウィークは、皆さんは何をしていますか?
私は「片付け」です。

ただいま「終活」真っ最中です。
片付けても片付けても、終わりが見えません(-_-;)
どうしてこんなにモノが欲しかったんでしょうね。。
買った代償は大きいですね。

実家を見ているので、覚悟して取り組んでいます。
何もしなければ、このまま30年スライドしてしまいますから。

そうしたら、昔の日記が出てきました。
それについて書いてみたいと思います。


今も記憶にある風景


私が中学2年生の時の日記です。
私は青森の、これまたさらに田舎で育ちました。

勉強のこと、友だちのこと、音楽のこと。
部活(軟式テニス部)のこと、通っていた習字教室のこと。
片思いしてた男子のこと、文通してたペンフレンドのこと。

色々書いてあります。

記憶の片隅に今も残っている風景が、日記に書かれていました。
夜中に起きて、そのまま朝まで過ごした、ある日のことです。
※以下引用すべて、原文ほぼそのまま

5月21日(木)
驚いたことに、4時前には日が上がるってこと。
4時10分前くらいの時、ふと見たら窓が明るい。
びっくりして窓開けたら空が青いんだよね。
外に出てちょっと歩いてみたらすっごいんだ!
空気がひんやりしててとってもきれいなんだ。
で、南の空が真っ青で、その中に今にも沈みそうな橙色した月がぽっかり浮かんでる。
北は白っぽい空赤い色を薄くちりばめたみたいになってて、
それに岩木山が空の青とおんなじくらい青いのに残雪の白があって。
ほんっとにきれいで、まるっきり景色が違うく見えた。

それからもう一つ。
こんな朝早く起きてるの私だけかと思ったら、もう漁師※の人が歩いてんだ。
船のエンジンの音が聞こえてきて。
鳥が鳴きだすんだ。驚いちゃうよ。

※実家は漁村です。

同じ日に、こんなことがあったようです。

昨日お母さんが学校に来たときに教頭を見たら、
なんと教頭はお母さんが昔習った担任の先生なんだって。
で、今日学級写真を撮り終った後、教頭が私を呼んだ。
そしたら「君、お母さんに似て頭が良いんだなあ。〇〇高校に行きたいんだろ?頑張れ。」
と言って、何と握手を求めてきたのだ!
周りの人がジロジロ見るし、あーはじかしはじかし、、。
(中略)
それに、私の頭が良いのは、親に似たからじゃない!勉強してるからだ!
すぐに親に結びつけるのなんてやめてくれ!

こうやって、吐き出していたんですね。
今も、こうしてnoteに吐き出しています。
変わらないですね(笑)


兄が語る


日付は、大晦日。
当時高校3年生だった兄が登場します。

兄は、学区外の高校に越境入学し、
実家から車で1時間半ほどの町に下宿していました。

その日は、実家に帰省していたようです。

AM1時からのセイ・ヤングで甲斐バンド※の武道館コンサートを放送するので録音しようと起きていて、ギター弾いてたら、兄貴が来た。
そしていろんなことを話した。

テストでも遊びでも、けじめが大切だとか
遊びなんかでも、いろんなことをやってみる方がいいとか、、。
そしてびっくりしたのは、女の人と付き合ってるのが今6人目だとか、、。
それで「男も女も顔じゃなくて、その人のふんい気だ。そのふんい気っていうのは、その人がいろんなことを経験してみて、その人の人生感とかそういうもんだ。」
とか何とか言うた。
それから好きな人にはさりげなく思いやるのがいいって言ってた。
男も女も優しさには弱いものなんだって!!

※当時私は、甲斐バンドの大ファンでした。

「高校生が中学生に語る」の図(笑)


そして大学を落ちる


年明けに、兄は大学受験を控えていました。

2月8日(日)
今日、久しぶりに弘前(兄の下宿している町)に行った。
兄貴の合格祈願に神社にも行った。

2月24日(火)
今日学校の帰り、兄貴が家から出るのが見えた。
私は駅の方を通って歩いて来たんだけど、どっか遊びに行くんだろうと思った。
だけど、その時の3時の汽車で帰ってしまったのだった。 
本当は来週帰る予定だったのに。
昨日は夜1時ころまでも お母さんたちと大学のことで言い争ってた
きっとこの家は、 兄貴にとっては居心地が良くないんだろうな。
何かさびしいと思う。まるで追い出されたみたいで。
この家にもう帰って来ないような気さえする。

3月4日(水)
今日は兄貴の弘大(県内唯一の国立大学)の入試だ。大丈夫だろうか、、。

注:
国立大の受験の「前」に両親と兄が言い争っていたのは、
兄が受験を控えている地元の大学に行きたくない、
浪人したいという話だったと思われます。

3月14日(土)
今日は国立・公立大学の合格発表の日だった。兄貴が弘大落ちてしまったんだ。
兄貴もお父さんもお母さんもショックでむずかしい顔してる、、。あーあ、、。
本当に困ってしまった。かといって、私には何もできない、、。

妹に人生を語った兄は、大学を落ちた。

そして、兄が一浪の末に東京の私立大に進学したせいで、
私は(経済的理由で)大学進学をあきらめざるを得なかった
そんなことを知る由もない、当時の私。。

あなたのおかげで、私はずいぶん割をくったんですけど。
6人も女と付き合ってないで、ちゃんと勉強せいや!!

人生語ってんじゃねえぞっっ(笑)!!

(もしかしてこれ、本人だから面白いだけ?
多分一生笑えるんですけど。
片付けしてるけど、この日記は取っとこ。)


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