雨はコーラが飲めない
雨はコーラが飲めない という江國香織さんの短編エッセイを読んだ。
雨 という名の犬との暮らしを綴っている。
名前が名前だけあって、どのページを読んでいても淋しさが漂ってくる。
そしてその2頁ほどの日記の中には、曲が一つ
挿入されている。すべて当時聞いていたものらしい。
私は書かれてある曲を一曲ずつYouTubeで調べ、部屋に流しながら読んだ。
江國香織さん、表現がとても繊細で素敵なのだ。
例えばこちらの『旋律はどこまでも甘く』という表現が好きだ。好きな言葉はこのように写真を撮り、言葉フォルダに残してある。
他にも『深夜、雨とマドレーヌちゃんで人形劇をしたりベランダで星を見たり』
私はマドレーヌちゃんが大好きなのでうれしい。
毎回ハラハラするが、女の子たちが可愛くて今でも大好き。
哀しげで淋しくて、でも優しくて温かい。
とても良い本だった。
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