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第2回:なでしこリーガー・嶋田千秋選手と対談させていただきました(前編)

応援パフォーマーとして各方面で活躍する龍口健太郎が、ジャンルを問わず様々な方を訪問してお話を聞き、最後に心を込めてエールを送ります。第2回目は、なでしこリーグ1部に所属する日体大FIELDS横浜のキャプテン・嶋田千秋さんを訪問。日の暮れた、練習前の日体大健志台グランドで、なでしこリーグ1部2部入替戦に臨む嶋田さんを直撃しました。

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まずは同世代トークから。

龍口:小さい頃に「おジャ魔女どれみ」を見ていました?

嶋田:ちょっと見ていました。

龍口:ポケモンは「金・銀」と「ルビー・サファイア」のどっちですか?

嶋田:「金・銀」です。

龍口:なるほど、やっぱり。僕、嶋田さんの2歳下なんですよ。

嶋田:えーーっ、うそでしょ!?老けていません?(笑)

(しばし歓談)

龍口:いま、職業が応援なんです。

嶋田:面白い(笑)。大学生みたい。

龍口:そうなんですよ。もともと大学で応援団をやっていて、一度は就職したんですが、応援道を生きたいなと思って半年で辞めて。そのことが応援をプロ化しようとしていた楽天イーグルスの耳に入り、今年の3月から9月までは、週6くらいのペースで球場で応援をしてきました。

嶋田:それは声がヤバいですね。

龍口:でも僕、特殊な修行を積んでいるので。

嶋田:え(笑)、大学時代に?

龍口:大学時代も、今も。今はプロなので、声が枯れたら終わりだと思っています。

嶋田:応援のプロって、すごいですね、初めて聞きました。

レッズ戦で嶋田さんのファンになりました。

龍口:大学の頃は負けた選手のことを悪く言う人は応援席にいなかったんですが、プロ野球のお客さんの中には選手をディスる人もいて、それがこの一年はショックでした。その点、FIELDSの応援って皆さんあったかいですよね。

嶋田:あったかいですね。でも女子サッカーの応援は基本、あったかいんじゃないですかね。

龍口:実は、10月28日の浦和レッドダイヤモンズレディースとのアウェイ戦と、11月3日のINAC神戸レオネッサとのホーム最終戦を、縁あって応援させていただいたんですよ。

聞いたら、「なでしこジャパン」や「なでしこリーグ」という名前は有名でも、皆さんアルバイトをしながらプレーされているそうで、応援したいなって純粋に思って。

レッズ戦が僕にとっては初めてのなでしこリーグだったんですが、向こうの応援がすごく多くて、かたやFIELDSで声を出していたのは僕ら3人だけで(注:この日は関東大学リーグの試合と重なり、学生応援が不在でした)。

その完全なアウェイの中でFIELDSが勝って、嶋田さんのTwitterを探したら、試合前に「(弱いのなんてわかってる。下手なのもわかってる。けど、)諦め悪いんすよ日体って」と言っていて。かっこいいなあと思って、そこからファンになりました。

嶋田:ありがとうございます(照)。

「嶋田千秋」は二人いる?

龍口:嶋田さんはキャプテンとして、いろいろなものを背負って入替戦の第1節・第2節を戦うわけですが。

嶋田:そんなに焦っても意味ないし、かと言って、淡々とやっても。いい緊張感を持ちつつ、ですね。

龍口:FIELDSというクラブチームが特殊だなと思ったのが、(日本体育大学女子サッカー部という)大学の部活動を内包していることです。学生って実は僕、嫌いなノリもあって。僕は高校のときにバスケをやっていたんですが、負けた時に「でも私たちサイコー、同期で一緒、Yeah!」みたいなノリがすごく嫌いで。いや勝たなきゃだめでしょ、って。打ち上げも実は好きじゃないんです。

嶋田:龍口さんは、欅(坂46)を好きになりそうなタイプかも(注:嶋田さんは欅坂46の筋金入りファン)。

龍口:嶋田さんのTwitterを観て、欅坂46も調べました(笑)。

嶋田さんは周囲から期待される立場ですよね。FIELDSを2部から1部へ昇格させるために日テレ・ベレーザから戻ってきて、実際に去年1部に昇格させて、今度は入替戦で残留を決めなきゃ、って。嶋田さんはみんなを引っ張っていく立場になるんですか?

嶋田:クラブやスタッフはそれを期待していると思うし、学生もそういう目で見ていると思いますが、そこまで「自分が引っ張んなきゃ」というのはないです。でも、どこかで思っている自分は、います。

龍口:それはプレーで?

嶋田:プレーもそうですし、日頃の発言も。だから自分が二人いる感じです。普通の嶋田千秋と、キャプテンの嶋田千秋。オンとオフがぜんぜん違うとよく言われます。

(続く)

2018プレナスなでしこリーグ1部・2部入替戦
日体大FIELDS横浜(1部) vs ニッパツ横浜FCシーガルズ(2部)


★第1節(アウェイ)12月8日(土)13:00 KICK OFF
ニッパツ三ツ沢球技場 : 無料試合

★第2節(ホーム)12月16日(日)13:00 KICK OFF
横浜市三ツ沢公園陸上競技場 : 有料試合

詳細:日体大FIELDS横浜オフィシャルホームページ
http://www.nittaidai-fc.com/category/news

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(いまのところ都内・神奈川県内。その他は応相談です)

企画:青葉応援団
取材:プロボノ集団 スパイスアップ編集部

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