発酵ブームと、ストーリー
発酵が流行っているらしい。
数日前にこんなものも見つけた。
https://www.kikkoman.co.jp/news/20190902.html
「自分だけの醤油」が作れるサービス。
醤油メーカー最大手であるキッコーマンの子会社、キッコーマン食品が打ち出した、醤油を醸せるサービスである。しかも一回きりのキットではなく、定額制。(不勉強で最近やっとサブスクリプションの意味を理解しました)
日常的に欠かせない基礎調味料であるしょうゆを自分で、おうちで、作れる、なんて面白いですよね。
食べ物が作られるのにかかる時間は膨大で、しょうゆなんか本当は半年以上かかるんですけど、それをキット化し、定期的な専門家のサービスもつけることで、毎日口にするものがこうやって完成するんだ。。。と感じられる数少ない機会体験の誕生ですね。
自分だけのモノ、をこえて、自分だけのコトを体験する商品ですね。
食べ物には、品質や味以外の「ストーリー」が求められる時代です。
最近、若い世代にも、「発酵」が流行っているようです。
わたしは大学の専攻的にこの「発酵」ブームは注視しとかんとなーと思っているのですが、なぜ「発酵」が今、流行できているのか、考えたら、
味とか見た目とかより、「ストーリー」じゃないかなーと。
しょうゆの話してたからしょうゆを例にすると、
しょうゆって見た目ただの黒い汁じゃないですか。
どうしてなんでもかけちゃうくらいおいしいの?というかいつからかけてるの?
とか
どうして黒いの?だれがつくりはじめたの?歴史あるって??
だとか
発酵食品ってなかなか得体が知れないから、ストーリーを掘ろうとしたくなるんです、たぶん。
それ自体のバックボーンを知るだけでも面白いんですが、
食べ物なので、作って食べてみることも可能。
「作って食べてみる」という新しいストーリーを体験できます。
微生物が生活しているところでなんかできあがっちゃったやつをいただいているので、できあがるものは結構品質がばらばらで、腐造しちゃうこともあるだろうけど、それも体験。
他の人の知らないなにか面白いものを、と、追求したところが発酵ブームの1つの因子じゃないかなあと思います。
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