朝からクライシス

今日は「開運館 上野マルイ」にて鑑定してきた青鳥(あおどり)なのです。
生息地域の最寄り駅から電車に乗り込むと、人が少ない。
そうかー、なのです。
東京近辺はまだまだ解除は先だものなあ、なのです。
立っている人がまばらな車内、鳥類は立って乗換駅へ。

で、上野へ行こうと乗り換えホームへ歩くのです。
それでも一気に人が乗り降りする駅なので、階段が混むのです。
乗り換え先から、発車ベルの音が聞こえたのです。
鳥類、あと少しで階段を降りて間に合いそう、ではあったものの、無理はしないでおこう、と次の電車を待とうとゆっくり目に降りたのです。

が、人間、目の前に開いているドアがあると、つい駆け込みたくなるのです。
間に合う人もいれば、そうじゃない人もいるのです。
目の前に、女性が一人、途方に暮れている姿が。
持っている手提げ鞄が、きっと勢いでドアに挟まって、それだけが中に。手提げの部分はこちら側にあって、女性が引っこ抜こうとしているけれども、ドアはぴったりと閉じたまま。
そして、発車ベルはけたたましく鳴っているのです。

鳥類もそうなのですが、それを目撃してしまった周囲の人々が「どうしよう!」と、ウロウロ。駅員さんに報せる何かはないか! と探すものの、視線の中にはないのです。
すると、一人の背の高い男性が、近くの柱に設置してあった緊急ボタンを押してくださったのです。
電車は動かず、心配して集まっていた人もなんとなく解散、なのです。

あとの処理は駅員さんにまかせよう、なのですが、結構長い時間緊急ボタンの音が鳴っていたのです。
その女性に怪我がなく、鞄も本人の手に戻ったようで「作業終了しました」のアナウンスが。

正直、ちょっと高いところに緊急ボタンがあるのを知らなかったのです。
あとは、押す勇気があればな、なのです。
ほぼ毎日利用していたのに、きちんと見なきゃいけないなあ、と反省をした青鳥なのです。

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