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#名刺代わりの小説10選

久しぶりに本棚を整理したので、おすすめの小説を「名刺代わりの小説10選」として紹介してみたいと思います。

「十角館の殺人」綾辻 行人

建築家・中村青司が建築に携わった建物で起こる事件を描いた「館」シリーズの第1作。
私はミステリー小説が大好きなのですが、唯一この本でだけ犯人が分かった瞬間に最後まで読み切る前に読み返しました。
好きな作品なのに、最初の頃は「六角館」と間違えて覚えてました。

「下町ロケット」池井戸 潤

阿部寛さん主演でドラマ化されたのが有名な「下町ロケット」シリーズの第1作。
前の職場(金融機関)にいた時、小説なのに会社から読書推奨されました。
読むのは文庫派なんですが、待ちきれなくて久しぶりに単行本で買った1冊です。
「トノ」に感情移入し、3か所ぐらいで泣きました。

姑獲鳥うぶめの夏」京極 夏彦

「百鬼夜行」シリーズ(別名「京極堂」シリーズ)の第1作。
少し時代が古めの設定だし、難しい漢字ばかりだけれど、ぐいぐいと読みすすめられるぐらい面白い作品。
分冊版が発売される前は、通勤時の電車の中で指がつりそうになりながら片手をプルプルさせて読んでいました。

「アンノウン」古処こどころ 誠二

殺人は起こらない自衛隊ミステリー。
これを読むとコーヒーが飲みたくなります。

「和菓子のアン」坂木 司

デパ地下を舞台にした連作短編の和菓子ミステリーで「和菓子のアン」シリーズの第1作。
これを読むと和菓子が食べたくなります。

「ハサミ男」殊能しゅのう 将之

「ハサミ男」と呼ばれる猟奇殺人犯が自分の手口を真似て殺された被害者を発見してしまうところから始まる物語。
映画化されているのですが、「これをどうやって映像化を?」と疑問に思ってしまいます(未だに映画は見れていないです)。

「容疑者xの献身」東野ひがしの 圭吾

福山雅治さん主演でドラマ化されたのが有名な「ガリレオ」シリーズの第3作。
映画化と舞台化がされていて、どちらも観ましたが、私は小説が1番しっくりきました。
私は感動して涙を流しやすいタイプなので、外出先で読書をするときは、基本的には泣くことのないミステリーばかり読んでいて、「これはミステリーだから」と油断してお外で読んだら、ラストで大変なことになりました(電車の中で号泣しました)。

「武士道シックスティーン」誉田ほんだ 哲也

剣道に青春をかける対照的な2人の女子高生を描く作品。
続編に「武士道セブンティーン」「武士道エイティーン」「武士道ジェネレーション」があります。
珍しく出先で青春小説を読んでみたら、あまりに面白かったのは良いけれど、3回も電車を降り過ごしてしまったり、バスの中で号泣してしまったりと大変なことになりました。

「すべてがFになる」森 博嗣

主人公2人のイニシャルを示す「S&M」シリーズの第1作。
工学などの理系分野が出てくるのもあって、少し難解な作品。
プログラミングが出てくるし、元SEなので、読みながら「こんな環境で仕事してみたいなぁ(事件は勘弁だけど)」と思ったものです。

「天使と悪魔」ダン・ブラウン

トム・ハンクスさんが主演で映画化されたのが有名な「ロバート・ラングドン」シリーズの第1作。
これを読んでいたおかげで、2013年にコンクラーベが行われた時に「こういうことをやってたんだぁ」ということが分かって嬉しかったです。
文庫版は上中下巻に分かれているのですが、上下巻だと思い込み(しかも中巻は置いてなかった)中巻を買い忘れてしまったので、文庫版を買う場合はご注意を。


以上、「名刺代わりの小説10選」でした!