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POINT TO POINTのこと③

2023.3.5 大阪
KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR
~POINT TO POINT~ ファイナル
ほんっっとうに今更すぎるのですが、WOWOWで祭りが開催されたというタイミングもあり、ずっと下書きになっていたものをそっとアップしてみます……。


この日のライブは、延期になった12月の振替公演でした。タイミングとご縁が重なり幸いにもチケットを手にすることができたのだけれど、うちみたいなもんが…ええんやろか……と、私は心のどこかでずっと思っていて。あの日から悲しみと共に待っていた方々と一緒に私が喜んでも良いんだろうか。このチケットだって行くはずだったどなたかが泣く泣く手放したもので、それを私なんかが……。迷惑かけてばかりなのに快く送り出してくれた(むしろ背中を押してくれた)家族のこと、何もできていない日々のあれもこれも浮かんできて、こんなことばかり考えてしまう自分に心底辟易しながら、新幹線に乗ってからもずっと落ち着かずドキドキしていた。(初めての遠征という緊張も相まって)

品川を出て新横浜、名古屋、次は京都。新幹線はとても速くて、私の気持ちなんてお構いなしに風を切って前へと進む。景色はどんどん後ろへ流れていく。纏っていた色々なものが振り落とされて剥がれ落ちていくようで、少しずつ身体が軽くなる。あぁツアーってこういうことなのか、荷物を持って旅に出て、荷物をおろせるんだ。大阪に降り立ち、着いたよと家族に連絡したら、とてもほっとする声が返ってきて、心がふわっとなった。
(そしてふわふわしたまま、乗るはずだった電車を反対方向に乗り、終点に着いて初めて気づくという失態……!)

会場の前で、お会いしたかったたくさんの方に会えた。言葉だけのやり取りでもこれまでの色々な想いが伝わっていたけれど、実際に会ったらそれが一瞬で何倍にも膨らんだ。皆さん本当に優しくて、こんな私も受け入れてくれて、喜び合って、空は穏やかに晴れていて、心から今ここにいられたことに感謝した。

私の席は2階の正面やや下手側。始まる前からなんとなくアットホームな安心感を感じる。
私の人生二度目の、洸平さんのライブ!!

最初の一音、洸平さんの第一声、とても柔らかくて温かい、と思った。会場のつくりなのか、席なのか、私の心持ちなのか……音も声も優しくて、包み込まれる感じ。心地よくて、音楽にただただ身を委ねる。

大阪の人達は温かいというのはこういうことなのかなと肌で感じる。リラックスした空気感。洸平さんも安心していてすごく楽しそう。私の心もほろほろとほどけていく。
それを全身で体感したのが『体温』だった。
スクリーンに映し出される美しい風景と、伸ばした指に触れて煌めく光。洸平さんの周りの白くて丸いスポットライトが、氷が溶けるように優しく広がっていく。
写真集の体温で感じた、心が解放されていく感じ。表情の変化や、巻末のインタビューの言葉、認めること許すこと、止まること進むこと。そういう全てが美しい音になって、ステージも客席ももっと遠くまでも、大きく優しく包んでくれたようだった。私の心もとけて、静かに涙が流れて、温かく軽くなっていった。

そこからはもう楽しむだけでよかった。
カンちゃんとの掛け合いは総じてかわいくて、楽しくて、愛に溢れてて、会場中が幸せな温かさに包まれる。こういう二人がつくってきた音楽だから、こんなに心の真ん中に届くのだなと思う。とても近くて、生きていて、体温が感じられる。アコースティックはそういう二人にぴったりな気がする。
『あなた』も『One』も、積み重ねてきたものが、歌の深みをさらに増していた。洸平さんの声って本当に美しい。
あなたをずっとずっとずっとずっと探してた……がなんだかとても響いた。洸平さんはこうしてたくさんの人を幸せにするために生まれてきたのかもしれない、見つけてくれてありがとうとよくBLOGで言っていたけど、見つけさせてくれて、そういう存在になってくれて、ありがとうと心から思った。

私の右隣の方は「僕のライブ初めてきてくれたひとー!」で手を挙げてらっしゃった。ペンライトを握り、控えめな動きながら、楽しさうれしさが伝わってくる。
『Only you』からの躍り狂うコーナーあたりで、どんどん解放されていく感じがして、一緒に音楽の渦に巻き込まれていった。
『Way You Are』の演出で降ってくる金銀テープ、手が届かなかった2階席の私達のところにもまわしてくださって、私はその右隣の方から銀テープを受け取った。実は東京公演のときは手にできず、少し寂しかったので、嬉しくて。鳴り続ける音楽に包まれながら、ありがとうございます、嬉しいですね、って言い合って、なんだか泣けた。あぁ一人一人に物語があって、こうして心が繋がっていくんだ、POINT TO POINTだなぁと。

『旅路』ではマイクスタンドの前に立って歌う洸平さんが、最後の「そこには君もいる」のところでスタンドからマイクをぱっと取って、全身でその言葉を伝えてくれたのが嬉しかったしぐっときた。
今ここにいるひとたちだけじゃない、ずっとずっと遠くまで届けようとしていたのがわかったから。

洸平さんを見ていていつも思うこと。
誰のことも置いていかない。
そのままで、自由に、好きなように、誰でも、それぞれで、でもみんな一緒に。
ツアーグッズをライブ中に身に付けないのも(ペンライトはふりふりしてたかな)、MUSIC WONDERの振り付けを強制しないのも。そういうことなのかなぁと(勝手に)。
だからいつの日か、自然と皆がひとつになって、声を揃えて歌えるようになったら素敵だなと思う。その日を夢見ながら、これからも同じ船に乗り、前に進める力に少しでもなれたら。
この日の最後、洸平さんは客席に向かってエアハグをしてくれたのだけど、自分の両腕でぎゅっと自分を抱きしめる姿にとてもきゅんとした。
いつも大きな愛で皆を抱きしめてくれるのも、自分をぎゅっとできるからで、愛を受け取れるし与えられる人。まるごと大きな愛で包んでくれて、そこには君もいるし自分もいる。洸平さんからいつも感じる優しさがここに詰まっている気がしました。

…とまたレポにもならない駄文を長々と書いてしまいました…感情ばかり溢れてしまってうまく伝えられないのですが…いろんなことを解放して、肯定して、感謝して、楽しく安心して生きていっていいんだなと思えた、私にとっても『旅』でした。東京公演の日に見上げた三日月は、大阪の帰り道に満月(…かな?)になっていた。旅に出てみてよかった。力になってくれる皆に感謝しながら、一つ一つ大切に、できることを返しながら、また日々生きていこう。

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