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レッジョ・エミリア教育 (※世界7大教育法)

参考本:世界7大教育法に学ぶ「才能あふれる子の育て方」
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※この世界7大教育法のノウハウや理念を知ることで、子どもの能力を高めるヒントにつながるのでは!
①モンテッソーリ教育
②シュタイナー教育
③レッジョ・エミリア教育
④ドルトンプラン教育
⑤サドベリー教育
⑥フレネ教育
⑦イエナプラン教育

③レッジョ・エミリア教育(イタリア)

【イメージ】
なんといっても、最先端企業であるGoogleやディズニーの附属幼稚園にも取り入れられている、もっとも今注目される幼児教育法であるということ。
そしてモンテッソーリやシュタイナーが創始者名であるのとは異なり、このレッジョ・エミリアはイタリア北部にある小さな街の地名である。

※モンテッソーリやシュタイナーは19世紀初頭に登場し、このレッジョ・エミリアは1960年以降~と新しい教育法である。
モンテッソーリを始め、さまざまな教育の影響を受け、その「おいしいとこどり」をしている。
特に「芸術による教育」のイメージが強い。
このレッジョ・エミリアで幼児学校が設立されたのは「第二次世界大戦直後」であり、戦後、ローマカトリック系の幼稚園に子ども達を預けたくないという思いからスタートしたレジスタンス(権力などに対する抵抗)の街で生まれた教育と言われている。
1991年に「ニューズウィーク」誌で世界で最も先進的な幼児学校の1つとして紹介される。6歳までと未就学児に特化した教育

【理念】
子どもは100の言葉をもっている(本から引用)

※レッジョ・エミリアの創始者であるマラグッツイのつくった「100の言葉」という詩。


【特徴】
◆レッジョ・エミリア教育には規定のカリキュラムも時間割もなく、その代わりにあるのが「プロジェッタツィオーネ」という概念。
"プロジェッタツィオーネ"とは「子どもの興味・関心から始まる探求活動」という意味合い。


つまり「子どもの興味・関心から始まる探求活動」を実践するためには、まわりの大人に、子ども達の興味・関心を芽を見逃さない、洞察力が必要になるということです。
その興味・関心をキャチして、さらに引きだしていく。


その為に、「ドキュメンテーション(日常における出来事を文字や写真・映像で記録する)」を行い、教師や保護者などの間でそれを共有します。


決められたメソッドがないので、教師の鋭い洞察や共有されている情報によって、その日の活動が決まるという事です。
これは「教師の力量」がものすごく影響するという事です。
毎日、同じ事をするというルーティンワークがなく、日々、今日は何を行うかの発想からスタートする事になります。


そんな高い力量を求められる教師をサポートする存在が、必ずレッジョ・エミリアの幼児学校にはいます。
「ペタゴジスタ」⇒教育学を専攻した専門家
「アトリエリスタ」⇒芸術学部を卒業した芸術の専門家


◆最終的には「6つのCを育てる」(※本から引用)
1、協働(Collaboration)
2、意思疎通(Communicate)
3、意味内容(Content)
4、論理的思考(Critical thinking)
5、創造力(creative innovation)
6、自信(Confidence)
まず幼児期は、協働と意思疎通の2つのCが育つ環境を整える!


【感想】
このレッジョ・エミリアは、我が子が小さくて、行かせる条件が整えば、この教育をとりいれた学校に通わせてみたいと思いました。


教師の力量によるところは大きいけど、あくまでも洞察から見つける子どもの興味・関心が中心で、子どもの自発性にまかせつつ、さりげなく適度な介入をするスタンスには賛同する。(幼少期ならでは)
だからめったな事では「止めない」で見守る
まさに皆さんに伝えている母としての姿勢と同じだと思いました。


だから、本の中のインタビュー記事で、レッジョ・エミリア教育を取り入れている「東京チルドレンズガーデン」の理事長の、次の言葉に拍手をしてしまいました。
「幼児教育で大事なのは、先生のスキルそのものよりも、先生が一生懸命な事だと思います。そのためにも先生に余裕がなければならないし、職場が楽しくなければいけません。」
(※まさにこの「先生」の部分を「母」に置き換えても読んでほしい)


ただ、「一生懸命のあり方」をとらえ間違えないためにも、このレッジョ・エミリアを家庭に取り入れるポイントをまとめますね。


子どもをよく観察して、知的好奇心の芽を逃さず、さらに引き出すように心がける。(※レッジョでは写真や動画、文字など記録として残している)


日常の自分の姿が「鏡」になっている事、子どもは「まねる」という事を意識する。
これは行動だけでなく心の状態も。

そして親としての正しさを押しつけない!正しさを押しつけると独創性がそぎ落とされる。
(※レッジョ・エミリアにおける先生が、その日の活動を発想するところから始める姿を子どもに見せるのは、課題を発見し、改善、解決していく姿勢を見せ、先生がみずからロールモデルとなっている。)


子どもの時期によって高める部分を知る!という事。
(※だから幼児期には幼児期にしかできない事を楽しくやる!)

子どもは100人いたら100通り!個の個性を引きだすことを意識する。
{※親の価値観にはめない。兄弟や他と子と比べない。)


ものすごく本質的な部分と斬新な試みが融合されていて、まさにクリエイティブな人材を育てる「AI時代」に必要な教育だと感じました。


それでは~(*^-^*)
次は、これまた初めて聞く「ドルトンプラン教育」へ!




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