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今日からひとり

今日先輩隊員2名がディレダワを発った。

昨日送別会をして、それぞれから余った日本食や生活用品を引き取って。

来たときには4人いたディレダワ隊員が、今日からは私ひとりだ。もうしっかり経験したつもりでいるけど、私に「大変な時」がくるなら、実は、多分、これからなのだろう。

何から何まで手取り足取り教えてもらった。特に頭のなかに地図を描けず場所を覚えるのが苦手なので、地域オフィスやNGO施設に何度も連れていってもらった。

ひとりで行けるようになった頃から、少しずつ活動も別々になっていって、最後はほとんど会わない日々だった。
それでも感謝でいっぱい。

さようならは、思っていたよりずっと呆気なかった。

「とにかく身体に気をつけて。食べられてるうちは大丈夫。」

残された言葉の重みよ。

前々日に1名倒れて入院していたので、リアルがすぎる。

今、私が倒れたら、日本語で助けてくれる人はいない。今エチオピアには、健康管理員さんもいない。なんとしても動けるうちに病院に辿り着かなくてはいけない。辿り着いても現金を持っていないと治療してもらえない。

ちょっと背筋がひやっとするね。


訓練所でよく送られる言葉のひとつに

「生きて、健康に帰ってきてください」

がある。当たり前のようで簡単ではないと腹落ちしてきちんと理解できるのは、やっぱり赴任した後なのだな。

無事おうちに帰るまでが協力隊(多分)。
2人を含む17年2次隊の皆さんが何事もなく無事に日本に帰れますように。

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