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R&MEのこと①名古屋

(これは客観的なレポではなくただ私個人の感想と勝手な感情を書き連ねただけの文章です…そのわりに曲名や演出などのネタバレもたくさんあります…それでももしよろしければ……🙏)

2024.2.11  名古屋
KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR 2024
~R&ME~
私のツアー初日、そして私の人生3度目の、松下洸平さんのライブ。
子ども達の体調不良リレーなどで心折れそうになったときもあったけれど、なんとか乗り越えこの日を迎えられた。家族も私も元気で、外は穏やかに晴れ、手元には今日のチケットがある、それだけで心から幸せな朝。
理解して協力してくれる家族に感謝と行ってきますを告げて、ひとりで家を出る。この上ないよろこびと浮き立つ心、ほんのすこしの申し訳なさみたいなもの、会場へ向かう間のなんとも言えないこのそわそわした気持ちも、ライブの醍醐味かもしれないと思う。

その気持ちが昇華するような、結実するような瞬間が、会場でお会いしたかった方々に会えたとき。いつも文字の向こう側に思い浮かべているひとが目の前にいて、言葉を交わし、この気持ちを共有することができる。わずかな短い時間でも、それだけでもうここに来てよかった、ここにいられて幸せだと心から思える。毎回変なテンションになり思い返すと恥ずかしくなるが、とてもかけがえない時間で、皆さんの優しさに私はずっと泣きそうでした。(会ってくださった方本当にありがとうございます)

とても大きな会場、3階後方の私の席から視界を遮るものはなく、ステージは遠くてもよく見えた。初めてのフリフラを手首につける。いよいよ…!!!
(前置きからもう長い…たぶんとても長くなりますすみません)

スクリーンに映る映像のカッコよさに鳥肌が立つ。洸平さんが乗り込んだ車のキーを捻り、どんどん胸は高鳴る。私達みんな乗せてR&MEの世界に連れていってくれるんだ…と思ったとき、ステージに洸平さんとバンドメンバーの姿が見えた。何度経験してもこの瞬間は格別で、そこに今回は沸き上がる歓声。私は何も言えず、溢れる想いを噛み締めて胸が震えた。

いきなりトップスピードです、から始まる『All Day Long』この第一声がなんとも優しげで生っぽくて色っぽくてとても素敵だった。
そして途中で「いっしょにうたお!!」という優しく愛らしい声かけ。私はなんだかそれに胸がいっぱいになってどわっと泣いてしまった。なんというのか……実際に声を出すかどうかというより、想いを伝え合い、通じ合える、繋がれる手段のひとつがそこにあるということそのものに。こちら側を迎え入れて巻き込んでくれる、そのあたたかさやうれしさや心強さに。表情も仕草もよくは見えないけれど、遠くにあるステージがとても近くに感じられて、ずっとすぐ傍で音楽が私を包んでいて、あぁ連れてきてくれた世界はこの7人のいる living room だったんだな…と『Magical Hour』を聴きながら思った。

だからソファに座ってリビングみたいに集まって音楽を奏でるところは、とてもぐっときた。(全く情報を入れずにいたのでこの演出にはとても驚いた…素敵すぎて。)
ソファの背にうつ伏せになってくつろぐ洸平さんも、それをにこにこ見ているカンちゃんも、対決にする?と盛り上げてくれたタカさんも(洸平さんとカンちゃんソファでくつろげる限界に挑戦!対決)、洸平さんの勝ちかな~って優しい言葉でまとめてくれるエビちゃんも、みんな愛らしくてあたたかで楽しい。
方言を楽しそうに使う「でら」平も(何にでも"でら"をつける、とにかく"でら"を連発してた)、フリフラの「つけゃ~」「けしゃ~」も、何もかもが煌めいて愛おしい。
会場中がみんなひとつの部屋にいて、みんな心が解放されていて、気兼ねなくて楽しくて、楽しもうとしていて、そういう空気が音楽を生み出していく瞬間。これはライブだからこその体感で、今までのどのライブより(私はポイポイしか経験がないけれど)それを強く感じた。洸平さんの音楽のこういうところが本当に好きだなぁ…と。心から生み出されるものは、そのまま心にまっすぐ届く。

そこから『Way You Are』『KISS』『漂流』『Wake』『FLYFLY』までなんだかあっという間だった。「名古屋の皆さんは楽しもうとする熱がすごい」と洸平さんもおっしゃっていたけど、3階席でもみんな思い思いに体揺らして手を挙げて拍手して、最高に楽しい空気。

後方席の特権で、会場中のフリフラがとてもきれいに見えた。ひとつひとつ光の粒がきらきら踊っていて、本当に絶景だった。私の腕にも同じ明かりが灯っていて、この煌めきのひとつになれているのだと思うだけでうれしくて。
(セトリが前後しますが)『YOU & ME』の前の、雫が跳ねていくつも広がっていく映像。洸平さんの声や音楽が、心に一雫やさしく落ちてきて、きらきらしながら身体中に広がっていくようにも思えて、そういうみんなの心の煌めきがフリフラの光になっているみたいで、このケシキシ!(使い方あってる…?)に心から感動した。

ラストの『君を想う』この曲聴くたび私は、洸平さんの歌への想いみたいだなって感じる。どんなに俳優として人気になって確立するものがあっても、このままではいられない、痛くなるほど崩れるほど強く苦しく想う「歌うこと」。それを壊れないように大切に、でも強く、心が沸き上がってくるように歌い(右手を握りしめて何度も力込めて動かしながら)、その深みのある美しい声はどこまでも届く。歌うことをどれだけ愛して、誇りと覚悟を持ってそこに立っているかが伝わり、心が震えて涙が滲んだ。私は歌っている洸平さんが本当に好きなんだと思った。

いやしかし(突然)、アンコールで『STEP!』が聴けるなんてさ…泣くわ……私のいちばんすきな曲です。ライブで聴くのが夢でした。それがいい!みんないい!泣くわぁ…好きやから……!!
誰のこともおいていかない優しさで、一人一人に手をさしのべてくれて、影の方からそっと光を当てて明るく寄り添ってくれる。私が洸平さんに惹かれる根幹みたいなとこがこの曲に詰まってる。
いろんなもの抱えたり傷ついたり秘めたりしながらも、やっぱり明るい方へ向かってSTEPして行ける、咲くことを諦めない、そうして一人でも多くのひとの心にそっと寄り添う花でありたいと願うこと。
『たんぽぽ』の前に話してくれた「嫌いな僕もいるかもしれない」を思い出し、どんな顔が覗いても、そのときに見せよう届けようとしてくれるものをそのまま、まっすぐ大事に受け取りたいと思った。
起きること全てノンフィクション、代わりのいないストーリーの一編を共に生きられた気がして、宝物のような時間でした。
私もまた日常の一瞬を大切に、顔上げて生きてこうと思える力をとてもたくさんもらえた。最後は思いきり、どうしても届けたかった「ありがとうー!!!」を自分の声で伝えました。(周りにもたくさんいらっしゃった。)それもすごく、うれしかった。

こんなとりとめない自己満足な駄文をここまで読んでくださった方(がもしいらっしゃったら)、本当にありがとうございました。

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