プロジェクトマネジメントを学ぶ(S-3)
やあ、どうも。
あおはるおじさんだ。
資格の勉強3日目、ダイエット4日目です。
今年のうちにPMOの資格を取ろうという試みで、
今週はお勉強ウィーク。
前回はこちら。
本日のテーマはPMOの導入手法概要例について。
前回までにPMOってどんなことをするのか等を学んできましたが、今回は自社内にPMOという組織を導入するための方法を学びます。
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PMO導入にあたっての6つのステップ
自組織内にPMOを立ち上げるにあたって、本講義では以下のようなステップを置いています。
1. プロジェクトマネジメントへの理解
2. プロジェクトマネジメント課題の抽出
3. 目標、管理指標の策定および設定
4. 具体的支援内容の策定
5. PMO組織の位置づけの策定
6. 自組織における新組織組成のプロセスの実行
これらは何を意味しているかというと、会社内に一つのチームを立ち上げることになるので、
・まず自組織のプロジェクトを理解し、一般的なプロジェクト知識をもとに、課題を見つけましょう(項目1-2)
・次に課題を解決するまでの道筋(目標、計画、アクション、組織内の位置づけ)を具体化しましょう(項目3-5)
・最後に上記をまとめて会社の承認を得ましょう(項目6)
みたいな話です。
それぞれの項目で参考事例を見ていきましょう。
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プロジェクトマネジメントへの理解と課題の抽出
課題を見つける手法の一つに、ギャップ分析という、As-Is(現状)とTo-Be(ありたい姿)を比較する手法があります。
ギャップとは現状とありたい姿の差分です。
To-Be(ありたい姿)を知らなければ、現状との差分がわかりません。
そこで、一般的なプロジェクトマネジメントの知識体系が必要になります。
一般的なプロジェクトマネジメントの知識体系とはなんぞやーというのは長くなるので、以下のサイトから引用させて頂きます。
この図を理解するポイントは3つ。
・横軸をプロセスで区切っていること(立ち上げ、計画、実行、監視管理、終結)
→プロジェクトのフェーズ(=プロセス)によって発生する課題が異なるので、プロジェクトはいまどういうフェーズなのかを確認します。
・縦軸を管理カテゴリで区切っていること
→課題がどこに発生するかのカテゴリで、例えばコストとかリスクあたりはイメージしやすいかもしれません。
・横軸でフェーズを、縦軸でカテゴリを照らし合わせて、そのブロックにある知識体系を用いる
例えば、プロジェクトのフェーズが計画段階なら、計画の列にある縦軸の各項目を整理しておかなければならない、となります。
いったん「うわっ」となったので猫を置いておきます。
まあ、要はスポーツとか何かを上達したいならお手本を真似ますよねってことです。お手本と現在の自分の状態の差分を調べるとギャップが見えるので、お手本を参考に組織内の課題を見える化しましょうとw
で、課題って山ほど出てくるので、洗い出した後に優先順位付けをして、何をどこまで解消するかを定めましょう、という話です。
ちなみに型はあくまでも型なので、組織の文化などに合わないケースもあります。現状の組織にあったカスタマイズも必要です。
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課題を解決するまでの道筋(目標、計画、アクション、組織内の位置づけ)を具体化する
次に目標の設定です。
目標指標(KGI)や管理指標(KPI)という言葉がありますが、ビジネスリソース(ヒト、モノ、カネ、ジョウホウ、ジカン)を軸に、いつまでに何をどれくらい解消するかを具体的に見える化します。
具体的に見える化をするにあたって数値化する必要があります。
KGIとKPIとアクションの関係性はこちら。
だいぶ端折ってしまいますが、要はPMOがアクションしたことで、何がどう変わるのかを数値化して第三者に説明できる状態を作りましょうと言う話です。これは個人でいうMBOなどでも同じことが言えまして、数値化することで目標を達成したかどうかが第三者に伝わりやすくなります。
さらに、PMOという組織を組成するにあたって、会社内のどういう立ち位置に置くかを定義します。
各プロジェクト直下においてそのプロジェクトをみるのか、プロジェクトを横断的にみるのか(はたまたハイブリッドか)といった違いです。
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会社の承認を得ましょう
これらの情報をまとめ、最後に会社の承認を得ることによって、PMOという組織が生まれます。
改めてまとめですが、今回の話はPMOという組織を自社内に組成するにあたって、以下のようなプロセスを踏んでいきましょうという話でした。
・まず自組織のプロジェクトを理解し、一般的なプロジェクト知識をもとに、課題を見つけましょう(項目1-2)
・次に課題を解決するまでの道筋(目標、計画、アクション、組織内の位置づけ)を具体化しましょう(項目3-5)
・最後に上記をまとめて会社の承認を得ましょう(項目6)
会社のお金を使うにあたって承認を得るためには、それをするとどんな良いことがあるのかを説明する必要があります。
そこで、
・いま組織にはこんな課題があって
・それをいつまでに、As-Is現状のこういう状態から、To-Beこういう理想の状態(KGI)にするために、こういうことをします(KPIとアクション)
・PMOは会社においてこういう立ち位置になります
という説明をする、という話でした。
だいぶ概念的な話になってしまいましたが、
・As-IsとTo-Beで現状とありたい姿をギャップ分析する
・アクションに起こす前にKGI(目標指数)とKPI(管理指標)を設定する
というのは、どの業務にも応用できる手法ですね。
ではでは、今日はここまで。
今日も1日頑張っていきましょうー!
続きはこちら。
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