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【ビジネス書籍紹介】知識は実行しなければ価値がない!

初投稿です。

人が動くと書いて働くと読みますが、仕事において他の人を動かすというのはとても大変なことです。

部下を持った方ならば一度は「なぜ自分の言う通りに動いてくれないのだろう」と感じた経験があるのではないでしょうか。
また、これは上司から指示を受ける場合にも言えることで、上司の言うことは理解はできたが、なかなか行動に移せていない、なんてことも多いのではないかと思います。

私は基本的に自分がいま直面していることの解決方法を本を読むことで探すという行動パターンが多いので、まさにいま直面している上記のような悩みに対して、本日は書籍紹介をしたいと思います。


なぜ、わかっていても実行できないのか 知識を行動に変えるマネジメント

ジェフリー・フェファー ロバート・I・サットン著
長谷川喜一郎 監訳 菅田絢子 訳
日本経済新聞出版社


どんなことが書かれている本かというと、

・前段
知識を体系化することは多くの企業がやっている
しかし、それを実際に行動に移している社員はかなり少ない

・小結論
知識は、実行しなければ価値がない

・その原因は?
5種類のポイント

・行動を起こすためのガイドライン

という構成になっています。
前段の時点で、「ああ、やっぱり行動に移せていないというのは日本に限らず世界各地でたくさんいるんだー」と感じられました。

よく「まずは行動をしてみる」といった指針がありますが、「知識だけではだめで、行動して実践して初めて血肉となる」といった趣旨になっています。

原因に関しては、見出しだけでサマりますと、以下の5つです。
・問題を話し合っただけで仕事をした気になる
・過去のやり方にこだわりつづける
・部下を動かすために恐怖をあおる
・重要ではないことばかり評価している
・業績を上げるために競争させる

そして、行動を起こすためにはどうすればいいかという8つのポイントが書かれています。
特に
・1つ目の「大事なのは哲学」
・8つ目の「問題はリーダーの行動」
2~7は問題解決の方法なので、それらの前段となる1つ目の話と、それを誰がやるべきかという8つ目の話が印象的でした。

1つ目の哲学というのは、何が本質的なことかという話です。
よく助言は「どうすればいいか」に触れることが多いですが、その「どうすればいいか」の前段にある「なぜそうするのかを理解する(させる)」をしなければならないという話。

8つ目のリーダーの話は、誰がそれをやるべきかという話で、リーダーはみんなの時間をどう使うかを決める立場にあるので、環境を整え、高い目標を掲げ、仕事の効率を上げる手助けを、「言葉ではなく行動で」伝える必要があるという話。

要は納得感だなーと思いまして、人が能動的に動く時というのはやはりその人が行動する理由を本質的に理解し、周囲も努力しているからこそ自分も頑張ろうとなれること(を、リーダーはいかに作るか)が重要。

私はけっこう知識から詰めるケースが多く、知識だけ得て満足している場面もあるなーという振り返りにもなりました。

最後に動画にもしてみました。同じような悩みを抱えている方はぜひご参考ください。



以上、最後までお読みいただきありがとうございました。


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