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UberEats配達〜東京エリアの配達員が京都でやってみて感じたエリアの違い

いつも東京エリアで配達している私ですが、趣向を変えて京都で配達に挑戦してみました。そこで感じた京都と東京エリアの違いをリポートしてみたいと思います。

この日の天気

新緑の季節ですが、京都は山は萌木色の木々が目立っていました。

5月中旬天気は曇りでした。この日の気温は最高が23.6℃、配達中の最低気温が18.7℃で夏日とまではいかなくとも暑い日になりました。

この日の朝の天気予報では14時から18時まで雨でしたが、一日を通して降水したのは夕方の一瞬のみで、予報は外れていました。

自転車は現地調達

今回はいつもレンタルサイクルを借りているところでGIANT ESCAPE R3を借りて配達しました。レンタル料は1日1500円です。

アルミフレームで車体重量は10kgほど、本当に片手でヒョイっと持ち上げられるほど軽いです!軽いので踏み込みが楽ですね。ただし、姿勢があまり前傾でないため中速域からのノビがいまいち足らない印象です。惰性で走行するスタイルには向きません。

また路面がところどころ悪いのでサスペンションがついてないこの自転車では振動をもろに受けました。長時間の配達は向かない気がします。

この他ママチャリクラスなら京都では500円程が相場になっています。ママチャリで良い人はこのくらいの金額で探すといいでしょう。ただし直線が長いぶんスピードを出せるので物足りない気持ちになります。

荷物はコインロッカーに

当然ですが泊りがけで来ているので配達バック以外にも他にも荷物があります。持って走るのは非効率的なのでコインロッカーに預けることになります。この費用は300円ほど地味に大きな出費ですが、身軽で動けるのはやはりいいですね。

リクエスト数はそれほど少なくもない

東京と比べてもっとリクエスト数が少ないというイメージでしたがそこそこリクエストがありました。四条河原町のような一大繁華街からその周辺のの高級マンションへの配達を想定していましたが、実際はやや外れの商業施設が集まる区画からその周辺部のマンションへ配達するというケースが目立ちました。

学生の利用も多く、なかなかリッチな生活をしているなと感じました。

配達員はそれなりにいる感じ

意識してみてみると、街中に配達員が意外といます。東京ほどではない印象ですが、原付や自転車ともに配達員をいたるところで見かけます。

ピックアップ店の種類は少な目

東京エリアでは取扱いを始めているチェーン店でも、京都ではまだ始めていない印象でした。マクドナルド、ガスト、ラーメン屋が多い印象です。東京では始めているモスバーガーなどの配達は今回入ってきませんでした。

配達距離が長い

東京よりかなり長い距離をはしらされる印象を受けました。4kmくらいの長い配達も結構飛んできます。ですから直線に強い自転車を選ぶ必要があります。そして原付きの方がオススメのような気がしました。

正直あんまり稼ぎにならない!

一件目配達完了してかなり長い距離を走ったのですが、だいたい600円くらいかな〜?と配達料を確認して驚愕しました。

4km走ってて361円!?

よくよく見てみると基本料金設定が低く東京よりずっと低いところに設定されています。

東京と京都の配達料の比較は下記です。

東京の配達料
ピックアップ料300円
+配達距離150円/km
+受け渡し料170円
+インセンティブ
-Uber手数料35%
京都の配達料
ピックアップ料136円
+配達距離45円/km
+受け渡し料63円
+インセンティブ
-Uber手数料3%

何から何まで低い!

しかし4km走って400円行かないってどうよ?って思いましたがブーストで調整されているようです。しかし数日続けてやらなければブーストがつかないため非効率的なのです。

今回も4時間半ほどやって11件配達完了で3000円程度。時給も700円割りました。ですので旅行がてら稼ごうというのはオススメできません!せいぜい想い出づくりにどうぞという感じです。

直線が多く平坦でスピードを出しやすい

一件あたりの距離が長めのため配達に時間がかかって仕方ないかといえばそうでもないてす。碁盤目上の街のつくりなので直線主体となりかなりスピードが出せます。東京と違い坂もあまりないので長い距離が続いても疲れることはないです。

通りの名前を覚えると便利

交差点名に古来の計画都市京都の独特のルールが見受けられます。例えば千本通りには千本今出川、千本丸太町、千本北大路...などの交差点名が続くのですが、交わっている通りの名前を合体させて表す場合が多いです。

ですので通りの名前を覚えるとどこに向かって走るべきかや、今どの位置にいるのかすぐにわかるようになります。特に東西方向の通りは三条通り、四条通りのように条里制で表す区間があるため覚えやすいです。

とはいえどこも同じような街並みや交差点のため特徴が掴みづらく苦手な人は苦労を強いられそうです。

"上ル""下ル"など住所が独特

例えば四条通りから見て北方にある場合四条上ル、南方向にある場合四条下ルという住所表記が見られます。その後に○○町△△とつづくので長くて戸惑います。しかし意味がわかればとても便利な表記で東京ではよくある、入り口がどちらの通りに面してるか問題が解決されます。

2や4の部屋番号の欠番が多い

フロアで106,号室を探していると101、103、105、106...のように欠番の部屋があるケースによく出くわしました。2は別れる、4は死を意味することから縁起の問題で欠番とするケースは各地で見られますが、京都は顕著な気がします。

ただし二条城や四条通り、賀茂御祖神社の双葉葵など2や4はむしろ京都の核となるところで使われています。単なる縁起の問題にとどまらず、聖域として避けられている可能性を私は感じました。

エレベーターがないアパートが多くてきつい

東京なら2、3階建てのマンションでもエレベーターがあるケースが多いので階段キツイ問題はほぼ発生しないのですが。京都は5階建てであってもエレベーターがないケースが多くて配達は東京より大変と感じました。

田舎はこれがほぼ普通なので東京が特別なのだと思いますが、配達する側にとっては切実な問題なのです。

現金払いが多い

東京では現金払いに出くわしてないのですが、京都では半数くらいが現金払いでした。

現金払いは小銭の不足を心配しましたが実際は小銭が増えすぎて困る方が多そうです。しかし100円10円は多めに持っておいた方がいいと感じました。

タクシーよりもバスや原付きとの競合が多い

東京ではエグいくらいタクシーと道の取り合いをするのですが、京都ではタクシーはそれほど多くなく、代わりに原付きが進路を塞ぐことが多いです。バスも多いのでうまく避けて運転しなければなりません。

河原町付近の四条通りの自転車通行禁止が痛い

四条通が終日軽車両通行止めになっています。目抜き通りなので痛いところです。一つ筋を外して走る必要があります。

カフェやラーメン屋が異常に多い

走っていて思ったのですが、カフェが街の規模に対して異常に多いと感じました。東京に引けを取らない数です。

またラーメン屋もかなり多いです。学生街が多いためなのだとか。その他パン屋なども人口に対しての数が多いとのことで休憩スポットには困らない印象です。

配達したり、観光したりを楽しめる

ただぶらりと旅をするだけというのも魅力ですが面白みにかけるものです。配達を通して働きながら観光というスタイルで京都の街を眺めるとまた違った発見があるのではないでしょうか?

私は配達の合間に松尾大社と大原野神社と上賀茂神社にいきました。

正直なところ配達をするという目的を加えたため無駄な出費や荷物が増えたわけですが、それを差し引いても良い経験ななったと思います。

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