ただいま、おかえりなさい、の文章の交換

今日もお天気が良くて、窓辺に座って日光浴をしていた青鳥(あおどり)なのです。
鳥類的に羽を伸ばすのは、大切なことなのです。

友人からLINEで「ただいま!」と、文章が届く時があるのです。
「おかえり!」と、打ち込んで返すのです。
で、思ったのです。
ただいま、おかえり、ってもう顔を会わせる人の間だけの言葉じゃないんだな、ということ。
古い鳥類なので、それらは顔を会わせる人にしかかけない言葉だったのです。
当然なのです。
ただいま
おかえり
は、セットなのです。
帰ってきたら、おうちの人に言う言葉、なのです。
けれども。
イマドキは、おうちに人がいなかったり、なんてことがたくさんあるのです。各家庭の事情もあるのです。
誰もいないお部屋に「ただいま」は、言えないのです。返してくれる人がそこにいて成り立つ言葉、なのです。

だからといって「おうちに帰ってきましたよ」の言葉を発しないと落ち着かない、そんな誰かに話しかけたい時、があるのかも、なのです。
或いは、LINEのきっかけの言葉として使う、ということもあるのです。
挨拶の言葉は相手を繋げる言葉。
一人だけれども、一人じゃないことを確認する言葉。
ツールと言葉は遠くの人を繋げるし、良い使い方をすれば思いやる時間と気持ちを作るのだなあ、なんてしみじみした青鳥なのです。


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