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シュタイナー教育 (※世界7大教育法)

前回の①モンテッソーリ教育と同じくらい子育て業界では知られている「シュタイナー教育」です。
そういう意味では、今回の世界を代表する7大教育法の中でも、大御所と呼ばれる存在のうちの1つです。

子育てにおける「世界を代表する7つの教育法」とは!
参考本:世界7大教育法に学ぶ「才能あふれる子の育て方」
https://amzn.to/2YBJNIu

①モンテッソーリ教育
②シュタイナー教育
③レッジョ・エミリア教育
④ドルトンプラン教育
⑤サドベリー教育
⑥フレネ教育
⑦イエナプラン教育


②シュタイナー教育(ドイツ)

【イメージ】
自然と精神の世界に重点をおいている教育。
他の教育法のなかでも特に「精神の世界」にふれている。
著名人としては、児童文学「モモ」や「はてしない物語」のミヒャエル・エンデ、女優のサンドラ:ブロック、俳優の斎藤工、ノーベル生理学者のトーマス・クリスティアン・スードフなど。

【理念】
自由への教育。外側の権威や価値に寄りかからず、自分で考え、自分で感じ、自分の意志を行動と結びつけることを目指す。(本から引用)

【特徴】
シュタイナー教育のキーワードは、人間は身体(意志)と心(感情)と頭(思考)の3つからできているという考え方。

人間は7年周期で変化すると考えられている。
 0~7歳⇒身体を育てる時期
 7~14歳⇒心を育てる時期
 14~21歳⇒思考を育てる時期

※ちなみにモンテッソーリでは、安定して育つ4つのステップ
0~6歳⇒幼児期・敏感期・五感
6~12歳⇒児童期・道徳心やモラルが育つ時期
12~18歳⇒思春期・心と身体が大きく生まれ変わる時期
18~24歳⇒青年期・社会貢献

人間には4種類の気質がある。
憂鬱質(ゆううつしつ)
粘液質(ねんえきしつ)
多血質(たけつしつ)
胆汁質(たんじゅうしつ)

◆世の中は、感覚的世界(目にみえるもの)と、超感覚的世界(目に見えないもの)からできているという視点から、"「道徳」と「本能」が一致するプロセス"を教育にとりいれている。
シュタイナー教育は、この目に見えない”超感覚的世界”をとらえることで、人間の本質を見ることができると伝えています。
ただ、現代人はその感知する本能の力を失っている。その代わりとなるのが人智学であり精神科学であると。
(※この人智学・精神科学をもっと知りたい方は専門書をどうぞ)

※【モンテッソーリ教育とシュタイナー教育について(大御所、世界の2大教育)】

私自身は聞いたことがあるレベルですが、「モンテッソーリ教育」「シュタイナー教育」は、世界中で知られています。
幼児教育の世界では大御所的存在です。なのでこの2つは比較的その違いについて書かれています。

今回も、この2つの違いに注目することで、各々の良さを確認したいと思います。(個人主観です、ご了承ください(^^♪)

モンテッソーリ教育は医師によって、シュタイナー教育は思想家によって考案されている、という時点で、シュタイナーの方が感覚・感性・感情といった精神世界に重きを置いてる感じを受ける。

そして両方に共通しているは「子どもの自由!」と「子ども自身が持っている自立する力」へのサポート。

ここで私なら~という視点で、各々の良いとこどりをしたいと思います。

モンテッソーリからは「子どもにあまり手をださず」という関わり、突き放すのではなく見守る。必要に応じて大人が見本をみせてあげる。

シュタイナーからは、感覚・感性を大事という意味で芸術に関心をもつ。特に幼少期には自然や本物にふれさせる機会を。また子どもの「感情」を無視しない関わりを意識する。

※ここで、手前みそですが、蒼の提供しているコンテンツはこの2大教育法の良い部分を取り入れていると自負しています。

【感想】
正直、シュタイナー教育のエッセンスを短くまとめるのは大変だと感じました。本の中でも、著者自身もあえて深掘りして筆を進めるのをやめている箇所もあったぐらいなので。上記に書いた特徴も、ほんの、ほんの一握りにしかすぎません。

なので、ここでは感想という事もあり、かなり主観的に思ったことを書こうと思います。

シュタイナー教育は、遊びという点においても自然なもの(石ころ、枝、貝殻など)を使います。素朴・自然というキーワードがピッタリで、ミヒャエル・エンデの「モモ」のイメージだと本の筆者も書いています。

個人的にはシュタイナー教育は好きです。

どこが好きかと言うと、本の中でインタビュー記事が書いてあるのですが、そこに「シュタイナー教育の教師として大事な事は何ですか?」という問いに「子ども達の呼吸を見ることです」と答えた、この「呼吸」という言葉の中に、私が大切にしている事と同じだと感じたからです。

私自身が、もっとも大事にしてきたのは常に子どもの「心」です。
なので「良い気分の子育て」を意識してきました。
特に母である自分も良い気分でいる事が、子どもにとっても大切だと。

そして感覚というか感性ですね。
「学ぶ」という事も、遊びの延長で、感覚として「面白い、楽しい」と感じることを意識することが大事です。

だから目の前の成績や、他の子との比較に気をとられる事は、目の前の見えている世界だけに意識を奪われて、全体を見落とすことになりかねないのです。

私自身が皆さんに提供しているコーチングをベースにしたコンテンツの「軸」は言葉とエネルギーです。
くりかえすと、目に見える「言葉」と非言語の「エネルギー」です。

この非言語の「エネルギー」とシュタイナーにおける"超感覚的世界"はつながるのです。(と、勝手に思ってます)

さらに、シュタイナーが取り入れている「人間の4種類の気質」ですが、私も「ママや子どものタイプ別診断」を取り入れています。
そしてこのシュタイナーの4種類の気質は、私が昔、アロマの勉強(NARD)をした時に知った「ヒポクラテスのタイプ診断」と類似してます。同じものかもしれません。

いずれにしても先人の知恵ですね。異なるタイプを知ることは、自分や相手への理解が深まり、共に生きていく世界では必要な知識ですから。

まだまだシュタイナー教育について語る事はありますが、この辺にて。

それでは、次は、今回初めて知りました「レッジョ・エミリア教育」へ!


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