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モンテッソーリ教育 (※世界7大教育法)

興味深いテーマの本を見つけたので、そのテーマについて個人的にポイントをまとめて、感想も述べたいと思います。


子育てにおける「世界を代表する7つの教育法」とは!

まずは、その「7つ」をご紹介!
①モンテッソーリ教育
②シュタイナー教育
③レッジョ・エミリア教育
④ドルトンプラン教育
⑤サドベリー教育
⑥フレネ教育
⑦イエナプラン教育

順番に各教育のエッセンスと感想を、個人目線でお伝えします。なので、興味を持たれた方は、ご購入されることをおススメします。


ちなみに、この本を読むまで、聞いた事があるレベルで知っていたのは、モンテッソーリとシュタイナーの2つだけでした。

①モンテッソーリ教育(イタリア)

【イメージ】
世界的リーダーが多い。オバマ元大統領・マイクロソフトのビルゲイツ・グーグルのラリーペイジ・最近ではプロ棋士の藤井聡太など。オリジナルの遊びの遊具や工具が豊富。

【理念】
自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢をもった人間を育てる。

【特徴】
子どもにはみずからを自分の力で育てていく力が備わっている。
その「自己教育力」がモンテッソーリ教育の核となる概念。
従来の教え込む教育スタイルから、教師が子どもに与える影響を最小限に減らした教育。

発達を4段階(幼児期・児童期・思春期・青年期)に区分していて、特に敏感期である幼児期の環境を整える。
「教える」のではなく「環境を整える」にフォーカスしている。
「叱ること」はしつけではない。
「教える」を最小限にとどめる。
子どもの気持ちに寄りそう。
自由を保障するからこそ「社会性」が育つ。

★「おとなの心得12ヵ条」
1、子どもに必要とされているときだけ、子どもと関わりましょう。

2、子どものいるところでもいないところでも、子どもの悪口を言ってはいけません。

3、子どもの良いところを見つけ、そこを強くしていきましょう。

4、ものの正しい扱い方を教え、それがいつもどこに置いてあるかを示しまそう。

5、子どもが環境と交流を始めるまでは積極的に関わり、交流が始まったら消極的になりましょう。

6、子どもの要求に対して、たとえそれができなくても、聞く耳はいつも持つようにしましょう。

7、子どもの誤りをいつも指摘して直させる必要はありませんが、子どもが子ども自身やほかの子を傷つけたり、危険があるときには、すぐにやめさせましょう。

8、子どもは何もしていないようにみえても、何かを観察しているのかもしれません。そういう時には、あえて何かをやらせなくていいのです。

9、やりたい事がみつけられずに困っている時には、いっしょに探したり、新しいものをみせてあげましょう。

10、新しいもののやり方を(以前こばまれたことがあったとしても)くり返し、くり返し忍耐強く見せるように心がけましょう。その時は言葉ではなく動作を見せるように専念しましょう。

11、子どもを信じ、できるようになるのを待ってあげましょう。

12、子どもに接する時は、親の従属物としてではなく、1つの人格をもった人間として接しましょう。

「おとなのタブー」
※禁止
「だめ!」「いけません」「やめなさい」「汚い」「うるさい」「静かにしなさい」など。

※命令
「~しなさい」「~してはだめでしょう」「それが終わったら、次は○○しなさい」など。

代打
子どもが動き出す前に、おとながやってしまうこと。「あなたにはまだ無理だから」「ぐちゃぐちゃになっちゃうから」「ママがやってあげるね」など。

※せきたて
「早くやりなさい」「もうおしまい」「はい、次はこれをして」など。

※放任
何でもしてよいと、放っておくこと。無視。


【感想】
我が子が小さい時に「モンテッソーリ」は聞いたことがあるだけで、その教育内容については知らなかったのですが、かなり自分の子育てと似ている部分が多いと感じました。

「手をださない」「口をださない」「先回りしない」を意識していたので、モンテッソーリの"教師が子どもに与える影響を最小限に減らした"という部分には共感しますね。

またクライアントにも「怒らない、叱らない子育て」を伝えているし、「自由と放置の違い」についても話をしているので本当にリンクしている。

唯一、異なる点というか、モンテッソーリの特徴として「教具」が非常に豊富であるということ。子どもが小さい頃は、教具というか、ブロックやプラレールなど市販のおもちゃを買っていましたね。

ママ友の中には、子どもの遊ぶおもちゃを手作りしていた人もいたけど、ワーママの私には時間的に無理だったし、手作りにそんなに関心を置いていなかったですね。

ただ、言葉の使い方、使う言葉は、かなり意識していました。
モンテッソーリにおける「おとなのタブー」に代表される言葉は、このような言葉を使わなくてもすむ「伝える方法」を常に考えてきました。

この「おとなのタブー」には「子どもの自立」を妨げる呪いの要素がたっぷり入っています。この言葉を使わない工夫をしてみましょう。
この工夫に、私は「愛」を感じますね!

では、次は「シュタイナー教育へ」……

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