見出し画像

「BLOSSOMS」について/「永遠書簡」参加の経緯

・永遠書簡 短編小説集「BLOSSOMS」について

私が会いたかったキャメリアがいた。観劇をしたとき、そう思いました。

ミュージカル『LILIUM -リリウム 新約少女純潔歌劇-』、永遠書簡として参加させていただきました短編小説集「BLOSSOMS」。
蒼山が担当したのは「女子寮潜入大作戦」feat.キャメリア。
キャメリアの物語です。タイトルは総監督がつけてくださいました(嬉)
キャメリアを書くうえで、オーディションやワークショップの様子を切り取ったドキュメンタリーその1が大事な資料でした。
キャメリア役の齋藤千夏さんの歌唱部分を何度も何度も繰り返して見ました。ほんの数秒を何度も。
私はなにをやっているんだろうと思いましたけれど。笑 繭期のせいだわ。
再演スペクターのハリエット役をされていたというのもあって、どんなキャメリアなのかなぁと想像しながら。
自分が悪いのですが、他の原稿スケジュールとまるかぶりしていて。迫りくる複数の締切。でも引き受けたからには責任がある。
とにかく、TRUMPシリーズの原作を壊さないようにお伝えしたかった。総監督に原稿を見ていただきつつ、時間の許す限り手を入れて提出。
提出後が一番辛かったかもしれない。もう会えないからです。自分の文章の中で動いていたキャメリアに。
責了後のミーティングで「失恋したみたいになった」とお伝えしたときちょっと変な空気になりました。いいのべつに。
こんな状態で観劇したらどうなっちゃうんだろうと構えていましたが、そんな構えは絹豆腐。案の定、情緒が千切れ飛んだ。
そこで冒頭の感想になるわけなのですが。(血反吐を拭いながら)なんだこの気持ち……
観劇後、永遠書簡メンバーさんとおしゃべりしたの、心身ともに回復できて本当にありがたかった。トッポギ美味しかったなぁ。
キャメリアへの思いは作品に込めたから、ここには書き残しません。
総監督の監修を経て「BLOSSOMS」という美しい本となり、世に咲きました。携わってくださった皆様に愛と感謝を。
劇場で手にしてくださった皆様、ありがとうございます。増刷がかかり、後日通販も決まりました。
大好きな物語の拡張に微力ながら携わり、描く機会を得て、役者が役を生きる時を観劇することも叶いました。
味わったことのない感覚は言葉にならなかったです。五感全部が幸せでした。

・「永遠書簡」参加の経緯
もともとTRUMPシリーズ大好き。早朝、末満さんの「手伝ってくれる人募集」ツイートを見る→軽率に応募をする繭期→選考原稿をぶん投げ満足する→まさかの選考通過、ウッお腹痛い。
現在に至ります。以上です。

打合せで常にキャメリアの台詞「僕はどうしてここにいるんだろう……」が浮かびます。
最後に。末満さん、吉本さん。見つけてくださってありがとうございます。

永遠書簡は今現在の私の居場所。誇りをもち、できることをし、物語に寄り添えたらいいなぁと思います。
また同じ夢を見られますように。   
            永遠書簡 蒼山螢

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?