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誰か・何かの一部じゃなくてイイ 風の時代の繋がり方 ~コラム⑨~

コラム⑤で書いた元ネタが、私が従事している資格の、都のリーダー的研修だったという話を書いたのですが、その研修の話の中で、もう一つ、私自身がとても気になったワードがありまして…それを書いてみようと思います(^^;

それは何かというと、『丸ごと』という言葉。

つまり、何を言われたかというと(私が理解したコトだと)

人と人、人と資源等が、世代や分野を超えて『丸ごと』繋がれ。

そして、『丸ごと』つながれる場や『丸ごと』世話できる人材を、市区町村ごとで創れ。

困りごとを『丸ごと』解決せよ、世帯で抱える問題を『丸ごと』取り組め、「とりあえず」なんでもいいから『丸ごと』対応せよ。と。

いやいや、どんだけ?(と思ったのは私だけだったのか?(^^;)

とりあえず丸ごとなんて…丸投げもいいとこ(-_-;)

『丸ごと』の場を作ることで、住民一人一人が主体的に生きることができ、お互いに支え合い、生活に豊かさと安心を生み出す。とも言っていて。。

いやー・・・このロジック(と言っていいのか?)、上層部は本当にそう思っているのか?今の現状を打破するための、とりあえずの策なのか?

私的には風の時代の本質からはズレているように視えてしまっているんですよね。


『丸ごと』⇒ つまりは『内包する』という概念が「地の時代」の発想なんですよね。場や人を『内包する』というのは、ある種の【組織化】ですから、山羊座の象徴なんです。(山羊座は「地」のグループで、その性質を社会に向けて発揮します)

元来、政治や公的な役所などは、山羊座が象徴するモノですから、ある意味その傾向にあるのはデフォルトなんですが、それでも、時代の現場感と根本的にズレてきているのは、ちょいと危険な香り…

冥王星が山羊座の最後の方の度数に来ていて、山羊座に入った2009年頃から見ると、だいぶ「地の時代」の産物のリニューアルをしてきてくれていると思いますが、風の時代の現場感に追いつくには、もう少し時間がかかるのでしょうか。。。

『内包する』ということは、「内包する側の人・モノ」にとっては、相手(モノ含む)を自分の一部分にするという「マウント」になり、逆に、「内包される側の人・モノ」にとっては、相手に包まれるわけですから、個としては自立しておらず、自分だけで独立している部分がゼロになり、「依存」する部分が存在する状態になるわけです。

分かりやすい話が、企業同士のM&Aですよね。あれって、買収された方が、買収した方と同等になることはなかなか難しい。。。

そんな状態を創ろうとしてながら、一人一人が主体的に生きることができるわけがないのでは? と思ってしまう私(-_-;)

(だって、主体的に生きるって結構楽じゃないし ww)


でも、じゃあ、自分だけでない誰かや何かと繋がっていたかったり、いざというときに、誰かや何かと繋がりたいときはどうしたら良いか?

風の時代のキーポイントは、【身軽さ】と【自分と環境の関係理解】でしょうか('ω')

『繋がる』ことは、「依存する」こととは違うので、自分の在り方は自身で決定していくということが前提の話にはなりますが、

【身軽さ】ということでは、今までの地の時代の感覚から行くと、(ある年齢以上の人たちは特に)常に同じ人たちと繋がっている安心感というものに慣れている人もいるとは思いますが、風の時代的には、その時その時の自分の状態で、繋がる人や組織を変えても良い。ということかなと。

もちろん、単純にコロコロと変えていいよということではなくて(変えたい人は変えてok)『風』が象徴する『知性・精神性』の部分を大事にした上で、場合により使い分けたり、縁を繋ぎ変えたりすることで、自分らしさが明確になって、やりたいことや目指すコトに対して動きやすくなる感じがあります。

『風』は動きが出やすいので、敢えて一か所に留まる必要はなく(留まりたい人は留まっても良いですが)、都度変えたり、同時に複数の繋がりをアレンジしていくというのも、流れに乗りやすいかもしれません。

また、【自分と環境の関係理解】ということについては、繋がりたい環境(誰か・何か・組織・社会)の性格や役割・自分との関係性、の本質を理解することで、自分を俯瞰しやすくなり、環境に「依存しない」で、繋がりを保つことができる。ということかなと。

私の印象では、この【自分と環境の関係理解】ができていない人ほど、「依存」する傾向が強く、自分のやるべきことを相手に無意識に押し付けていたり、投影していたり、自分の思うようにならなかったら他責にしたり、、、

逆に、相手がやるべきことを自分が代わりにやってしまって、不全感を補完しようとする人もいたりするのではと思います。

これは、コラム②で書いた自分と相手(環境)との境界線を引く、ということにも通じるところがありますね。

自分と環境の状態・状況をごった煮(つまりは『丸ごと』)で考えないためには、まず、自分と環境との間に境界線を引いてみるということと、その上で環境のディティールを理解し、どういう関係性が適切か?

を考えてみると、誰かや何かを『内包』したり、或いは『内包された』りしないで、繋がっていけるようになり、それが、風の時代の繋がり方かなと思うこの頃です。

来年の今頃はいよいよ、水瓶座に冥王星が移りますので、そうなると、また『風』のギアが上がりそうな気配です(>_<)

#丸ごと #内包 #繋がり方 #風の時代 #冥王星 #地の時代 #星読み



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