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フリーダムな読書会 #本よまナイト @ #COUZT_CAFE

新年2回目の #本よまナイト 行ってきました。

これが前回、FARO CAFEで行われた新年初本よまナイトのレポートです。

本よまナイトとはライター浅田よわ美さんが主催する。経済書でも画集でも漫画でもなんでもかんでもオッケーな自由型読書共有会です。

今回も #block がアレ(復活が前提の一時的な死の状態)らしいのでお外で開催ということで、ひらともやさんのイチオシカフェ、根津のCOUZT CAFEで開催されました。

ネタバレ..というかもう結論的に大正解かつ最高でした。

駅から少し歩いてひっそりとした住宅地の中にある隠れ家的カフェです。谷根千ということでお客さんも東大、藝大をはじめ大学関係者方々がみられるようで、それはつまり博士たちの隠れ家!読書にうってつけの場所ってことです!

前回の FARO COFFEE との違いはロフト感よりもお家感が強めのインテリアです。環境も森林や寺院や墓地のはたのひっそり感を感じます。

とにかくすごくメニューが豊富でした。
冬限定のメニューも豊富です。

私は全粒粉のクリームパスタとローズマリーココアをいただきました。

パスタは季節の野菜、カブと春菊、きのこが使われていました。カブやきのこの甘みやコリコリホクホクした食感と全粒粉パスタのシッカリとした舌触りと風味の対比が絶妙で、見た目のシンプルさからはけっして測ることのできないあっさりではすまされない味とたしかな量を感じる逸品でした。

ローズマリーココアはハーブがアクセント添えられていました。とにかく初めて飲んだ感想は「アツアツ!」です。とにかく不思議なくらいアツアツなのです。クリームとビターなココアがまざりあう優しい口触りなのに、恐ろしいくらいアツアツなので少しずつ口に運ぶカタチになります。そして冷めて飲みやすくなるころにはビターなココアのさっぱりとした飲みくちに変わっています。まるで恋を味わうかのような深い構成に感銘ですね。

シナモンスティックがまるまる1本突き刺さったグリューワインなど、アルコール類も魅力的です。

カフェカルダモンはバナーで炙り火がつく演出ありですごく盛り上がりました。まるで魔法使いのカフェですね。

最終的にこうなります!はじめは角砂糖大の固形物だけだったのに不思議!味はちょっぴり大人の味でした。真冬の夜でもホットな飲み物でいっぱいでした。

今回の読書会は6人あつまりました。

エッセイ集、民族音楽、写真集、ニューヨーク在住記者の日記、さまざまな本が今回も集まりました。

私が読んだのはネットなどで人気な占い師、鏡リュウジさんのタロットの本です。

タロットカードに手を出してはや数ヶ月、人に対して占ってみたり大アルカナに慣れつつあるので小アルカナに触れている本をチョイスしてみました。

内容的には初心者向けではなく、78枚あるカードを一枚一枚の絵の意味や歴史などに触れて解説されていてとてもじゃないけど即席で読んで理解できるものではなくその導入すらもつかめない濃厚な一書でした。

しかし非常にシンプルにまとまっていて装丁もすばらしく、完成度の高い一冊です。いますぐ占えるようになりたいという人や初心者向けではけしてないと思いますが、一冊持っていて暇な時に読んで習得するという感じです。タロットカードを片手に時間をかけてすこしづつ読んでいきたいですね。

また私は堀口英剛の思考と暮らしをシンプルに人生を変えるモノ選びのルールという本も読みました。

この本はすごく読みやすく、1時間程度でざっくりと中身がつかめました。

整理術の本ではなくデザイナー思考を得るための一緒です。あらゆるものを捨てるミニマリストではなく、自分が本当にに大事なものにコストをかけるモノマリストを目指そうという本でした。

私は一時期、曹洞宗の寺院で座禅をしていましたが何も考えず、無の心で40分呼吸に集中するという座禅はかなり苦しいものでした。

何も考えないよりも何かを考えている方が楽だと気が付きました。特に小さい頃から大好きだった鉄道のことを考えること。鉄道路線の配線図を思い浮かべ列車が走行していくところを頭の中でイメージし続けるというのが一番私の中で楽な状態で、その時の方が心も最も安定していました。

おそらく修行の目的とは外れているのかもしれませんが、座禅を通して最も自分が考えていて楽なことを見つけたのです。それが楽しいということ。自分が生きる上において大事なことだと思うのです。

こんなふうに現実の暮らしの中においても使うツールやモノについてしっかり整理することで、生活をモノマリズムすることをすると非常に心身良い状態で生きられるのだろうと思います。そして使うモノやツール、身にまとうモノからそれぞれ周りの人へ自分自身の価値観を発信できるのです。その発信できる価値観はやはり究極的に自分らしいものであるべきなのだということなんだろうなと思います。

さて、読書会 #本よまナイト は毎週開催されています。次回もきっとどこかのカフェで開催の予定です。開催要項はツイッターでその日にいきなり「ここで開催だよー!」とくるのでツイッターからどうぞ。

カフェでのお出かけ #本よまナイト はひと味違う雰囲気がありとてもいいですね。じっくり本を読む時間というよりも、みんなでカフェに行き空間を愉しむみたいな暖かなノリがあります。

入りづらかったカフェ、頼みづらかったメニューも勢いでたのんでみんなで共有する。これってすごく楽しいんですよ。一度のカフェ体験で得られる満足感が全然違います。

読書会でありながら読書することに集中するというより、読書問言う行為を通した様々な体験ができるということがやはり #本よまナイト 魅力だなとしみじみ感じました。

また我々の反応をみて店員さんも張り切ってくれます。本当に感謝ですね。素直に自分の感じたことを言い表すのは本当に大切だなあと思いました。

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